徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    栽培実習（Plant Cultivation）

科目番号30462担当教員名箕田　康一単位2単位
科目群専門必修・選択選択開講期後期 対象年次3年〜
授業概要
この実習は、中学校技術教員の資格取得を希望する学生が、草花・野菜など園芸作物の特徴や栽培型についての基礎知識と技術を習得することを目指しています。実際に種々の野菜や草花の育苗、栽培、挿し芽、および庭木の剪定を行い、栽培技術を身につけて、将来中学生を指導できるようになることを目標としています。
到達目標
以下の項目をすべて満たすことを目標とする
【知識】
（１）根菜類、葉茎菜類、果菜類、それぞれ五種類以上の野菜について栽培方法を述べることができる。
（２）肥料の種類と主な施肥方法を述べることができる。
（３）不要枝の種類を５種類説明することができる。
（４）樹種ごとに適した剪定時期と剪定方法を述べることができる。
【態度】
（１）常に自らの栽培技術を向上させるように努力する態度
（２）中学生から尊敬されるように、作業に真面目に取り組む
【技能】
（１）鍬を使って畝を立てることができる。
（２）それぞれの作物に適した栽培方法で播種から収穫まで行うことができる。
（３）カイズカイブキを弱剪定することができる。
【思考】
（１）季節・場所に適した栽培計画を立てることができる
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】園芸作物の種類とその原産地、および栽培の要点講義および畑での実習（復習）講義のまとめと栽培記録作成
【2】畑の環境（耕土と畝立て）講義および畑での実習（復習）講義のまとめと栽培記録作成
【3】播種と発芽の生理講義および畑での実習（復習）講義のまとめと栽培記録作成
【4】灌水講義および畑での実習（復習）講義のまとめと栽培記録作成
【5】育苗と移植講義および畑での実習（復習）講義のまとめと栽培記録作成
【6】病害虫・雑草の防除講義および畑での実習（復習）講義のまとめと栽培記録作成
【7】植木鉢、プランターでの栽培講義および畑での実習（復習）講義のまとめと栽培記録作成
【8】庭木の整枝と剪定　講義および畑での実習（復習）講義のまとめと栽培記録作成
【9】野菜の生理（光合成）講義および畑での実習（復習）講義のまとめと栽培記録作成
【10】施肥（肥料の与え方、元肥と追肥）講義および畑での実習（復習）講義のまとめと栽培記録作成
【11】養液栽培講義および畑での実習（復習）講義のまとめと栽培記録作成
【12】開花と結実の生理講義および畑での実習（復習）講義のまとめと栽培記録作成
【13】野菜の収穫講義および畑での実習（復習）講義のまとめと栽培記録作成
【14】収穫後の生理と品質保持講義および畑での実習（復習）講義のまとめと栽培記録作成
【15】栽培技術の進歩と課題講義および畑での実習（復習）講義のまとめと栽培記録作成
評価方法
筆記試験40%、実習態度30%、レポート30%の割合で評価する。
特別な理由も無く欠席した場合には、1回の欠席につき10点ずつ評価から減点する。
教科書
必要に応じてプリントを配布する。
参考図書
学校園の便利手帳（日本農業教育学会編）；農文協　ISBN4-540-95079-7
落葉樹・常緑樹の整枝と剪定（川原田　邦彦）；永岡書店　ISBN4-522-42199-0

その他、家庭菜園向けの一般書にも栽培方法が記載されているので、自分の興味のある作物が掲載されている本で、読みやすいと感じるものを一冊持っていると便利
備考
この実習は、中学技術教員資格の取得を目指す学生のために開講されていますので、きわめて厳しく指導します。また、受講生が多すぎる場合は、教員資格を取得しない学生の受講を断ることがあります。
畑での作業を行うので、汚れても良い服装や靴で参加すること。
悪天候の日は各種野菜類の栽培方法について分担を決めて発表を行う（休講にはなりません）。この授業は、全ての回を箕田と渡邉の2名で担当します。
【オフィスアワー】
　箕田：月曜日5講時（16：25〜17：55）10館3604室
　渡邊：月〜金曜日 (10:00〜12:00）4号館1階学生部