徳島文理大学シラバスシステム

	徳島文理大学	Webシラバスシステム	TOP	戻る
	徳島文理大学短期大学部

【科目名】遺伝子工学（Genetic Engineering）

科目番号	10856	担当教員名	箕田　康一	単位	2単位

科目群	専門	必修・選択	必修	開講期	前期	対象年次	3年

授業概要
遺伝子組換え技術の基本から、遺伝子組換え生物の作製まで、遺伝子工学に必要な知識を修得し、遺伝子組換え技術の原理を理解することを目指す。この講義は、履修者が教科書をよく読み、十分な予習をしてから講義に臨んでいることを前提としている。講義時間の始めに前回の講義内容に関する小テストを行い、その後で答え合わせと解説を行う。4回目以降は、各章を学生が分担し、30分程度にまとめて発表する。残りの時間で箕田が補足説明を行う。
到達目標
①知識（理解）　（１）物理的封じ込めレベルと生物的封じ込めレベルを説明できる　（２）種々の細胞から核酸を抽出する方法を述べることができる　（３）遺伝子をクローニングする手順を説明することができる　（４）モノクローナル抗体の作製方法を概説できる　（５）遺伝子組換え生物の作製方法を説明することができる ②態度　遺伝子工学の分野で、次々に開発される新しい手法を積極的に理解しようとする態度 ③技能　中級バイオ技術者認定試験の「遺伝子工学」の問題を8割以上解ける ④思考・判断　生命倫理を尊重し、安全管理を守った研究計画を立てることができる

授業計画		授業形態	授業時間外学習
【1】	遺伝子工学を行う上での安全対策	講義	（予習）教科書概説（ p16-20）および第16章（ p247-256）熟読（復習）講義内容を専用のノートにまとめる
【2】	遺伝子工学の基礎（１）生物・ウイルス・DNA	小テストおよびその解説・講義	（予習）教科書第1章および第2章熟読（復習）講義内容を専用のノートにまとめる
【3】	遺伝子工学の基礎（２）遺伝子の発現	小テストおよびその解説・講義	（予習）教科書第3章熟読（復習）講義内容を専用のノートにまとめる
【4】	制限酵素・DNAメチラーゼ・DNAリガーゼ	小テストおよびその解説・学生発表・講義	（予習）教科書第4章熟読（復習）講義内容を専用のノートにまとめる
【5】	核酸の合成、分解、修飾酵素	小テストおよびその解説・学生発表・講義	（予習）教科書第5章熟読（復習）講義内容を専用のノートにまとめる
【6】	プラスミド、ファージ、トランスポゾン	小テストおよびその解説・学生発表・講義	（予習）教科書第6章熟読（復習）講義内容を専用のノートにまとめる
【7】	ベクター	小テストおよびその解説・学生発表・講義	（予習）教科書第7章熟読（復習）講義内容を専用のノートにまとめる
【8】	タンパク質産生制御系	小テストおよびその解説・学生発表・講義	（予習）教科書第8章熟読（復習）講義内容を専用のノートにまとめる
【9】	組換えDNAの作製と細胞への導入	小テストおよびその解説・学生発表・講義	（予習）教科書第9章熟読（復習）講義内容を専用のノートにまとめる
【10】	DNAクローニング	小テストおよびその解説・学生発表・講義	（予習）教科書第10章熟読（復習）講義内容を専用のノートにまとめる
【11】	核酸の取り扱いと分離	小テストおよびその解説・学生発表・講義	（予習）教科書第11章熟読（復習）講義内容を専用のノートにまとめる
【12】	塩基配列の検出と解読	小テストおよびその解説・学生発表・講義	（予習）教科書第12章熟読（復習）講義内容を専用のノートにまとめる
【13】	PCRによるDNAの増幅	小テストおよびその解説・学生発表・講義	（予習）教科書第13章熟読（復習）講義内容を専用のノートにまとめる
【14】	遺伝子発現と遺伝子産物の解析	小テストおよびその解説・学生発表・講義	（予習）教科書第14章熟読（復習）講義内容を専用のノートにまとめる
【15】	遺伝子工学技術の応用	小テストおよびその解説・学生発表・講義	（予習）教科書第15章熟読（復習）講義内容を専用のノートにまとめる

評価方法
定期試験（70％）、小テスト（20％）、ノート（10％）で評価する。
教科書
田村隆明著「基礎から学ぶ遺伝子工学［第2版］」（羊土社） ISBN978-4-7581-2083-8
参考図書
Bruce Albertsら著　中村桂子ら監訳「Essential 細胞生物学　第３版（南江堂）」

備考

【クラスコード】zzowz24
【オフィスアワー】月曜日5講時（10号館3604室）
【実務経験】なし
生命科学コース選択者は必修科目、材料科学コース選択者は選択科目です。
この講義の知識を確かなものにするため、生命科学実験Bを受講することを強く求めます。
履修者が十分な予習・復習をしてから講義に臨んでいることを前提にしており、2回目以降の講義では、授業の始めに前回の内容に関する小テストを行う。