徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    機械計測工学(Sensor Engneering)

科目番号10742担当教員名水野　貴之単位2単位
科目群専門必修・選択選択開講期前期 対象年次2年
授業概要
センサの物理現象、化学現象および生物現象に対する応答の基本式を理解し、その変換機能を習得する。
多くの即手は電気的な信号を検知することによって数値化するが、その感度はまだまだ高くない
そこで、化学反応あるいは生物反応を利用して測定する　化学センサ　バイオセンサが注目されている。
本授業では　化学センサ、バイオセンサについて学び、これを利用して感度の高い測定機械を作成する方法について学ぶ
到達目標
�｜亮�(理解)：センサ機能を発現するための物理現象、化学現象、および生物現象の基本式を把握し、その変換機能を理解する。
��態度(関心・意欲)：センサ材料として使用される金属、半導体、高分子化合物および有機化合物のそれぞれの特性とその相違を明確に認識した上で、演習問題を解いて応用を考え、センサの実用上の関心を持たせる。
�５伺�(表現)：使用目的別のセンサの特性を把握し、その用途を理解する。
�せ弭諭θ獣如�物づくりにおける計測および医療機器における計測結果の信頼性を確保し、適切な使用法を認識する。
定期テスト、レポートのフィードバックはクラスルームで行う。
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】生物や化学の模倣から始まる機械工学講義(復習60分)バイオミミックの例を調べる
【2】センサの序論　センサーとは
センサーの開発による産業の多様化		講義(予習60分）教科書　Chapter1について精読する
(復習60分)センサについてまとめる
【3】センサの一般的構造　イオン選択性電極の基本
イオンについての基礎　センサーの発明と産業		講義(予習60分)教科書　Chapter2　2.1について精読する
(復習60分)イオン選択性電極についてまとめる
【4】イオン選択性電極
イオンのモル濃度および活性量についての基礎		講義(予習60分)教科書　Chapter2　2.2　2.3について精読
(復習60分)イオン感応性の効果と応用
【5】イオン選択性電極
イオンのモル濃度および活性量についての応用　演習		講義(予習60分)　化学センセーについて調べる
(復習60分)化学センサーの例を調べる
【6】イオン選択性電極　検量線と近似値の作成講義(予習60分)　化学反応による検査について
(復習60分)化学センサーの利点について調べる
【7】化学センサ1 機械よりも優れた感度を持つ化学物質講義(予習60分)教科書　Chapter3　前半を読んでくる
(復習60分）バイオセンサーについて実施例を調べる
【8】化学センサ2　 機械よりも簡便な方法で検出する化学物質講義(予習60分)教科書　Chapter3　後半を中心に読んでくる
(復習60分）バイオセンサーについて1例をまとめる。
【9】バイオセンサー1　バイオセンサとはどういうものか？講義(予習60分)　匂いについて調べてくる
(復習60分）匂いの効果についてまとめる
【10】バイオセンサー2　バイオセンサの利点と役割について調べる講義(予習60分)匂いについて調べてくる
(復習60分）匂いをもちいた検査ついて考える
【11】匂いを指標としたバイオセンサー
匂いを指標に濃度を調べる		講義(予習60分)教科書　Chapter４　について精読
(復習60分）授業内容についてまとめる
【12】トランスデューサー講義(予習60分)教科書　Chapter5について精読
(復習60分）授業内容についてまとめる
【13】バイオセンサで使用される基礎技術および材料
バイオレセプターの固定化技術		講義(予習60分)教科書　Chapter６について精読
(復習60分）授業内容についてまとめる
【14】バイオセンサの種類と用途講義(予習60分)教科書　Chapter７について精読
(復習60分）授業内容についてまとめる
【15】実用化されたバイオセンサと未来のバイオセンサ講義(予習60分)教科書　Chapter８について精読
(復習60分）授業内容についてまとめる
評価方法
平常点(10%)、演習課題(30%)、期末試験(60%)を総合して判断する。
フィードバックはGoogle Classroomなどで行い、修正や再提出によって加点する場合がある。
欠席やレポート提出遅れ等は　１〜２点減点する（ただし、クラスルーム等で課題をした場合はこれを免除する）。
教科書
化学センサ・バイオセンサ　（分析化学実技シリーズ 応用分析編　2）
日本分析化学会
参考図書
特になし。
備考
【オフィスアワー】：月曜５講時、火曜５講時
【科目ナンバー】：ECEX210L
実務経験：1998〜2000　山之内製薬（現アステラス製薬）同年東京医科歯科大学非常勤講師　創薬とインフォマティックス。微生物の網羅的解析と有効利用についての研究
　　　　　　2001〜2004　産業技術総合研究所　バイオ生産や発酵に関する微生物の役割（解糖系など）についての研究