徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    応用力学

科目番号00275担当教員名祝 賢治単位2単位
科目群専門必修・選択選択開講期前期 対象年次2年
授業概要
材料力学の入門コースとして、主に剛体の静力学を扱う。授業は、項目ごとに講義と演習をセットで行う。授業では、計算による方法に加えて、視覚的な理解を深めるために図式解法も取り入れ、学生が原理を十分に理解できるように丁寧に説明を行う。そして、学生は基本事項について配布したプリントに記入して重要点を理解した後、演習問題を解いて解法を会得する。授業で学んだ項目ごとに宿題が出されるので、学生は、ノート、プリント、参考書で学んだ内容を再度確認し、その後、宿題に取り組む。
到達目標
静力学の原理に基づいた力のつり合いについて、概念を理解した上で、実用的な問題が解けることを目標とする。
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】序論、数学の復習(1):三角関数・講義
・小テスト
(復習)配布プリントの不完全部分の補充、再読
・小テストの理解
【2】数学の復習(2):三角関数、ベクトル ・講義
・小テスト
(復習)配布プリントの不完全部分の補充、再読
・小テストの理解
【3】数学の復習(3):ベクトル・問題演習と解説・演習問題に未完部分を仕上げる。
(復習)三角関数、ベクトルの基礎事項の確認
【4】静力学の原理 ・講義(復習)「静力学の原理」は応用力学の理論の基礎となるので、何度も配布プリントを読み返し、確実に理解すること。
【5】同上・講義と小テスト(復習)講義内容を読み返すとともに、小テストを再度解く。
【6】力の合成と分解、計算による方法と図式による方法・講義・ベクトルと三角関数の知識を使って力の合成と分解を行う方法を理解する。
・問題解法は図式解法と計算による方法の2つがあること、それぞれの長短を理解する。
【7】同上・問題演習と解説・図式解法では精確に図を描かねば答えの誤差が大きくなることを体験する。
・計算による解法では座標を使ってベクトルを計算することを体得する。
【8】平面内で一点に集まる力のつり合い・講義力の系がつりあっているとき、力の多角形が閉じることを理解する。これにより力のつり合いが図式的に解けることを知る。
【9】同上・問題演習と解説(復習)演習問題を自力で解けるまで何度も挑戦する。
【10】射影法・講義・座標を使ってベクトルを成分に分解し、四則演算の後、合力を求めるSTEPを体得する。
・つりあい問題を解くときは、各力のベクトルのx成分の合計、y成分の合計がゼロである条件を使うことを理解する。
【11】同上・問題演習と解説(復習)演習問題を自力で解けるまで何度も挑戦する。
【12】平面内の3つの力のつり合い・講義平面内の平行でない三つの力のつり合いを解くときは、三つの力の作用線が一点で交わり、力のベクトルは閉じた三角形を作ることを理解する。
【13】同上・問題演習と解説(復習)演習問題を自力で解けるまで何度も挑戦する。
【14】モーメント法・講義・モーメントとは回転力であることを理解する。
・モーメントの定義と計算方法を理解する。
・合力のモーメントは、分力のモーメントの代数和に等しいことを理解する。
【15】同上・問題演習と解説(復習)演習問題を自力で解けるまで何度も挑戦する。
【16】摩擦・講義・摩擦の法則を理解する。
・摩擦の問題の図式解法、計算による解法を知る。
【17】同上・問題演習と解説(復習)演習問題を自力で解けるまで何度も挑戦する。
【18】平面内で一点に集まる力について到達度の確認中間試験 
【19】平面内の平行な2力・講義・平行な2力の合成方法を知る。
・与えられた力を平行な2力に分解する方法を知る。
・偶力とその特性を知る。
【20】同上・問題演習と解説(復習)演習問題を自力で解けるまで何度も挑戦する。
【21】平面内の一般的な平行力・講義多数の平行力の合力を求める方法を知る。
【22】同上・問題演習と解説(復習)演習問題を自力で解けるまで何度も挑戦する。
【23】平行力の中心と重心・講義・平行力の中心の考え方を理解する。
・平行力の中心の考えを発展させることにより重心、図心の考え方を理解する。
【24】同上・問題演習と解説(復習)演習問題を自力で解けるまで何度も挑戦する。
【25】平面図形の図心・講義平面図形の図心の計算方法を理解する。
【26】同上・問題演習と解説(復習)演習問題を自力で解けるまで何度も挑戦する。
【27】平面内に平行に作用する分布力・講義分布力の計算方法を理解する。
【28】同上・問題演習と解説(復習)演習問題を自力で解けるまで何度も挑戦する。
【29】一般的な平面力のつり合い・講義これまでに勉強した知識を応用すると、一般的な平面力のつり合いが解けることを知る。
【30】同上・問題演習と解説(復習)演習問題を自力で解けるまで何度も挑戦する。
評価方法
中間試験+期末試験(80%)、ノート+宿題(20%)により評価する。
教科書
参考図書
応用力学(静力学編)、チモシェンコ/ヤング著、渡辺/三浦訳、好学社、ISBN4-7690-1311-6
備考