徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    構造解析学 (Crystal Structure Analysis)

科目番号30395担当教員名國本 崇単位2単位
科目群専門必修・選択選択開講期後期 対象年次3年
授業概要
結晶学、X線回折を中心に、結晶構造解析の基礎と手法を学ぶ。
到達目標
①知識:
1.対称操作と空間群を理解する。
2. ブラッグの回折条件、ラウエ条件を理解する.
3.X線回折パターンの由来(逆格子、消滅則)を理解する
②関心:「卒業研究」「プロジェクトラボA,B」、「材料科学実験B」での測定および解析に役立てる
③技能:
1. 与えられた分子や格子の対称操作が図示できるようになる
2. 空間格子と逆格子の関係が導き出せるようになる
3. 格子定数などの構造パラメータが計算できるようになる
④思考:結晶構造と回折パターンとの関係が容易にイメージできるようにする。
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】ガイダンス(構造解析とは)講義 
【2】結晶学の基礎I(対称操作)講義教科書の該当箇所の予習(1時間半)
対称操作に関する演習課題(1時間半)
【3】結晶学の基礎II(結晶系)講義教科書の該当箇所の予習(1時間半)
結晶系に関する演習課題(1時間半)
【4】結晶学の基礎III(ブラべ格子)講義教科書の該当箇所の予習(1時間半)
ブラべ格子に関する演習課題(1時間半)
【5】結晶学の基礎IV(空間群:その1)講義教科書の該当箇所の予習(1時間半)
空間群に関する演習課題(1時間半)
【6】結晶学の基礎IV(空間群:その2)講義教科書の該当箇所の予習(1時間半)
空間群に関する演習課題(1時間半)
【7】X線回折I(結晶によるX線の散乱)講義教科書の該当箇所の予習(1時間半)
講義内容の復習(1時間半)
【8】X線回折II(逆格子)講義教科書の該当箇所の予習(1時間半)
逆格子に関する演習課題
【9】X線回折III(多重因子と消滅則)講義教科書の該当箇所の予習(1時間半)
消滅則に関する演習課題
【10】X線回折IV(回折測定法:ラウエ法)講義教科書の該当箇所の予習(1時間半)
講義内容の復習
【11】X線回折VI(回折測定法:粉末法)講義教科書の該当箇所の予習(1時間半)
講義内容の復習
【12】結晶構造解析I(指数付けのやり方)講義参考図書の予習(3時間)
【13】結晶構造解析II(立方晶)講義、演習粉末パターンから構造パラメータを抽出する演習課題(3時間)
【14】結晶構造解析III(六方晶)講義、演習粉末パターンから構造パラメータを抽出する演習課題(3時間)
【15】結晶構造解析IV(正方晶)講義、演習粉末パターンから構造パラメータを抽出する演習課題(3時間)
評価方法
レポート(演習課題)(30%)および期末試験(70%)
教科書
配布資料
参考図書
X線結晶構造解析 (大橋裕二 裳華房)
X線構造解析―原子の配列を決める(早稲田 嘉夫、 松原 英一郎 内田老鶴圃)
粉末X線解析の実際 (中井 泉、 泉 富士夫 朝倉書店)
備考
講義内容を理解するには、ベクトル、行列が必須である。復習をしておくこと

オフィスアワー(月火木金16:30〜17:00を基本とする・18号館3F3332)