徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    遺伝子工学（Genetic Engineering）

科目番号10710担当教員名箕田　康一単位2単位
科目群専門必修・選択選択開講期前期 対象年次3年
授業概要
遺伝子組換え技術の基本から、遺伝子組換え生物の作製まで、遺伝子工学に必要な知識を修得し、遺伝子組換え技術の原理を理解することを目指す。この講義は、履修者が教科書をよく読み、十分な予習をしてから講義に臨んでいることを前提としている。時には、講義時間の始めに講義内容に関する小テストを行い、理解度の確認を行う。4回目以降は、各章を学生が分担し、30分程度にまとめて発表する。残りの時間で箕田が補足説明を行う。
到達目標
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　（１）物理的封じ込めレベルと生物的封じ込めレベルを説明できる
　（２）種々の細胞から核酸を抽出する方法を述べることができる
　（３）遺伝子をクローニングする手順を説明することができる
　（４）モノクローナル抗体の作製方法を概説できる
　（５）遺伝子組換え生物の作製方法を説明することができる
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　遺伝子工学の分野で、次々に開発される新しい手法を積極的に理解しようとする態度
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　遺伝子組換え実験を安全に行うことができる。
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　生命倫理を尊重し、安全管理を守った研究計画を立てることができる
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】遺伝子工学を行う上での安全対策遺伝子工学のための安全講習および小テスト（予習）教科書概説（ p18-22）および第18章を読み、ノートに簡潔にまとめる（2時間）
（復習）ノートを参考にもう一度教科書を読み理解できないところに印をつける（1時間）
【2】遺伝子工学の基礎（１）遺伝子の転写と翻訳小テストおよびその解説・グループディスカッション・講義（予習）教科書 第1章〜第3章をノートに簡潔にまとめる（2時間）
（復習）ノートを参考にもう一度教科書を読み理解できないところに印をつける（1時間）
【3】遺伝子工学の基礎（２）遺伝子工学で利用する酵素小テストおよびその解説・グループディスカッション・講義（予習）教科書 第4〜5章をノートに簡潔にまとめる（2時間）
（復習）ノートを参考にもう一度教科書を読み理解できないところに印をつける（1時間）
【4】プラスミド、ファージ、トランスポゾン小テストおよびその解説・グループディスカッション・講義（予習）教科書 第6章をノートに簡潔にまとめる（2時間）
（復習）ノートを参考にもう一度教科書を読み理解できないところに印をつける（1時間）
【5】ベクター小テストおよびその解説・グループディスカッション・講義（予習）教科書 第7章をノートに簡潔にまとめる（2時間）
（復習）ノートを参考にもう一度教科書を読み理解できないところに印をつける（1時間）
【6】DNAクローニング小テストおよびその解説・グループディスカッション・講義（予習）教科書 第8章をノートに簡潔にまとめる（2時間）
（復習）ノートを参考にもう一度教科書を読み理解できないところに印をつける（1時間）
【7】タンパク質産生制御系小テストおよびその解説・グループディスカッション・講義（予習）教科書 第9章をノートに簡潔にまとめる（2時間）
（復習）ノートを参考にもう一度教科書を読み理解できないところに印をつける（1時間）
【8】核酸の取り扱いと検出小テストおよびその解説・グループディスカッション・講義（予習）教科書 第10章をノートに簡潔にまとめる（2時間）
（復習）ノートを参考にもう一度教科書を読み理解できないところに印をつける（1時間）
【9】PCRによるDNAの増幅小テストおよびその解説・グループディスカッション・講義（予習）教科書 第11章をノートに簡潔にまとめる（2時間）
（復習）ノートを参考にもう一度教科書を読み理解できないところに印をつける（1時間）
【10】DNAシークエンシングとゲノム解析小テストおよびその解説・グループディスカッション・講義（予習）教科書 第12章をノートに簡潔にまとめる（2時間）
（復習）ノートを参考にもう一度教科書を読み理解できないところに印をつける（1時間）
【11】遺伝子発現と遺伝子産物の解析小テストおよびその解説・グループディスカッション・講義（予習）教科書 第13章をノートに簡潔にまとめる（2時間）
（復習）ノートを参考にもう一度教科書を読み理解できないところに印をつける（1時間）
【12】エピゲノムとその解析小テストおよびその解説・グループディスカッション・講義（予習）教科書 第14章をノートに簡潔にまとめる（2時間）
（復習）ノートを参考にもう一度教科書を読み理解できないところに印をつける（1時間）
【13】ゲノム工学と関連技術小テストおよびその解説・グループディスカッション・講義（予習）教科書 第15章をノートに簡潔にまとめる（2時間）
（復習）ノートを参考にもう一度教科書を読み理解できないところに印をつける（1時間）
【14】小型核酸による細胞機能の特異的制御小テストおよびその解説・グループディスカッション・講義（予習）教科書 第16章をノートに簡潔にまとめる（2時間）
（復習）ノートを参考にもう一度教科書を読み理解できないところに印をつける（1時間）
【15】医療における遺伝子工学小テストおよびその解説・グループディスカッション・講義（予習）教科書 第17章をノートに簡潔にまとめる（2時間）
（復習）ノートを参考にもう一度教科書を読み理解できないところに印をつける（1時間）
評価方法
毎回の個人での予習レポート（40%）、グループでの発表（50％）、小テスト（10％）で評価する。
小テストは次回の講義時間に、解説を加えることによりフィードバックする。
小テストはグーグルクラスルームを使用する。
筆記試験のフィードバックは、解説をGoogle Class Room にアップする。
教科書
田村隆明 著「基礎から学ぶ遺伝子工学［第3版］」（羊土社） ISBN978-4-7581-2124-8
参考図書
Bruce Albertsら 著　中村桂子ら 監訳「Essential 細胞生物学　第３版（南江堂）」
備考
【オフィスアワー】　月曜日5講時（10号館3604室）
【科目ナンバー】　EBBM350L
【実務経験】　なし
生命科学コース選択者は必修科目、材料科学コース選択者は選択科目です。
この講義の知識を確かなものにするため、生命科学実験Bを受講することを強く求めます。
履修者が十分な予習・復習をしてから講義に臨んでいることを前提にしており、2回目以降の講義では、授業の始めに前回の内容に関する小テストを行う。