![]() |
徳島文理大学 | Webシラバスシステム |
TOP | 戻る |
徳島文理大学短期大学部 |
科目番号 | 11129 | 担当教員名 | 瀬尾 文隆 | 単位 | 1単位 |
---|
科目群 | 専門 | 必修・選択 | 選択 | 開講期 | 前期 | 対象年次 | 4年 |
---|
授業概要 |
---|
機械を分解してそのしくみを理解する.また三次元的な形状を持つ機械と部品をスケッチすることを通して,技術者のコミュニケーションツールである二次元機械図面の読み方・書き方を学び,習得する. |
到達目標 |
①知識(理解):機械の仕組みを知り,JISに基づく機械製図の基本的な製図規則を身につける. ②態度(関心・意欲):実習を通して機械の構造への関心を深める. ③技能(表現):簡単な機械部品の製図ができる. ④思考・判断:簡単な三次元的な形状を二次元機械図面に落とし込めるようになる.さらに簡単な二次元機械図面から三次元的な形状を想起できるようになる. ・技術者の流儀である,「図で考える」,「図で意志疎通する」という習慣をぜひ身に着けて欲しい. |
授業計画 | 授業形態 | 授業時間外学習 | |
---|---|---|---|
【1】 | 大学での学びについて、 安全:労働災害の事例紹介、安全とは、ハインリッヒの法則,ヒヤリハットの体験紹介 | 一斉講義と実習 | (復習)ノートを読み返すこと(30min) |
【2】 | 安全:安全の定義、不安全状態と不安全行動、リスクと便益、リスクアセスメント、危険予知訓練 | 一斉講義と演習 | (復習)ノートを読み返すこと(30min) |
【3】 | はじめに、スケッチ・測定:たわみ軸継手のノギス、マイクロメータなどの測定器による測定 | 一斉講義と演習 | (復習)測定器の解説書を見直し、正しい測定法を理解しておく。スケッチ図を完成させる。(40min) |
【4】 | 機械要素の種類:ねじ、締結用部品、密封装置、ベアリング、歯車等 | 一斉講義 | (予習)教科書第6章のpp. 63 ~ 80の機械要素について調べておく。 (復習)機械要素の種類とそれぞれの略画法を理解する。(40min) |
【5】 | 簡単な製図:製図とは、ドラフタの使い方(直線の描き方、円弧と曲線の書き方)、画法の練習 | 一斉講義と実習 | (予習)教科書第2章のpp.8 ~ 9の線の種類および用途について調べておく。 (復習)ドラフタの使用法及び各種線の用法を理解する.(40min) |
【6】 | 簡単な製図:第三角法による投影図の書き方 | 一斉講義と実習 | (予習)教科書第3章のpp.17 ~19・pp.34~35の投影法およびpp.38を熟読しておく。 (復習)用器画法や等角図から投影図に置き換える方法を理解する。(40min) |
【7】 | 簡単な製図:投影図、等角図、断面図の書き方 | 一斉講義と実習 | (予習)教科書第4章pp.39 ~50を熟読する. (復習)教科書とノートを読み返し,「寸法記入法」を理解する.(50min) |
【8】 | 簡単な製図:寸法記入の仕方 | 一斉講義と実習 | (予習)教科書pp.52 ~62の寸法記入法について調べておく. (復習)寸法記入法の課題を完成させる。(50min) |
【9】 | 簡単な製図:略画法による埋め込みボルトの作図 | 一斉講義と実習 | (予習)教科書第6章のpp.63~66の六角ボルト・ナットの略画法を熟読しておく。 (復習)埋め込みボルトの作図を完成させる。(50min) |
【10】 | ギヤポンプの分解・組立:ギヤポンプを分解と各部の寸法測定及びスケッチ | 一斉講義と実習 | (予習)GC-13のギアポンプのしくみや部品の種類などを調べておく。 (復習)ギヤポンプを分解し各部品の寸法測定を行い図面に寸法記入しておく(50min) |
【11】 | ギヤポンプの分解・組立:スケッチ図の書き方とギヤポンプを組立 | 一斉講義と実習 | (予習)ギアポンプの組立図の資料を熟読しておくこと。 (復習)ギヤポンプを再組立し、スケッチ図を完成させる。(50min) |
【12】 | ギヤポンプの組立図:表題欄、部品欄、輪郭線を書く | 一斉講義と実習 | (予習)教科書pp.12 ~14の図面の書き方を熟読しておく。 (復習)GC-13のギヤポンプの組立図の表題欄、部品欄、輪郭線を書く。(50min) |
【13】 | ギヤポンプの組立図:正面図の基準線及び中心線・部品の外形線・かくれ線の書き方 | 一斉講義と実習 | (復習)正面図の基準線及び中心線・部品の外形線・かくれ線を完成させる。(30min) |
【14】 | ギヤポンプの組立図:側面図の基準線及び中心線・部品の外形線・かくれ線の書き方 | 一斉講義と実習 | (復習)側面図の基準線及び中心線・部品の外形線・かくれ線を完成させる。(30min) |
【15】 | ギヤポンプの組立図:寸法記入、文字記入の仕方 | 一斉講義と実習 | (予習)教科書pp.52 ~62及びpp.10 ~11の寸法記入及び文字の記入法について熟読する. (復習)ギヤポンプの組立図を完成させ、検図を受け提出する。(50min) |
評価方法 |
---|
製図実習成果として50%および期末試験結果として50%で評価する。 4観点 知識(理解)、態度(関心・意欲)、技能(表現)、思考・判断を評価する. 定期試験の解答はGoogle classroomに掲示する。 |
教科書 |
大西清,基礎製図(第6版),オーム社,2310円 |
参考図書 |
大西,JISにもとづく機械設計製図便覧(第12版),オーム社,2015 向殿,入門テキスト安全学,東洋経済新報社,2016 |
備考 |
---|
実技があるため、原則として欠席は認めない. 授業計画の1項目につき2コマ連続して授業を行う. この科目は樋口(1,2回)・瀬尾(1回,3~15回)の2名で担当する. 【科目ナンバー】ECDG100P オフィスオワー:水曜14:45-16:15(瀬尾:実習工場教員室) 実務経験 瀬尾:昭和61年~令和4年 香川県公立高等学校教員 樋口:1985~2013 三菱電機 先端技術総合研究所他にて産業用ロボット,メカトロニクス機器の開発に従事 |