徳島文理大学シラバスシステム

	徳島文理大学	Webシラバスシステム	TOP	戻る
	徳島文理大学短期大学部

【科目名】設計工学I(Mechanical Design I)

科目番号	10887	担当教員名	樋口　峰夫	単位	2単位

科目群	専門	必修・選択	選択	開講期	前期	対象年次	2年

授業概要
機械は様々な部品(機械要素)から構成される．本科目では基本的な機械要素として，軸，軸の締結部品，軸受け，ねじ，バネ，歯車，ベルト・チェーン，クラッチ・ブレーキを取り上げ，これらの設計，設計計算と選定について演習を交えて学ぶ．
到達目標
①知識（理解）：上記機械要素の構造と専門用語を理解する． ②態度（関心・意欲）：機械がどのような機械要素から成り立っているか関心を持つ． ③技能（表現）：これらの機械要素の仕様表が読めて選定ができるようになる． ④思考・判断：これらの機械要素の設計計算方法を習得する．

授業計画		授業形態	授業時間外学習
【1】	オリエンテーション，機械とは？，機械設計の手順	主として講義形式で授業を行い，内容の理解を深めるため適宜演習の時間を設ける．	（予習）機械とは何か？を改めて考えてみよう．教科書のp.1～13の内容確認．（復習）教科書とノートを読み返す．予習復習合わせて1時間半程度を目安に学習すること．
【2】	軸(1)　トルクに対する応力と軸径	主として講義形式で授業を行い，内容の理解を深めるため適宜演習の時間を設ける	（予習）材料力学で応力と軸のねじりの項を確認．教科書のp.78～83の内容確認（復習）教科書とノートを読み返す．前回の演習について次回に解説するので出来なかったところはやり直すこと．予習復習合わせて1時間半程度を目安に学習すること．
【3】	軸(2)　曲げ応力とねじり剛性	主として講義形式で授業を行い，内容の理解を深めるため適宜演習の時間を設ける．	（予習）材料力学で剛性と梁の曲げ応力の項を確認．教科書のp.78～83の内容確認．（復習）教科書とノートを読み返す．前回の演習について次回に解説するので出来なかったところはやり直すこと．予習復習合わせて1時間半程度を目安に学習すること．
【4】	軸継手，軸の締結	主として講義形式で授業を行い，内容の理解を深めるため適宜演習の時間を設ける．	（予習）材料力学で剪断応力の項を確認．教科書のp.83～91の内容確認．（復習）教科書とノートを読み返す．前回の演習について次回に解説するので出来なかったところはやり直すこと．予習復習合わせて1時間半程度を目安に学習すること．
【5】	転がり軸受け(1)　概要，種類，型番の見方，組み込み方	主として講義形式で授業を行い，内容の理解を深めるため適宜演習の時間を設ける．	（予習）教科書のp.4，p.93～97の内容確認．（復習）教科書とノートを読み返す．前回の演習について次回に解説するので出来なかったところはやり直すこと．予習復習合わせて1時間半程度を目安に学習すること．
【6】	転がり軸受け(2)　定格荷重，選定方法	主として講義形式で授業を行い，内容の理解を深めるため適宜演習の時間を設ける．	（予習）教科書のp.97～104の内容確認．（復習）教科書とノートを読み返す．前回の演習について次回に解説するので出来なかったところはやり直すこと．予習復習合わせて1時間半程度を目安に学習すること．
【7】	ねじ(1)　概要，各部の名称	主として講義形式で授業を行い，内容の理解を深めるため適宜演習の時間を設ける．	（予習）材料力学で引張応力と剪断応力の項を確認．教科書のp.61～65，p.73～76の内容確認．（復習）教科書とノートを読み返す．予習復習合わせて1時間半程度を目安に学習すること．
