徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    基礎分析化学 (Essential Analytical Chemistry)

科目番号30350担当教員名文谷　政憲単位2単位
科目群専門必修・選択必修開講期後期 対象年次2年
授業概要
分析化学は現代社会の多様な場面（環境調査，臨床検査，科学鑑定、品質保証，新規材料開発など）で重要な役割を果す化学の一分野である．本講義では，分析化学のうち水溶液の化学平衡に基づく容量分析を中心に解説し，機器分析法の概略も紹介する．
到達目標
�｜亮院瞥�解）
（１）定量分析に必要な濃度計算ができる.
（２）化学平衡を用いてpHと酸塩基化学種の濃度との関係を説明できる.
��態度（関心･意欲）
　本講義の内容を実験科目「基礎科学実験A・B」「材料科学実験A」における測定や解析に役立てる．
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　基礎科学実験A・Bで行った各種滴定法の原理を説明できる．
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　有効数字や数式を適切に取り扱うことができる.
　
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】序章　 分析化学と歴史
第1章　国際単位系（SI）と濃度（１）
　1.1　国際単位系（SI)
　1.2　桁を表わす接頭語　		講義，演習（予習）教科書の1−11ページ（1時間半）
（復習）課題提出（1時間半）
【2】第1章　国際単位系（SI）と濃度（２）
　1.3　モル
　1.4　濃度
　1.5　濃度単位の変換
　1.6　質量および容積の測定		講義，演習（予習）教科書の11-16ページ（1時間半）
（復習）課題提出（1時間半）
【3】第2章　測定値の処理と信頼性
　		講義，演習（予習）教科書の17-28ページ（1時間半）
（復習）課題提出（1時間半）
【4】第3章　水溶液と化学平衡
　		講義，演習（予習）教科書の29-38ページ（1時間半）
（復習）課題提出（1時間半）
【5】第4章　酸塩基平衡（１）　
　4.1　酸と塩基
　4.2　ブレンステッドの酸と塩基
　4.3　水の自己解離とpH
　4.4　酸と塩基の解離平衡
　4.5　pKaの意味		講義，演習（予習）教科書の39-46ページ（1時間半）
（復習）課題提出（1時間半）
【6】第4章　酸塩基平衡（２）
　4.6　水溶液のpH計算
　4.7　緩衝液
　		講義，演習（予習）教科書の46-52ページ（1時間半）
（復習）課題提出（1時間半）
【7】第5章　酸塩基滴定講義，演習（予習）教科書の53-60ページ（1時間半）
（復習）課題提出（1時間半）
【8】第1章から第5章までの復習

　　　		講義，演習（予習）教科書の1-60ページ（1時間半）
（復習）課題提出（1時間半）
【9】第6章　錯生成平衡とキレート滴定講義，演習（予習）教科書の61-73ページ（1時間半）
（復習）課題提出（1時間半）
【10】第7章　溶解平衡と沈殿滴定講義，演習（予習）教科書の75-82ページ（1時間半）
（復習）課題提出（1時間半）
【11】第8章　酸化還元平衡と酸化還元滴定講義，演習（予習）教科書の83-94ページ（1時間半）
（復習）課題提出（1時間半）
【12】第6章から第8章の復習講義，演習（予習）教科書の61-94ページ（1時間半）
（復習）課題提出（1時間半）
【13】第9章　分離と濃縮
　		講義，演習（予習）教科書の95-110ページ（1時間半）
（復習）課題提出（1時間半）
【14】第10章　機器分析のあらまし
第11章　光を使う分析法（１）		講義，演習（予習）教科書の111-131ページ（1時間半）
（復習）課題提出（1時間半）
【15】第11章　光を使う分析法（２）講義，演習（予習）教科書の121-131ページ（1時間半）
（復習）課題提出（1時間半）
評価方法
提出物（30％），定期試験（70％）
教科書
・分析化学　角田欣一・渡辺　正　著　化学同人
　ISBN978-4-7598-1635-8 本体2400円 + 税

適宜，資料を配布する．
参考図書
・《基礎固め》化学（第2版）　　小島一光　著　化学同人　　
　　ISBN978-4-7598-1537-5　本体1,900円＋税
・三訂版　視覚でとらえるフォトサイエンス化学図録　数研出版編集部 編　数研出版
　　ISBN978-4-410-27386-5　本体 1,100円＋税
備考
授業では計算機を持参してください．
教科書が難しいと感じる人は，1年次の化学A, 化学B，基礎化学概論で使用した教科書や「ベーシックウイング」の活用をお勧めします．
基礎科学実験A・B，生命科学実験Aで作成したレポートや資料も参考にしましょう．

オフィスアワー:水曜5講時　18号館 6階 3635室
　　　　　　　 これ以外の時間でも在室時は可能な限り対応する．