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徳島文理大学短期大学部 |
科目番号 | 00221 | 担当教員名 | 吉田 憲一 | 単位 | 2単位 |
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科目群 | 専門 | 必修・選択 | 選択 | 開講期 | 後期 | 対象年次 | 2年 |
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授業概要 |
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工業材料は、金属とその合金、セラミックスとガラス、ポリマーおよび複合材料の4つに分類できることを認識する。分類されたこれらの材料の性質、価格および入手しやすさを通して、代替できるかを議論し、設計に役立てる。次に、これらの材料の物理的および機械的性質を把握し、それらを明確に分類する。さらに、地球資源の有効な利用を可能にする最軽量材料の選択という新しい設計概念を提示し、具体的な材料を通してどの材料が有効かを示し、複合材料の重要性を認識する。最後に、金属材料の平衡状態図の概念を理解し、鉄-炭素二元系平衡状態図に重要性を、その組織や性質を通して理解する。 |
到達目標 |
1.工業材料は、4つに分類されることを理解する。 2.分類されたこれらの材料の物理的、機械的特性を認識し、設計に応用できるようにする。 3.有限な地球資源の有効な材料選択に関する設計概念を体得する。さらに、複合材料の重要性を認識する。 4.金属材料の各種の平衡状態図を理解し、特に重要な鉄-炭素二元系平衡状態図を覚え、生じる組織の名称やその機械的 性質を理解し、設計に利用できるようにする。 |
授業計画 | 授業形態 | 授業時間外学習 | |
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【1】 | 工業材料とその性質 | ・必要なプリントの配布 ・講義形式 ・小テスト | ・身の回りのものがどのような材料で できているか注意する。 ・小テスト |
【2】 | 工業材料の分類 | ・必要なプリントの配布 ・講義形式 ・小テスト | ・身の回りのものの材料を分類できる か試みる。 ・小テスト |
【3】 | 工業材料の価格と入手しやすさ | ・必要なプリントの配布 ・講義形式 ・小テスト | ・材料の価格の変動する条件を考え る。 ・小テスト |
【4】 | 工業材料の弾性率と密度 | ・必要なプリントの配布 ・講義形式 ・小テスト | ・分類された材料ごとの性質の違いを 理解する。 ・小テストの理解 |
【5】 | 金属およびその合金の性質と用途 | ・必要なプリントの配布 ・講義形式 ・小テスト | ・金属と合金の材料ごとの性質の違い を理解する。 ・小テストの理解 |
【6】 | セラミックスの性質と用途 | ・必要なプリントの配布 ・講義形式 ・小テスト | ・セラミックス材料ごとの性質の違い を理解する。 ・小テストの理解 |
【7】 | ポリマーの性質と用途 | ・必要なプリントの配布 ・講義形式 ・小テスト | ・ポリマー材料ごとの性質の違いを理 解する。 ・小テストの理解 |
【8】 | 複合材料の性質と用途 | ・必要なプリントの配布 ・講義形式 ・小テスト | ・複合材料ごとの性質の違いを理解す る。 ・小テストの理解 |
【9】 | これからの設計概念 | ・必要なプリントの配布 ・講義形式、演習 ・小テスト | ・材料力学の引張圧縮変形における伸 びの式を復習する。 ・小テストの理解 |
【10】 | 地球に優しい材料選択 | ・必要なプリントの配布 ・講義形式、まとめの演習 ・小テスト | ・分類された材料ごとの性質の違いを 理解する。 ・小テストの理解 |
【11】 | 平衡状態図の見方 | ・教科書利用 ・講義形式 ・小テスト | ・教科書 p.1-7から1-9を熟読する。 ・てこの関係を理解する。 ・小テストの理解 |
【12】 | 全率固溶体合金の状態図 | ・教科書利用 ・講義形式 ・小テスト | ・教科書 p.1-9から1-10を熟読する。 ・全率固溶体を理解する。 ・小テストの理解 |
【13】 | 共晶合金の状態図 | ・教科書利用 ・講義形式 ・小テスト | ・教科書 p.1-10から1-14を熟読る。 ・共晶反応を理解する。 ・小テストの理解 |
【14】 | 鉄鋼材料の物理的、機械的な性質 | ・教科書利用 ・講義形式 ・小テスト | ・教科書 p.4-1から4-10を熟読する。 ・鉄鋼の創製を理解する。 ・小テストの理解 |
【15】 | 鉄-炭素二元系合金の状態図 | ・教科書利用 ・講義形式、まとめの演習 ・小テスト | ・教科書 p.4-10から4-14を熟読す る。 ・温度による組織変化を理解する。 ・小テスト、演習の理解 |
評価方法 |
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小テストと授業への取り組み10%、最終試験90%で評価する。 |
教科書 |
「総説 機械材料」落合 泰著 理工学社 1700円 |
参考図書 |
「材料工学入門-正しい材料選択のために-」M.F.Ashby and D.R.H.Jones著 堀内良、金子純一、大塚正久訳 内田老鶴圃 |
備考 |
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