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徳島文理大学短期大学部 |
科目番号 | 10242 | 担当教員名 | 高橋 洋一 | 単位 | 2単位 |
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科目群 | 専門 | 必修・選択 | 選択 | 開講期 | 後期 | 対象年次 | 3年 |
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授業概要 |
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本科目では、機械加工法における種々の加工方法や技術を系統的に学習する。新素材や超精密加工などの先端技術は、今日までに築き上げられた伝統的製作法に基づいて発展している。加工法の分類、工作機械・工具、切削理論、研削加工を中心に適宜計算演を行いながら学習する。特に、実習では歯車ポンプを分解して部品のスケッチ製図を行い、部品の加工工程をレポートにまとめる。 |
到達目標 |
(1)種々の除去加工法の全容を概略的に理解し合理的な加工法を養うことができる。(思考・判断・知識) (2)切削理論で用いられるせん断角、摩擦力およびせん断エネルギーなどの計算ができる。(関心・意欲) (3)機械部品のスケッチ製図を行い、その加工工程を説明できる。(技能・関心・意欲) (4)切削工具材料や砥石の三要素、NC加工の概略が説明できる。(知識・技能) (5)機械系企業での営業・技術などで活かすことができる。(技能・態度) |
授業計画 | 授業形態 | 授業時間外学習 | |
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【1】 | 講義概要、機械加工の位置付けと特徴 | 講義、「一斉講義形式」 | ウィルキンソンの中ぐり盤をネットで調査 30分程度 |
【2】 | 加工方法の分類とその特徴 | 講義、「一斉講義形式」 | 旋盤とフライス盤の違いを整理 30分程度 |
【3】 | 工作機械の種類とその特徴 | 講義、「一斉講義形式」 | 工作実習で使用した工作機械の復習 30分程度 |
【4】 | 工具材料、切削材料の被削性、切削剤 | 講義、「一斉講義形式」 | 切削速度の計算ができ、回転数を選択 30分程度 |
【5】 | 切削理論の基本、切削モデル | 講義と演習 | 切削モデルの基本事項を復習 30分程度 |
【6】 | 切りくずの形態、切削抵抗 | 講義と演習 | 切削抵抗の理論式の導出を復習 30分程度 |
【7】 | 切削抵抗の測定、切削動力 | 講義と演習 | 切削動力の復習 30分程度 |
【8】 | 構成刃先、切削条件、加工精度 | 講義と演習 | 切削条件と加工精度の関係を復習 30分程度 |
【9】 | 実習(歯車ポンプの分解、スケッチ製図、組立て) | 実習 | スケッチ製図した部品の加工工程をまとめる 60分程度 |
【10】 | 切削熱とシミュレーション | 講義と演習 | 切削熱と切削抵抗の関係を復習 30分程度 |
【11】 | 工具の摩耗と寿命、Taylorの寿命方程式 | 講義と演習 | 常用対数の復習 30分程度 |
【12】 | 研削加工、研削の形態、研削盤の種類 | 講義、「一斉講義形式」 | 研削と切削の違いを整理 30分程度 |
【13】 | 研削砥石の3要素、5因子 | 講義と演習 | 身近な砥石の種類と粒度を調査 30分程度 |
【14】 | NC工作機械とプラグラミング | 講義と演習 | プログラムに必要な座標計算 30分程度 |
【15】 | 全体のまとめと総合演習 | 講義と演習 | 計算演習を正確に実施 60分程度 |
評価方法 |
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演習問題の課題提出(40%)および試験(60%)で総合的に評価します。 フィードバックはGoogle Classroomなどで行う。 |
教科書 |
図解よくわかる機械加工、武藤一夫著、共立出版、2,800 |
参考図書 |
特になし |
備考 |
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教科書の内容を何度も復習して欲しい。また、工作実習と関連させると理解が進む。 オフィスアワー:授業の前後に、3号館管理棟1F講師控室で質問を受け付ける。 科目ナンバー:ECME318L 実務経験:国立高等専門学校機械工学科教員として16年間勤務している。 |