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	徳島文理大学短期大学部

【科目名】分子生物学(Molecular Biology)

科目番号	10733	担当教員名	水野　貴之	単位	2単位

科目群	専門	必修・選択	選択	開講期	後期	対象年次	2年

授業概要
分子生物学（Molecular biology）とは、生命現象を分子を使って説明（理解）すること目的とする学問です。本授業では遺伝情報を担うDNAおよびRNAの基本的な構造、および　セントラルドグマや、タンパク質、タンパク質修飾など細胞で重要な働きを持つ酵素活性の基礎を学ぶ。内容については教科書に書いている事を自ら理解した上で授業に臨み発展的な内容を学修する。予習、復習、グループ活動、レポートなどが成績評価に関わってきます。各自ノートを作って事前学修や授業、事後学修にノートを活用してください。期末試験についてノート持ち込み可とするかどうかは授業の中で話し合って決めます。
到達目標
（1）知識（理解）については以下の①～⑤について修得してください　　　①　DNAとRNAの構造上、生物学上の違いや役割について　　　②　セントラルドグマ（転写、複製、翻訳など）の概要について　　　③　遺伝子の構造と役割について　　　④　遺伝子のＤＮＡ配列とタンパク質のアミノ酸配列について　　　⑤　ＤＮＡ変異の種類と変異によって与える影響について　　　⑥　分子生物学と産業や生活との関わりについて　　　（2）態度（関心・意欲）　　　①分子生物学の知識や技術が社会でどのように役立つかを意識し、積極的に情報収集できる。　　　②課題や問題をみつけグループ単位ディスカッションするとことができる。　　　③授業を聞く、あるいは板書するだけではなく、意欲的に授業中に発言や意思表示ができる。　(3)　技能（表現）　　　① 教科書を読み内容を理解することができる。　　　② 教科書と教員のコメントを結び付けて考えこれをノートにまとめることができる。　　　③ 修得した知識や技術を筆記試験、レポート、グループディスカッションで分かりやすく表現することができる。　　　（4）思考・判断　　　①教科書、授業、グループディスカッションで得られた知識、課題や問題点を正しく理解し対応についての判断ができる。

授業計画		授業形態	授業時間外学習
【1】	分子生物学とは何か授業の進め方について　ＤＮＡとRNAの構造とセントラルドグマ	教科書、プロジェクターを使った講義	事前学修：教科書第一章を読んでくる。事後学修：授業内で行ったことの復習。予習プリント
【2】	情報高分子①　遺伝子とはなにか？ＤＮＡとＲＮＡ	教科書およびDVDをつかった講義	事前学修：第二章2-4まで読んでくる。事後学修：ＤＮＡとＲＮＡについてまとめる
【3】	情報高分子②　アミノ酸とタンパク質	教科書およびDVDをつかった講義	事前学修：第二章最後まで読んでくる。事後学修：タンパク質の種類と役割について調べる
【4】	ゲノム①　染色体構造とゲノム構造	小テスト教科書をつかった講義	事前学修：第三章最後まで読んでくる。事後学修：染色体構造とゲノム構造についてまとめる
【5】	ゲノム②　ゲノムの機能、反復配列、細胞小器官のゲノム	小テスト教科書をつかった講義	事前学修：第三章最後まで読んでくる。事後学修：授業内で行ったことの復習。
【6】	DNAの複製　半保存的複製　複製機構	教科書とプロジェクターをつかった講義	事前学修：第四章最後まで読んでくる。事後学修：授業内で行ったことの復習。
【7】	前半の復習	教科書とプロジェクターをつかった講義	事前学修：前半までの復習事後学修：テストの復習
【8】	転写と転写後プロセシング①　機構について	教科書とプロジェクターをつかった講義	事前学修：第五章最後まで読んでくる。事後学修：授業内で行ったことの復習
【9】	転写と転写後プロセシング②　役割について	小テスト、教科書とプロジェクターをつかった講義	事前学修：第五章最後まで読んでくる。事後学修：授業内で行ったことの復習
【10】	翻訳①　基本的な構成因子の学習	教科書とプロジェクターをつかった講義	事前学修：第六章最後まで読んでくる。事後学修：授業内で行ったことの復習
【11】	翻訳②　複製メカニズムの学習	教科書とプロジェクターをつかった講義	事前学修：第六章最後まで読んでくる。事後学修：授業内で行ったことの復習
【12】	変化するDNA　①　変異の効果について	教科書とプロジェクターをつかった講義	事前学修：第七章最後まで読んでくる。事後学修：授業内で行ったことの復習
【13】	変化するDNA　②　変異と修正　進化について	教科書とプロジェクターをつかった講義	事前学修：第七章最後まで読んでくる。事後学修：授業内で行ったことの復習
【14】	高等生物の分子生物学	教科書とプロジェクターをつかった講義	事前学修：第八章最後まで読んでくる。事後学修：授業内で行ったことの復習
【15】	復習　演習　テスト対策	教科書とプロジェクターをつかった講義

評価方法
（1）知識（理解）について　（75点）　　①～⑤について　　理解していない（0点）　過去に解いた問題はできる（1～3点）　過去にといた類似の問題はとける（4～6点）　理解して応用的発展的な問題を解ける（7～10点）　説明し、他者に理解させることができる（11～15点）　という評価基準で成績をつけます　　以上は授業中の小テスト、中間テスト、期末のテストを総合して判定します。　（欠席による小テストを受けなかった場合も減点になる可能性があります）　（2）～（4）25点　　レポートや授業中の質疑、演習、グループディスカッションなどを通して判定します　　なお欠席・遅刻は一回について2点の減点授業中には集中して記憶するように心がけて、必要に応じて予習、復習を行ってください。　原則的には毎回　授業最初のテスト　あるいは最後のテストを行う（両方の場合もある）授業最初のテストでは　予習、復習を評価し授業最後のテストでは復習や授業中の習得効果を判定します。　また、必要に応じてレポート等の課題を出します。小テスト　（最初のテスト）予習してきたことについて小テストを行います　　　　　　　　　　予習、課題などについて試験をしますが、よくできた場合加点しますが予習をしてきていない場合は　　　　　　　　マイナスとなります。受験しない場合もマイナスする場合があるので遅刻はしないようにしてください
教科書
基礎講義分子生物学（必ず購入してください）分子生物学　第2版(新バイオテクノロジーテキストシリーズ)　できれば購入してください
参考図書
バイオイラスト実験イラストレイテッド　７巻　秀潤社　　Essential 細胞生物学　Bruce Albertsら著　中村桂子ら監訳　南江堂

備考

クラスルームにかならず登録してください　クラスコード　vu5pdsq
小テスト　レポートの提出状況、中間テストによっては期末のテストを受けられない場合があります
実務経験】1998～2000　山之内製薬（現アステラス製薬）同年東京医科歯科大学非常勤講師　創薬とインフォマティックす。微生物の網羅的解析と有効利用についての研究
　　　　　　2001～2004　産業技術総合研究所　バイオ生産や発酵に関する微生物の役割（解糖系など）についての研究　
　
オフィスアワーは月曜５講時、火曜５講時