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	徳島文理大学短期大学部

【科目名】職業指導Ａ（Vocational Guidance A）

科目番号	10958	担当教員名	渡邊　晋二	単位	2単位

科目群	専門	必修・選択	選択	開講期	前期	対象年次	3年～

授業概要
職業選択が人生の一生を決めかねないにもかかわらず、従来の進路指導はややもすると進学・就職の出口指導に偏りすぎた点がある。小・中・高校生一人一人のキャリアの発達を支援し、それぞれにふさわしいキャリアを形成していくために必要な意欲・態度を育てる教育方法について学習する。
到達目標
①関心･意欲･態度　小･中･高校生のキャリア形成について理解しようとしている。 ②思考･判断･表現　年代に応じた望ましいキャリア形成について考え、表現できる。 ③技能　自分の生き方を決定し自己実現を果たせるような、職業指導の在り方を考察できる。 ④知識･理解技能　働くことの意義や目的について説明できる。キャリア教育の定義と目標について説明できる。

授業計画		授業形態	授業時間外学習
【1】	オリエンテーション、工業高校卒業後の進路	講義と質疑応答	工業高校卒業後の進路についてまとめる（１時間）
【2】	職業指導の意義と進展	講義と質疑応答	自分が受けた高校での職業指導についてまとめ、これからの展望を考える（１時間）
【3】	キャリア教育Ⅰ（従来の進路指導を考える）	講義と質疑応答進路指導の問題点について討議する	これまでの進路指導の問題点を考える（１時間）
【4】	キャリア教育Ⅱ（進路指導とキャリア教育について）	講義と質疑応答	進路指導とキャリア教育の同じ部分、異なる部分を考える（１時間）
【5】	キャリア教育Ⅲ（キャリア教育の充実とこれからの展望）	講義と質疑応答	本来のキャリア教育とは何かをまとめる（１時間）
【6】	諸外国のキャリア教育	講義と質疑応答	海外のキャリア教育をまとめる（１時間）
【7】	日本版デュアルシステムⅠ（日本版デュアルシステムの現状）	講義と質疑応答	日本版デュアルシステムについてまとめる（１時間）
【8】	日本版デュアルシステムⅡ（日本版デュアルシステムの課題と展望）	講義と質疑応答	日本版デュアルシステムの課題とこれからの展望をまとめる（１時間）
【9】	日本社会の課題と解決方法	講義と質疑応答討議	前半をまとめ、日本の職業指導の在り方を考える（１時間）
【10】	職業と産業	講義と質疑応答	職業と産業をまとめる【課題】「職業に貴賤はない」ということについて考えをまとめる（１時間）
【11】	勤労と職業の意義Ⅰ（働くことの意義）	講義と質疑応答討議	自分にとって働くということどういうことかまとめる（１時間）
【12】	勤労と職業の意義Ⅱ（職業選択の在り方を考える）	講義と質疑応答	働くということについて、他の人の意見を聞いて自分の考えをまとめる（１時間）
【13】	離職・転職・フリーターを考える	講義と質疑応答	離職・転職・フリーターについて日本の現在の状況ををまとめる（１時間）
【14】	日本のものづくり	講義と質疑応答	日本のものづくり産業のこれからを考える（１時間）
【15】	産業構造・就業構造の転換期を生きるということ	感想文指定用紙の記入	指定用紙にまとめる。（１時間）

評価方法
試験（70）、レポート（20）、学習態度（10）等による総合評価試験結果、レポートの講評については、授業時にフィードバックします。
教科書
必要に応じてプリントを配布する。
参考図書
「学校教育とキャリア教育の創造」渡辺三枝子・鹿島研之助著　学文社　2205円「働くということ」坂東眞理子著　ＮＨＫ出版 800円「進路指導の理論と実践」小竹正美・山口政志・吉田辰雄著　日本文化科学社　2625円

備考

この科目は、高等学校「工業」の教員免許取得を目指すために開講されています。教員免許を取得しない学生の受講も可能ですが、内容は高等学校「工業」の教員免許のためのものです。
◆オフィスアワー　　１０：００～１２：００（月曜日～金曜日）　４号館１階学生部
【科目ナンバー】ECTL394L
◆実務経験…埼玉県公立高等学校教員（５年）　香川県公立高等学校教員（３１年）