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	徳島文理大学短期大学部

【科目名】材料力学Ⅱ(Strength of Materials Ⅱ）

科目番号	10672	担当教員名	吉田　憲一	単位	2単位

科目群	専門	必修・選択	選択	開講期	後期	対象年次	2年

授業概要
軸のねじりによる形状のつり合いから、せん断変形であることを導出し、ねじれ角およびせん断応力を求め、数値計算によりこれらを求める演習をこなす。次に、与えられた動力から軸の設計を行い、演習をこなす。曲げ変形に移り、部材の位置により変化するせん断力と曲げモーメントの求め方を演習を行うことにより習得し、最後に部材にかかる応力を明らかにする。新しいパラメーターとして、断面二次モーメントと断面係数を演習を通して理解する必要がある。
到達目標
①知識（理解）：ねじり変形は、せん断変形であることを認識する。 ②態度（関心・意欲）：回転機械に付属する伝動軸の設計に、このねじり変形は不可欠であることを理解する。 ③技能（表現）：曲げ変形は、部材の各点で曲げモーメントを生じ、そこで引張・圧縮応力を伴うものであることを理解する。 ④思考・判断：ねじり変形および曲げ変形によって生じる応力は、部材中で分布しており、最大応力の位置を常に決めねばならないことを認識する。

授業計画		授業形態	授業時間外学習
【1】	ねじり　軸のねじり　ねじり角の式の導出	・講義形式・小テスト	・教科書p.165-168を熟読して、技術用語を確かめる。・小テストの理解
【2】	ねじり　軸の強さ　断面二次極モーメントの定義	・演習・講義形式・小テスト	・教科書p.168-170を熟読・演習の復習・小テストの理解
【3】	ねじり　軸の強さ　モーター軸の設計	・講義形式・小テスト	・教科書p.171-173を熟読して、公式　を確かめる。・小テストの理解
【4】	ねじり　軸の強さ　軸の軽量化と経済性	・講義形式・小テスト	・教科書p.173-177を熟読して、動力　とトルクの関係を確かめる。・小テストの理解
【5】	ねじり　コイルばねの設計	・まとめの演習・講義形式・小テスト	・教科書p.185-187を熟読・演習の復習・小テストの理解
【6】	はりの曲げ　はりの種類と荷重、つり合い条件	・演習・講義形式・小テスト	・教科書p.85-87を熟読。用語の意味・演習の復習・小テストの理解
【7】	種々のはりにかかる抗力の計算	・演習・講義形式・小テスト	・演習の復習・小テストの理解
【8】	はりの曲げ　両端支持はりのせん断力線図(SFD)と曲げモーメント線図(BMD)　等分布荷重	・講義形式・小テスト	・教科書p.87-91を熟読して、力とモ　ーメントのつり合いを理解する。・小テストの理解
【9】	はりの曲げ　両端支持はりのSFDとBMD　集中荷重	・講義形式・小テスト	・教科書p.91-96を熟読。せん断力の　意味を理解する。・小テストの理解
【10】	はりの曲げ　両端支持はりの最大曲げモーメントの計算	・まとめの演習・講義形式・小テスト	・教科書p.97-103を熟読。曲げモーメ　ントの意味を理解する。・演習の復習・小テストの理解
【11】	はりの曲げ　片持ばりの計算	・講義形式・小テスト	・教科書p.121-124を熟読.集中荷重と等分布荷重の取り扱いの違いを理解する。・小テストの理解
【12】	はりの曲げ　張出しばりの計算	・まとめの演習・講義形式・小テスト	・教科書p.125-128を熟読。SFD,BMDの　作図法の体得。・演習の復習・小テストの理解
【13】	はりの強さ　曲げ応力と断面二次モーメントの計算	・講義形式・小テスト	・SFD,BMDの作図法の復習。・小テストの理解
【14】	はりの強さ　曲げ応力と断面係数	・まとめの演習・講義形式・小テスト	・教科書p.131-137を熟読。・演習の復習・小テストの理解
【15】	はりの強さ　針の軽量化と経済性	・講義形式・小テスト	・教科書p.145-148を熟読。・小テストの理解

評価方法
小テストと授業への取り組み10％、最終試験90%により評価する。
教科書
材料力学　考え方・解き方、萩原　國雄著、ISBN 978-4-501-41850-2　3000円
参考図書
「材料力学」（改訂版）、黒木剛司郎著、ISBN 627-62011-X 2472円

備考
材料力学Iを履修した学生を対象とする。オフィスアワー：金曜日16:30～17:30 理工学部10号館3402室実務経験：1975年4月～1987年3月　経済産業省産業総合技術研究所において材料評価技術研究に従事　　　　　1987年4月～2013年3月　徳島大学工学部において材料力学関連の講義・研究に従事