徳島文理大学シラバスシステム

	徳島文理大学	Webシラバスシステム	TOP	戻る
	徳島文理大学短期大学部

【科目名】基礎微生物学(Essential Microbiology)

科目番号	10706	担当教員名	水野　貴之	単位	2単位

科目群	専門	必修・選択	必修	開講期	前期	対象年次	2年

授業概要
微生物学はバイオサイエンス、バイオテクノロジーの重要な学問領域であり、分子生物学や生化学の発展にともない内容が大幅に変化してきている。そこで、本講では微生物学の基礎として重要な微生物の分類、細胞構造、代謝、生理機能などの基礎を学ぶ。生物化学実験Aとも密接に連携をとる。特に、微生物を利用した産業については地元企業でどのように利用されているかを解説する。本授業では各自ノートを作って事前学修や授業、事後学修にノートを活用してください。ノートの作成方法は授業で説明しますが指示に従って作成してください。
到達目標
（1）知識（理解）については以下の①～⑩について修得してください　　①ノートの書き方まとめ方についての知識を習得する。　　②細胞の構造や微生物の分類が説明出来る。　　③エネルギー代謝である解糖系、ＴＣＡ回路について理解する。　　④微生物の増殖速度の求め方を習得することである。　　⑤微生物の遺伝と育種について説明できる。　　⑥微生物の利用について説明でいる。　　⑦食品腐敗や菌の増殖に関する知識を持ち、食中毒を予防できる。　　⑧環境における微生物の活動について知識を持つ。　　⑨感染症に関する知識を持ち感染予防を啓発することができる。　　⑩微生物実験について説明できる。　　　（2）態度（関心・意欲）　　　①微生物学の知識や技術が社会でどのように役立つかを意識し、積極的に情報収集できる。　　　②授業を聞く、あるいは板書するだけではなく、ノートにまとめる事ができる。　(3)　技能（表現）　　　① 教科書を読み内容を異界することができる。　　　② 教科書と教員のコメントを結び付けて考えこれをノートにまとめることができる。　　　（4）思考・判断　　　①教科書、授業で得られた知識、課題や問題点を正しく理解し対応についての判断ができる。