【8】	ねじ(2)　ねじの締め付け，ねじの応力	主として講義形式で授業を行い，内容の理解を深めるため適宜演習の時間を設ける．	（予習）機械力学で摩擦角の項を確認．教科書のp.65～73の内容確認．（復習）教科書とノートを読み返す．前回の演習について次回に解説するので出来なかったところはやり直すこと．予習復習合わせて1時間半程度を目安に学習すること．
【9】	ばね(1)　概要，ばね定数	主として講義形式で授業を行い，内容の理解を深めるため適宜演習の時間を設ける	（予習）機械力学でフックの法則の項を確認．教科書のp.176～185の内容確認．（復習）教科書とノートを読み返す．前回の演習について次回に解説するので出来なかったところはやり直すこと．予習復習合わせて1時間半程度を目安に学習すること．
【10】	ばね(2)　ばねの応力	主として講義形式で授業を行い，内容の理解を深めるため適宜演習の時間を設ける．	（予習）教科書のp.176～185の内容確認．（復習）教科書とノートを読み返す．前回の演習について次回に解説するので出来なかったところはやり直すこと．予習復習合わせて1時間半程度を目安に学習すること．
【11】	歯車(1)　概要，種類，名称，歯形曲線	主として講義形式で授業を行い，内容の理解を深めるため適宜演習の時間を設ける．	（予習）歯車の歯がどんな形をしているか，図を描いて考えてみよう．教科書のp.109～112の内容確認．（復習）教科書とノートを読み返す．前回の演習について次回に解説するので出来なかったところはやり直すこと．予習復習合わせて1時間半程度を目安に学習すること．
【12】	歯車(2)　平歯車の寸法，バックラッシ，強度	主として講義形式で授業を行い，内容の理解を深めるため適宜演習の時間を設ける	（予習）教科書のp.112～124の内容確認．（復習）教科書とノートを読み返す．前回の演習について次回に解説するので出来なかったところはやり直すこと．予習復習合わせて1時間半程度を目安に学習すること．
【13】	ベルト，チェーン	主として講義形式で授業を行い，内容の理解を深めるため適宜演習の時間を設ける．	（予習）教科書のp.133～152の内容確認．（復習）教科書とノートを読み返す．前回の演習について次回に解説するので出来なかったところはやり直すこと．予習復習合わせて1時間半程度を目安に学習すること．
【14】	クラッチ，ブレーキ	主として講義形式で授業を行い，内容の理解を深めるため適宜演習の時間を設ける．	（予習）教科書のp.153～161の内容確認．（復習）教科書とノートを読み返す．前回の演習について次回に解説するので出来なかったところはやり直すこと．予習復習合わせて1時間半程度を目安に学習すること．
【15】	その他の機械要素（ボールねじ，スプライン，リニアガイド，遊星歯車，差動装置）	主として講義形式で授業を行い，内容の理解を深めるため適宜演習の時間を設ける	（予習）教科書のp.65,p.86-87,p.104,p.126-131の内容確認．（復習）教科書とノートを読み返す．前回の演習について次回に解説するので出来なかったところはやり直すこと．予習復習合わせて1時間半程度を目安に学習すること．

評価方法
授業態度・演習を約3割，試験を約7割の配分で評価する．授業で提示したパワーポイントと前回演習・期末試験の解答についてはグーグルクラスルームに置くので復習に活用して欲しい．
教科書
塚田，黒崎，吉村，柳下，「機械設計法第3版」，森北出版，2808円．（この教科書は機械設計製図I・IIの参考図書としても使用します）
参考図書
大西清，機械設計製図便覧（第12版），オーム社，4320円（図書館にありますが，将来，設計の仕事をしたい人には購入を勧めます）

備考
【科目ナンバー】ECDG210L 関数電卓持参のこと．前回授業の演習について次回授業で解説するので，できなかったところは復習すること．オフィスオワー：木曜4講時(10号館3401室）【実務経験】1985～2013 三菱電機先端技術総合研究所他にて産業用ロボット，メカトロニクス機器の開発に従事