徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    経済学Ａ（Economics Ａ）

科目番号11252担当教員名中筋　政人単位2単位
科目群一般必修・選択選択開講期前期 対象年次2年
授業概要
2002年にダニエル・カーネマン氏がノーベル経済学賞を受賞して以来、行動経済学が注目されるようになった。行動経済学は、通常の経済学が前提としている「人間は合理的に行動する」という仮定そのものを否定し、人間の行動の非合理性に着目した経済学である。本講義では、マーケティングや商品企画など様々な分野で活用されている行動経済学を学ぶことで、日常生活や将来のビジネスに活かせる知識や考え方を習得する。
到達目標
�｜亮院瞥�解）：古典的経済学との比較において、行動経済学の基礎的な理論や考え方を理解する。
��態度（関心・意欲）：日常の経済活動や経済事象を、行動経済学の視点から捉えようとする。
�５伺宗壁集宗法Ц電掬�経済学では説明できない経済活動を、行動経済学の視点から論理的に説明できる。
�せ弭諭θ獣如Ч堝扱从儚悗燃悗鵑醒亮韻魍萢僂靴董△茲蠅茲ち�択と行動ができる。
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】ガイダンス講義今回の復習と次回の予習（教科書11-25頁）
【2】経済学の中のココロ(1) 合理的なホモエコノミカスと行動主義講義今回の復習と次回の予習（教科書25-38頁）
【3】経済学の中のココロ(2) 行動経済学の誕生講義今回の復習と次回の予習（教科書39-56頁）
【4】踊る行動経済学(1) リスクの下の行動経済学講義今回の復習と次回の予習（教科書57-67頁）
【5】踊る行動経済学(2) 時間の上の行動経済学講義今回の復習と次回の予習（教科書69-86頁）
【6】モラルサイエンスの系譜(1) 経済学とモラルサイエンス講義今回の復習と次回の予習（教科書87-100頁）
【7】モラルサイエンスの系譜(2) 経済学の制度化と経済倫理学講義今回の復習と次回の予習（教科書101-115頁）
【8】利他性の経済学(1) 利他性と内的動機講義今回の復習と次回の予習（教科書115-120頁）
【9】利他性の経済学(2) 利他性の根源に迫る講義今回の復習と次回の予習（教科書121-136頁）
【10】不確実性と想定外の経済学(1) 論理的確率と主観的確率講義今回の復習と次回の予習（教科書136-146頁）
【11】不確実性と想定外の経済学(2) 想定外のリスク講義今回の復習と次回の予習（教科書147-160頁）
【12】進化と神経の経済学(1) 進化論と行動経済学講義今回の復習と次回の予習（教科書161-168頁）
【13】進化と神経の経済学(2) ニューロエコノミクス講義今回の復習と次回の予習（教科書169-184頁）
【14】行動変容とナッジの経済学(1) 現状維持バイアスとナッジ講義今回の復習と次回の予習（教科書185-196頁）
【15】行動変容とナッジの経済学(2) ココロの経済学の向こうに講義今回の復習
評価方法
筆記試験（60％）、小テスト・レポート・発表（30％）、授業態度・平常点（10％）
教科書
依田高典「ココロの経済学」（ちくま新書）　2016年
参考図書
リチャード・セイラー、キャス・サンスティーン2009年.『実践行動経済学　健康、富、幸福への聡明な選択』日本ＢＰ社
ダニエル・カーネマン2014.『ファスト＆スロー　あなたの意思はどのように決まるか？（上）（下）』早川書房
多田洋介2014年.『行動経済学入門』日本経済新聞出版社
真壁昭夫2018年.『行動経済学見るだけノート』宝島社
その他、参考文献については講義内において適宜紹介または資料配布をします。
備考
・日頃から新聞やテレビなどで経済に関する報道に着目し、自らの意見を持つようにしてください。
・講義の中でグループワークによる意見交換や発表を求めることがあります。
・オフィスアワー：10号館１Ｆ保健福祉学部事務室　金曜日５講時
・実務経験：昭和55年〜平成30年　香川県公立高等学校教員