徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    基礎物理化学(Fundamental Physical Chemistry)

科目番号10941担当教員名梶山 博司単位2単位
科目群専門必修・選択選択開講期後期 対象年次2年
授業概要
熱力学を主体に理解し、物質の状態、、熱力学の法則、化学平衡について学修する。演習問題を数多く解くことで確実に理解できるようにする。
到達目標
1.知識:物質の状態、相変化、相平衡について法則に基づいて定量的に理解できる。
2.態度:物質の状態について関心をもち、化学的に記述できるように、熱力学、相平衡論についての積極的に学修する。
3.技能:物質の状態、相変化について法則に基づいて議論できる。
4.思考•判断:物質の相変化に関する法則、理論をよく習得し、物理化学的な思考ができるようになる。
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】講義概要説明講義 
【2】【量子論の基礎】量子論の誕生:
・プランクの量子仮説
講義、演習教科書の該当箇所を熟読する.
【3】【量子論の基礎】量子論の誕生:
・光電効果と光の波動性・粒子性
講義、演習理想気体に関する問題演習,レポート作成
【4】【量子論の基礎】量子論の誕生:
・ド・ブロイ波と物質の波動性、ボーアの原子モデル
講義、演習教科書の該当箇所を熟読する.
【5】【量子論の基礎】不確定性原理と波動関数
・不確定性原理・波動関数と存在確率
講義、演習熱力学第1法則に関する演習問題,レポート作成
【6】【量子論の基礎】不確定性原理と波動関数
・波動関数の規格化・えねるぎーの値と固有値方程式
講義、演習教科書の該当箇所を熟読する.
【7】【量子論の基礎】シュレジンガー方程式
・波動関数の基本形・ハミルトン演算子・時間を含まないシュレジンガー方程式
講義、演習教科書の該当箇所を熟読する.
【8】【量子モデル】箱の中の粒子
・一次元箱の中のシュレジンガー方程式
講義、演習熱力学第2法則に関する演習問題,レポート作成
【9】【量子モデル】箱の中の粒子
・とびとびのエネルギー準位と波動関数の直交性
講義、演習教科書の該当箇所を熟読する.
【10】【量子モデル】箱の中の粒子
・存在確率の空間分布・ゼロ点エネルギー
講義、演習教科書の該当箇所を熟読する.
【11】【量子モデル】箱の中の粒子
・調和振動子のシュレジンガー方程式・調和振動子の固有関数
講義、演習教科書の該当箇所を熟読する.
【12】【量子モデル】角運動量
・角運動量の大きさと軸方向成分の固有値
講義、演習教科書の該当箇所を熟読する.
【13】【原子の電子構造】水素原子
・水素原子のシュレジンガー方程式・水素原子のエネルギー準位
講義、演習教科書の該当箇所を熟読する.
【14】【原子の電子構造】原子の波動関数
・s軌道
講義、演習教科書の該当箇所を熟読する.
【15】【原子の電子構造】原子の波動関数
・p軌道、d軌道
講義、演習教科書の該当箇所を熟読する.
評価方法
筆記試験50%、レポート50%
教科書
「現代物理化学」 化学同人
参考図書
備考
オフィスアワー:月曜日4、5講時@梶山研究室(18号館4階3432室)
実務経験:1982年〜2001年まで企業(日立製作所)で、2001年〜2012年まで大学(広島大学、東京大学)において、有機・無機材料の合成、物性解析に関する研究に従事。
クラス コード ylxcgd2