徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    通信工学 (Telecommunication Engineering)

科目番号10490担当教員名妹尾 尚一郎単位2単位
科目群専門必修・選択選択開講期前期 対象年次3年
授業概要
 現代の社会では、多種多様な情報の伝達と交換が必要になっている。このような要請に応える通信技術は、広範囲の技術を包含している。本授業では、通信技術の概要と共に信号波の取り扱い方、変調、通信における各種擾乱、光通信等の基礎的な事項から電話システム等有線通信システムおよび電波伝搬、各種空中線をはじめとする無線装置について学ぶ。
到達目標
 無線電話装置、多重無線装置、レーダ、衛星通信装置等の無線機器と空中線の理論、構造、機能、保守および運用、並びに電波伝搬の基礎を習得する。また、これらに関連する具体的な課題について演習問題を解くことにより、実務能力を養成する。
①知識(理解) 上記の無線機器、空中線、および電波伝搬に関する事項の理解
②態度(関心・意欲) 無線従事者としての上記の無線機器、空中線、および電波伝搬に関する事項への関心を育む。
③技能(表現) 無線従事者として上記の無線機器、空中線、および電波伝搬に関する具体的な課題に対処する実務能力を養成する。
④思考・判断 無線従事者としての上記の無線機器、空中線、および電波伝搬に関する事項に対する判断力を身につける。
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】情報通信の歴史と発展講義と演習情報通信の歴史の復習
演習問題を次回までに提出する
時間:備考を参照
【2】通信技術の基礎(1)電気通信システムの基本構成
(教科書 第1章)
講義と演習電気通信システムの復習
演習問題を次回までに提出する
時間:備考を参照
【3】通信技術の基礎(2)電気通信で扱われる情報とその伝送
(教科書 第2章)
講義と演習情報と伝送の復習
演習問題を次回までに提出する
時間:備考を参照
【4】通信技術の基礎(3)信号波の取扱い方の基礎
(教科書 第3章)
講義と演習信号波の復習
演習問題を次回までに提出する
時間:備考を参照
【5】変調と復調の方式(1)AM変調
(教科書 第4章)
講義と演習AM変調の復習
演習問題を次回までに提出する
時間:備考を参照
【6】変調と復調の方式(2)FM変調
(教科書 第4章)
講義と演習FM変調の復習
演習問題を次回までに提出する
時間:備考を参照
【7】変調と復調の方式(3)デジタル変調
(教科書 第5章)
講義と演習デジタル変調の復習
演習問題を次回までに提出する
時間:備考を参照
【8】多重化方式
(教科書 第6章)
講義と演習多重化方式の復習
演習問題を次回までに提出する
時間:備考を参照
【9】通信における各種の擾乱
(教科書 第7章)
講義と演習通信における各種の擾乱の復習
演習問題を次回までに提出する
時間:備考を参照
【10】伝送路(電波伝搬,各種空中線)
(教科書 第8章)
講義と演習伝送路の復習
演習問題を次回までに提出する
時間:備考を参照
【11】無線通信装置および衛星通信,レーダ装置等
(教科書 第11章)
講義と演習無線通信装置および衛星通信,レーダ装置等の復習
演習問題を次回までに提出する
時間:備考を参照
【12】交換システム
(教科書 第9章)
講義と演習交換システムの復習
演習問題を次回までに提出する
時間:備考を参照
【13】中継伝送システム
(教科書 第10章)
講義と演習中継伝送システムの復習
演習問題を次回までに提出する
時間:備考を参照
【14】いろいろな通信システム
(教科書 第11章)
講義と演習いろいろな通信システムの復習
演習問題を次回までに提出する
時間:備考を参照
【15】演習および実習講義と演習・実習全体の復習と演習および実習
時間:備考を参照
評価方法
期末試験:70%、演習問題の実施および平常点:30%として評価する。
教科書
「通信工学概論」、山下 不二雄、中神 隆清、中津原 克己著、森北出版 ISBN 978-4-627-70593-7、本体2,200円+税
参考図書
「無線工学」、情報通信振興会 ISBN 978-4-8076-0874-4、本体2,000円+税
備考
オフィスアワー:水曜日5講時(10号館7階3706 妹尾研究室)
時間外学習時間は、毎回講義の復習と演習問題の解答および次回講義の予習に1.5時間を費やすことを標準とする。ただし理解が十分でない場合は、さらに時間をかけ学習に取り組むこと。
実務経験:1983年~2012年 通信ネットワーク機器の研究開発に従事。