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徳島文理大学短期大学部 |
科目番号 | 00207 | 担当教員名 | 吉田 憲一 | 単位 | 2単位 |
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科目群 | 専門 | 必修・選択 | 選択 | 開講期 | 後期 | 対象年次 | 3年 |
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授業概要 |
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ノギス、マイクロメーター、ダイヤルゲージおよびブロックゲージを用いて、実際に測定実習を行い、それらの測定法を習得し、それらの機器の測定精度を理解する。測定実習より得られたデータをもとに、母集団の統計的処理を実践し、平均値、標準偏差および5%の危険率で平均値の推定を行う。次に、測定誤差の処理法を習得し、測定機器および基準器の器差の補正を温度変化のある場合に応用する。最後に、電気式、光応用式及び流体式測定機器の測定原理を理解し、今後の測定の応用に 役立てる。 |
到達目標 |
1.身近にある測定器具であるノギス、マイクロメーター、ダイヤルゲージおよびブロックゲージの測定法を習得し、その 測定精度を理解する。 2.測定データの統計的処理法を体得し、平均値、標準偏差および平均値の推定などを理解する。 3.測定誤差について、その原因と対策を認識し、特に温度による誤差を体得する。 4.様々な測定機器の測定原理を理解し、今後の測定の応用に役立てる。 |
授業計画 | 授業形態 | 授業時間外学習 | |
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【1】 | 測定の基礎 | ・必要なプリント配布 ・講義形式 ・小テスト | ・今まで測定したことのある方法を挙 げる。 ・小テストの理解 |
【2】 | 精密な測定とは | ・必要なプリント配布 ・講義形式、実習 ・小テスト | ・ねじと歯車の役割 ・実習結果の整理 ・小テストの理解 |
【3】 | 測定と誤差 | ・必要なプリント配布 ・講義形式、実習 ・小テスト | ・対数の微分 ・実習結果の整理 ・小テストの理解 |
【4】 | 測定精度の高い測定法 | ・必要なプリント配布 ・講義形式、演習 ・小テスト | ・演習のレポート提出 ・誤差の累積の意味 ・小テストの理解 |
【5】 | 目盛尺長さの測定 | ・必要なプリント配布 ・講義形式、演習 ・小テスト | ・演習のレポート提出 ・副尺の役割 ・小テストの理解 |
【6】 | 標準ゲージ、限界ゲージ | ・必要なプリント配布 ・講義形式、まとめの演習 ・小テスト | ・演習の理解 ・ブロックゲージの組み合わせの意味 ・小テストの理解 |
【7】 | 機械式精密測定 | ・必要なプリント配布 ・講義形式 ・小テスト | ・プリント熟読 ・誤差の成因 ・小テストの理解 |
【8】 | 電気式精密測定 | ・必要なプリント配布 ・講義形式 ・小テスト | ・プリントの原理復習 ・小テストの理解 |
【9】 | 流体式精密測定 | ・必要なプリント配布 ・講義形式 ・小テスト | ・プリント熟読 ・ベルヌーイの定理の復習 ・小テストの理解 |
【10】 | 光学式精密測定 | ・必要なプリント配布 ・講義形式 ・小テスト | ・プリントの熟読 ・半導体の光-電気変換 ・小テストの理解 |
【11】 | 光学干渉を利用した精密測定 | ・必要なプリント配布 ・講義形式まとめの演習 ・小テスト | ・プリント熟読 ・演習の理解 ・小テストの理解 |
【12】 | 斜面を利用した摩擦係数の計測実験 | ・必要なプリント配布 ・講義形式、実習 ・小テスト | ・実習のレポート提出 ・摩擦の役割熟読 ・小テストの理解 |
【13】 | 角度の測定 | ・必要なプリント配布 ・講義形式 ・小テスト | ・プリントの熟読 ・三角法の復習 ・小テストの理解 |
【14】 | 面積の測定 | ・必要なプリント配布 ・講義形式 ・小テスト | ・面積誤差の成因 ・小テストの理解 |
【15】 | 表面粗さの表示と測定法 | ・必要なプリント配布 ・講義形式、まとめの演習 ・小テスト | ・演習の理解 ・小テストの理解 |
評価方法 |
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小テストと授業への取り組み10%、最終試験90%により評価する。 |
教科書 |
特に使用しないが、必要なプリントを配布する。 |
参考図書 |
津村喜代治著 「基礎 精密測定」第2版 共立出版 2900円 |
備考 |
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