授業計画		授業形態	授業時間外学習
【1】	微生物とは何か？　本授業におけるノートの取り方（作り方）	教科書と配布した資料をつかい授業を行う。授業中に討論も行う	事前学修：教科書第一章を読んでくる。事後学修：授業内で行ったことの復習。
【2】	微生物の種類と特徴　進化系統樹と分類	教科書と配布した資料をつかい授業を行う。時にはプロジェクター等も使用する。	事前学修：教科書第三章を読んでくる。予習課題。事後学修：ノートに情報を書き加える。（復習課題）
【3】	微生物の分類小テスト　　授業後ノート提出微生物細胞の構造と機能① 生物とはなにか？ウイルスと生物の違い　生物誕生から微生物へ	教科書と配布した資料をつかい授業を行う。時にはプロジェクター等も使用する。	事前学修：テスト対策。教科書第四章を読んでくる事後学修：(授業終了後に提出する）
【4】	微生物細胞の構造と機能② 真核生物と原核生物、動物細胞と植物細胞の違い	教科書と配布した資料をつかい授業を行う。時にはプロジェクター等も使用する。	事前学修：教科書第四章を読んでくる事後学修：ノートに情報を書き加える
【5】	微生物の代謝① 同化と異化、エネルギー通貨としてのＡＴＰ　解糖系	教科書と配布した資料をつかい授業を行う。教科書と配布した資料をつかい授業を行う。授業中に討論も行う	事前学修：教科書第五章を読んでくる事後学修：解糖系についてノートにまとめる
【6】	微生物の代謝② 酵素の働きと糖新生およびＴＣＡ回路について	教科書と配布した資料をつかい授業を行う。時にはプロジェクター等も使用する。	事前学修：教科書第五章を読んでくる事後学修：ノートに情報を書き加える
【7】	前半の復習　授業後ノート提出	教科書と配布した資料をつかい授業を行う。時にはプロジェクター等も使用する。	事前学修：前半までの復習事後学修：テストの復習
【8】	微生物増殖①～～栄養源と増殖と代謝産物	教科書と配布した資料をつかい授業を行う。時にはプロジェクター等も使用する。	事前学修：教科書第六章を読んでくる事後学修：ノートに情報を書き加える
【9】	微生物増殖②～～微生物の増殖方法と増殖速度の求め方	教科書と配布した資料をつかい授業を行う。教科書と配布した資料をつかい授業を行う。授業中に討論も行う	事前学修：教科書第六章を読んでくる事後学修：ノートに情報を書き加える
【10】	微生物の遺伝	教科書と配布した資料をつかい授業を行う。時にはプロジェクター等も使用する。	事前学修：教科書第七章を読んでくる事後学修：ノートに情報を書き加える
【11】	微生物の利用①　発酵食品	教科書と配布した資料をつかい授業を行う。時にはプロジェクター等も使用する。	事前学修：教科書第八章8.2までを読んでくる事後学修：ノートに情報を書き加える
【12】	微生物の利用②　物質生産	教科書と配布した資料をつかい授業を行う。時にはプロジェクター等も使用する。	事前学修：教科書第八章を最後までを読んでくる事後学修：ノートに情報を書き加える
【13】	人に利害をもたらす微生物～発酵と腐敗と感染症　①　食品の保存	教科書と配布した資料をつかい授業を行う。時にはプロジェクター等も使用する。	事前学修：教科書第九章を最後までを読んでくる事後学修：ノートに情報を書き加える
【14】	人に利害をもたらす微生物～発酵と腐敗と感染症　②　感染症と予防	教科書と配布した資料をつかい授業を行う。時にはプロジェクター等も使用する。	事前学修：感染症について調べてくる事後学修：ノートに情報を書き加える
【15】	微生物が環境に果たす役割　まとめ	教科書と配布した資料をつかい授業を行う。授業中に討論も行う	事前学修：教科書第十章を最後までを読んでくる事後学修：ノートに情報を書き加える

評価方法
（1）知識（理解）について　（75点）　　①～⑩について　　理解していない（0点）　過去に解いた問題はできる（1～2点）　過去にといた類似の問題はとける（3～4点）　理解して応用的発展的な問題を解ける（5～6点）　説明し、他者に理解させることができる（7～8点）　という評価基準で成績をつけます　　以上は授業中の小テスト、中間テスト、期末のテストを総合して判定します。　（欠席による小テストを受けなかった場合も減点になる可能性があります）　（2）～（4）20点　　ノートを作成する。（予習と復習がなされているか？話した内容を書き取っているか？調べるまとめるという作業はで　　きているか？）を中心として評価します。　　なお欠席・遅刻は一回について2点の減点授業中には集中して記憶するように心がけて、必要に応じて予習、復習を行ってください。　原則的には毎回　授業最初のテスト　あるいは最後のテストを行う（両方の場合もある）授業最初のテストでは　予習、復習を評価し授業最後のテストでは復習や授業中の習得効果を判定します。　また、必要に応じてレポート等の課題を出します。小テスト　（最初のテスト）予習してきたことについて小テストを行います　　　　　　　　　　予習、課題などについて試験をしますが、よくできた場合加点しますが予習をしてきていない場合は　　　　　　　　マイナスとなります。受験しない場合もマイナスする場合があるので遅刻はしないようにしてください
教科書
微生物学　第2版(新バイオテクノロジーテキストシリーズ)
参考図書
バイオイラストレイテッド　七巻　水野貴之著　秀潤社 IFO微生物学概論大嶋泰治編、化学同人

備考
また、必要に応じて適宜ノートをとる必要があるため、専用のノートを準備すること。 B5　他の講義との兼用、ルーズリーフおよびレポート用紙は不可オフィスアワーは月曜５講時、火曜５講時