徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    基礎分析化学 (Essential Analytical Chemistry)

科目番号10876担当教員名文谷　政憲単位2単位
科目群専門必修・選択必修開講期後期 対象年次2年
授業概要
分析化学は現代社会の多様な場面（環境調査，臨床検査，科学鑑定、品質保証，新規材料開発など）で重要な役割を果す化学の一分野である．本講義では，分析化学のうち水溶液の化学平衡に基づく容量分析を中心に解説し，機器分析法の概略も紹介する．
到達目標
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（１）定量分析に必要な濃度計算ができる.
（２）化学平衡を用いてpHと酸塩基化学種の濃度との関係を説明できる.
��態度（関心･意欲）
　本講義の内容を実験科目「基礎科学実験A・B」「材料科学実験A」における測定や解析に役立てる．
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　基礎科学実験A・Bで行った各種滴定法の原理を説明できる．
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　有効数字や数式を適切に取り扱うことができる.
　
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】第1章　序論講義，演習（予習）教科書の1−4ページ（1時間半）
（復習）課題提出（1時間半）
【2】第2章　化学平衡講義，演習（予習）教科書の5-16ページ（1時間半）
（復習）課題提出（1時間半）
【3】第3章　酸塩基反応と酸塩基滴定（１）
基礎科学実験での酸塩基滴定の復習
　3.1　ブレンステッドの酸塩基反応と水の役割
　3.2　酸解離定数・プロトン付加定数・塩基解離定数		講義，演習（予習）教科書の17-21ページ（1時間半）
（復習）課題提出（1時間半）
【4】第3章　酸塩基反応と酸塩基滴定（２）
　3.3　一塩基酸あるいは一酸塩基だけを含む溶液
講義，演習（予習）教科書の22-27ページ（1時間半）
（復習）課題提出（1時間半）
【5】第3章　酸塩基反応と酸塩基滴定（３）
　3.4　一塩基酸と強塩基の混合溶液
　3.5　多塩基酸と強塩基の混合溶液		講義，演習（予習）教科書の28-39ページ（1時間半）
（復習）課題提出（1時間半）
【6】第3章　酸塩基反応と酸塩基滴定（４）
　3.6　pH緩衝液
　3.7　酸塩基滴定
　		講義，演習（予習）教科書の39-44ページ（1時間半）
（復習）課題提出（1時間半）
【7】第4章　錯形成反応とキレート滴定
基礎科学実験でのキレート滴定の復習
4.1 ルイスの酸塩基反応と錯体の生成定数
　4.2 錯形成平衡		講義，演習（予習）教科書の45-56ページ（1時間半）
（復習）課題提出（1時間半）
【8】第4章　錯形成平衡
　4.3 キレート滴定

　　　		講義，演習（予習）教科書の56-67ページ（1時間半）
（復習）課題提出（1時間半）
【9】第5章　沈殿生成反応と重量分析・沈殿滴定
　5.1 沈殿生成反応と溶解度積
　5.2　沈殿生成平衡		講義，演習（予習）教科書の68-77ページ（1時間半）
（復習）課題提出（1時間半）
【10】第5章　沈殿生成反応と重量分析・沈殿滴定
　5.3　重量分析
　5.4　沈殿滴定		講義，演習（予習）教科書の77-84ページ（1時間半）
（復習）課題提出（1時間半）
【11】第6章　酸化還元反応と酸化還元滴定講義，演習（予習）教科書の85-96ページ（1時間半）
（復習）課題提出（1時間半）
【12】第6章までの復習講義，演習（予習）教科書の96-109ページ（1時間半）
（復習）課題提出（1時間半）
【13】第7章　溶媒抽出平衡と溶媒抽出法
　		講義，演習（予習）教科書の110-128ページ（1時間半）
（復習）課題提出（1時間半）
【14】第8章　イオン交換平衡とイオン交換法機器講義，演習（予習）教科書の129-139ページ（1時間半）
（復習）課題提出（1時間半）
【15】第9章　分析に用いる器具・試薬とpH
第10章 分析値の取り扱い		講義，演習（予習）教科書の140-184ページのうちの指定した箇所（1時間半）
（復習）課題提出（1時間半）
評価方法
提出物（30％），定期試験（70％）
教科書
・分析化学　湯地昭夫・日置昭治　著　講談社
　ISBN978-4-06-156808-2 本体2,600円 + 税

適宜，資料を配布する．
参考図書
・《基礎固め》化学（第2版）　　小島一光　著　化学同人　　
　　ISBN978-4-7598-1537-5　本体1,900円＋税
・三訂版　視覚でとらえるフォトサイエンス化学図録　数研出版編集部 編　数研出版
　　ISBN978-4-410-27386-5　本体 1,100円＋税
・改訂版　リード Light ノート 化学　数研出版編集部 編　数研出版
　　ISBN978-4-410-27153-3 本体840円+税
備考
授業では計算機を持参してください．
教科書が難しいと感じる人は，1年次の化学A, 化学B，基礎化学概論で使用した教科書や「ベーシックウイング」の活用をお勧めします．
基礎科学実験A・B，生命科学実験Aで作成したレポートや資料も参考にしましょう．

オフィスアワー:月曜5講時　18号館 6階 3635室
　　　　　　　 これ以外の時間でも在室時は可能な限り対応します．