徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    バイオマス利用学(Biomass Utilization)

科目番号10718担当教員名水野 貴之単位2単位
科目群専門必修・選択選択開講期前期 対象年次3年
授業概要
この授業では 植物や動物由来の資源を食品とバイオマスの両方の視点から有効に利用するための知識を得ることを目的としている。また、本授業では 以下の能力を身に付けることも目的としている。
  ①課題を発見して、課題について調査する
  ②調査結果をまとめて資料を作る
  ③第三者にわかり易く説明をする
  ④プレゼンテーションの技術、作図等を身につける
  
到達目標
(1)知識(理解)については以下の①~⑥について植物や動物を食品として有効に利用するため、成分や資源としての知識を得、これを利用する方法について理解する。
   ①食料として栽培されている植物や動物について成分や組成について学ぶ。
   ②食品として利用する場合、特定の栄養素の成分を損なわない加工方法について学ぶ。
   ③食品廃棄物をバイオマスとして有効利用する方法について学ぶ。
   ④栄養源を消化吸収しやすい加工方法について学ぶ
   ⑤①~④について、他者に自己の考えを伝え、議論することによって利用方法について検討する。
   ⑥班単位で調べ、議論した内容をプレゼンテーションにって紹介する。
(2)態度(関心・意欲)
   ①食品やバイオマスについて知識や技術が社会でどのように役立つかを意識し、積極的に情報収集できる。
   ②授業を聞く、あるいは板書するだけではなく、ノートにまとめる事ができる。
(3) 技能(表現)
   ① 教科書を読み内容を異界することができる。
   ② 教科書と教員のコメントを結び付けて考えこれをノートにまとめることができる。
   
(4)思考・判断
   ①教科書、授業で得られた知識、課題や問題点を正しく理解し対応についての判断ができる。
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】バイオマスとは何か
生態系について考える
学生が積極的に話し合う形で各自が持つイメージや思いについて話し合う 教科書第1章について予習する
【2】第1章 人間と食品 (1)基礎的な知識をつける講義 と 質疑応答講義の復習を行い課題について調べる
【3】第1章 人間と食品 (2)応用法と実用化について講義、およびレポート課題を用いてグループ議論を行うレポートの作成(提出は次回授業の前日正午まで)
教科書第2章について予習する
【4】第2章 食品の一次機能(食品成分の化学) (1)基礎的な知識をつける講義 と 質疑応答講義の復習を行い課題について調べる
【5】第2章 食品の一次機能(食品成分の化学) (2)応用法と実用化について講義、およびレポート課題を用いてグループ議論を行うレポートの作成(提出は次回授業の前日正午まで)
教科書第3章について予習する
【6】第3章 食品の二次機能(嗜好成分の化学) (1)基礎的な知識をつける講義 と 質疑応答講義の復習を行い課題について調べる
【7】第3章 食品の二次機能(嗜好成分の化学) (2)応用法と実用化について講義、およびレポート課題を用いてグループ議論を行うレポートの作成(提出は次回授業の前日正午まで)
教科書第4章について予習する
【8】第4章 食品の三次機能(食品の健康機能性) (1)基礎的な知識をつける講義 と 質疑応答講義の復習を行い課題について調べる
【9】第4章 食品の三次機能(食品の健康機能性) (2)応用法と実用化について講義、およびレポート課題を用いてグループ議論を行うレポートの作成(提出は次回授業の前日正午まで)
事前準備は指示に従う
提出は(次回授業の前日正午まで)
【10】海と山の関係、里山、農業とバイオマス (1)基礎的な知識をつける講義 と 質疑応答 グループにわかれて討論講義の復習を行い課題について調べる
【11】海と山の関係、里山、農業とバイオマス  (2)応用法と実用化について講義、およびレポート課題を用いてグループ議論を行う講義の復習を行い課題について調べる
教科書 第5章を予習
【12】第5章 食品成分の変化教科書、パワーポイントを用いた講義およびディスカッション講義の復習を行い課題について調べる
教科書 第6章を予習
【13】第6章 食品の物性教科書、パワーポイントを用いた講義およびディスカッション講義の復習を行い課題について調べる
教科書 第7章を予習
【14】第7章 食品の表示と規格基準教科書、パワーポイントを用いた講義 各自発表テーマの作成他者の意見を聞き自分の意見と異なる点、相容れない点、融合した意見などをまとめて レポートとして提出(小レポート)
提出は(次回授業の前日正午まで)
【15】学生による発表各自五分程度の発表とディスカッションを行う(A41枚の資料) 
評価方法
評価方法は
 試験点60点 レポート15点  班での発表 15点 
 授業中の発言やコメントにいて加点などを行う(10点)

また欠席遅刻は(1回について -2~-5点となります)
教科書
食品学Ⅰ 羊土社 
参考図書
食品学Ⅱ 羊土社 
東大生が書いた議論する力を鍛えるディスカッションノート 
備考
クラスコード xdi4tcr

期の途中で点数を公表する場合がある
 フィールドワークを含む授業外の作業が多くなることを理解して受講する事
 
 アクティブラーニングの形態を取る
【実務経験】1998~2000 山之内製薬(現アステラス製薬)同年東京医科歯科大学非常勤講師 創薬とインフォマティックす。微生物の網羅的解析と有効利用についての研究
      2001~2004 産業技術総合研究所 バイオ生産や発酵に関する微生物の役割(解糖系など)についての研究 
 
オフィスアワーは月曜5講時、火曜5講時