徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    マイコン制御実験

科目番号10255担当教員名河田 淳治単位1単位
科目群専門必修・選択必修開講期後期 対象年次3年
授業概要
前半では,LEGO Mindstorms NXTを用いて,ロボットの機構,センサーやアクチュエータの制御方法,ロボットの制御プログラミングについて学習する.そして,いくつかの課題からなる競技コースを走行する自律型移動ロボットを製作し,競技会,報告会を行う.さらに後半では,mbedマイコンを搭載したロボット教材を使用し,ロボットの制御方法,C/C++言語プログラミングについて学習する.
到達目標
1. 車両型ロボットの基本設計ができる.
2. 光センサやタッチセンサの使用方法について理解している.
3. ROBOLABあるいはC言語(NXC)を用いて,基本的なロボット制御のプログラミングができる.
4. 競技用ロボットを設計・製作することにより,独創性,問題発見・解決能力を養う.
5. グループ内でのディスカッション能力,コミュニケーション能力を養う.
6. プレゼンテーション技術を向上させる.
7. mbedマイコンとは何か,その使用方法(プログラミングの手順)について理解している.
8. 外部回路(LED点灯回路,スイッチ回路,Hブリッジ回路,フォトセンサ,CdS)とPICマイコンのインターフェースについて理解している.
9. C/C++言語により,簡単なmbedマイコンのプログラミングができる.
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】ガイダンス,使用教材の基本構成,車両型ロボットの製作講義と演習(予習)ロボット教材付属のテキストを熟読する。(復習)ロボット教材の各部品の特徴をまとめる。
【2】ROBOLABプログラミングの基礎講義と演習(予習)講義で指定した資料を熟読する。(復習)ROBOLABでのプログラミング方法を確認する。
【3】ROBOLABプログラミングの応用講義と演習(予習)講義で指定した資料を熟読する。(復習)ROBOLABでのプログラミング方法を確認する。
【4】競技用ロボット・制御プログラムの改良(1)講義と演習(予習)講義で指定した資料を熟読する。(復習)ロボット制御について指定された競技コースをもとに熟考する。
【5】競技用ロボット・制御プログラムの改良(2)講義と演習(予習)講義で指定した資料を熟読する。(復習)ロボット制御について指定された競技コースをもとに熟考する。
【6】競技用ロボット・制御プログラムの改良(3)講義と演習(予習)講義で指定した資料を熟読する。(復習)ロボット制御について指定された競技コースをもとに熟考する。
【7】競技用ロボット・制御プログラムの改良(4)講義と演習(予習)講義で指定した資料を熟読する。(復習)ロボット制御について指定された競技コースをもとに熟考する。
【8】競技会・報告会講義と演習(予習)競技コースとロボット制御を確認する。(復習)競技会の結果を踏まえてロボット制御について熟考する。
【9】mbedマイコンについて,プログラム開発手順,ディジタル入出力講義と演習計算機工学の資料を熟読し,プログラム開発手順,ディジタル入出力のプログラム,LEDやスイッチのインタフェースについて理解しておくこと.
授業中に完成しなかった課題について自宅で考えてくること.
【10】PWM出力とアナログ入力(フルカラーLED,スピーカ,R/Cサーボモータ,ポテンショメータ,測距センサ)講義と演習計算機工学の資料を熟読し,PWM出力,アナログ入力のプログラムについて理解しておくこと.
授業中に完成しなかった課題について自宅で考えてくること.
【11】シリアル通信(PCとの通信)講義と演習配布資料を熟読しておくこと.
授業中に完成しなかった課題について自宅で考えてくること.
【12】I2C通信(加速度センサ,温度センサ)講義と演習配布資料を熟読しておくこと.
授業中に完成しなかった課題について自宅で考えてくること.
【13】DCモータのPID制御講義と演習配布資料を熟読しておくこと.
授業中に完成しなかった課題について自宅で考えてくること.
【14】m3piロボット教材によるライントレース(通常のトレース,L字コースのトレース)講義と演習配布資料を熟読しておくこと.
授業中に完成しなかった課題について自宅で考えてくること.
【15】m3piロボット教材によるライントレース(T字,十字路のトレース)講義と演習配布資料を熟読しておくこと.
評価方法
平常点,競技会の結果,報告会でのプレゼンテーション,課題プログラム,期末試験を総合して判断する
教科書
講義資料をホームページに公開するとともに,適宜プリントを配布する
参考図書
ROBOLABに関する書籍,mbedマイコンの入門書,C/C++言語プログラミングの入門書(講義中に紹介する)
備考
河田・加治の2名で担当する.授業計画の1項目につき,2コマ連続して授業を行う.
電子回路,論理回路,プログラミング言語,計算機工学を履修済みであること.