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徳島文理大学短期大学部 |
科目番号 | 10982 | 担当教員名 | 藤澤 正一郎 | 単位 | 1単位 |
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科目群 | 専門 | 必修・選択 | 必修 | 開講期 | 後期 | 対象年次 | 1年 |
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授業概要 |
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機械製図の基本的な製図規則を身に着けるとともに、機械設計者としてのコミュニケーションツールである機械図面の読み方・書き方を習得する.部品の製作過程や図面の重要性を理解し、機械に関する基礎知識を総合的にまとめる能力を身に付ける。 2サイクルエンジンを分解し、クランクシャフト等のスケッチ図を書き、部品図を作成する。エンジンの組み立ても実施する。 NC工作機械は図面が非常に大切であり、図面の正確さが求められることを知る。また、NC言語を理解することでものづくりの方法を知る。 |
到達目標 |
①知識(理解):機械製図に関する基本的な知識を理解し、各種機械や部品の製作に使用されるで図面の役割や作図法を身に付ける。 ②態度(関心・意欲):図面を作成することに興味・関心を持ち、機械製図の意義や役割の理解を主体的に取り組むことができる。 ③技能(表現):図面などの作成に関する基礎的な知識と技術を習得するとともに、図面などを正しく読み、作成し、表現できる力を身に付ける。 ④思考・判断:図面などの作成における問題を的確に把握し、考察できる力を身に付ける。 |
授業計画 | 授業形態 | 授業時間外学習 | |
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【1】 | 各種工作機械の調査:実習工場内の工作機械の機構及び機械要素の調査研究 | 一斉講義,フィールドワーク | (予習)教科書第6章のpp.63~78の機械要素について調べておく。 (復習)機械の機構及び機械要素を理解する。(50min) |
【2】 | 機械要素の種類:歯車とベアリング | 一斉講義 | (予習)教科書第6章のpp.75~77の機械要素の機械要素について調べておく。 (復習)機械要素の種類とそれぞれの略画法を理解する。(50min) |
【3】 | 簡単な製図:公差、はめあい、幾何公差、表面性状 | 一斉講義 | (予習)教科書第7章のpp.81~102の公差、はめあい幾何公差等について調べておく。 (復習)公差、はめあいの演習問題を完成させる。(50min) |
【4】 | 簡単な製図:平歯車の製作図 | 一斉講義と実習 | (予習)教科書第7章のpp.72の平歯車の製作図と要目表のかきかたについて調べておく。 (復習)教科書巻末の付録の機械製図例2図の平歯車の製作図を完成させる。(50min) |
【5】 | 2サイクルエンジンの分解・組立:エンジンの分解およびクランク軸(ピストン)、遠心クラッチの各部寸法の測定 | 一斉講義と実習 | (予習)エンジンの構造図からしくみや名称について調べておく。 (復習)エンジンの分解手順にしたがって分解し、チェック表に必要事項を記入し、表を完成させる。(30min) |
【6】 | 2サイクルエンジンの分解・組立:エンジンのしくみおよびスケッチ作図、エンジンの組立 | 一斉講義と実習 | (予習)分解、組立時の工具類の種類や取り扱い方法について調べておく。 (復習)エンジンを再組立てし、クランク軸・遠心クラッチのスケッチ図を完成させる。(30min) |
【7】 | 2サイクルエンジンの部品図:クランク軸の部品図の部品配置、基準位置の決め方、中心線の書き方 | 一斉講義と実習 | (復習)教科書第6章のpp.12~14の図面の書き方を理解する。(30min) |
【8】 | 2サイクルエンジンの部品図:クランク軸の部品図の外形線・かくれ線の書き方 | 一斉講義と実習 | (復習)クランク軸の部品の外形線・かくれ線を完成させる。(30min) |
【9】 | 2サイクルエンジンの部品図:クランク軸の寸法記入、文字記入の仕方 | 一斉講義と実習 | (復習)クランク軸の部品の寸法基準・文字記入を完成させ、検図を受け提出する。 (30min) |
【10】 | 2サイクルエンジンの部品図:遠心クラッチの中心線、基準線、部品の外形線・かくれ線 | 一斉講義と実習 | (復習)遠心クラッチの中心線、基準線、部品の外形線・かくれ線を完成させる。 (30min) |
【11】 | 2サイクルエンジンの部品図:遠心クラッチの寸法記入、バルーン、文字記入 | 一斉講義と実習 | (復習)遠心クラッチの寸法記入、文字記入を完成させ、検図を受け提出する。 (30min) |
【12】 | マシニングセンタとNCプログラム:NC複合工作機械と操作方法(設定方法) | 一斉講義と実習 | (予習)テキストのマシニングセンタの基礎知識について調べておく。 (復習)NC工作機械の作業の流れおよび操作方法を理解する。(50min) |
【13】 | マシニングセンタとNCプログラム:NC言語と命令コード(G・Mコード他) | 一斉講義と実習 | (予習)テキストのNC言語の準備機能(G機能)や補助機能(M機能)について調べておく。 (復習)NC言語の命令語を理解し、課題を提出する。(50min) |
【14】 | マシニングセンタとNCプログラム:プログラミングの手法 イニシャルを書かせるプログラム | 一斉講義と実習 | (予習)簡単な図面(自分のイニシャル)をグラフ用紙に書いておく。 (復習)自分のイニシャルを描画するプログラムを作成する。(50min) |
【15】 | マシニングセンタとNCプログラム:実際のマシニングセンタ加工 | 一斉講義と実習 | (予習)マシニングセンタの作業の流れおよび操作方法を調べておく。 (復習)実際のマシニングセンタで実演し、課題を提出する。(50min) |
評価方法 |
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授業態度(興味・関心)20点,課題の完成度30点、テスト50点で評価する。 定期試験の解答はGoogle classroomに掲示する。 |
教科書 |
機械製図Iで使用したテキスト(大西清,基礎製図 第6版),オーム社,2310円) |
参考図書 |
大西清,JISにもとづく機械設計製図便覧(第12版)ワイド版,オーム社,7776円 エンジンの分解組立の手順表、チェック表を配布する。 マシニングセンタのプログラミングテキストを配布する。 |
備考 |
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藤澤・松本の2名で担当する. 授業計画の1項目につき,2コマ連続して授業を行う. 本科目の履修にあたり,機械製図Iを履修していること. 【科目ナンバー】ECDG101P オフィスアワー:金曜日16:30~17:30 松本:実習工場教員室 実務経験 松本:1987年4月~2015年3月 香川県立工業高等学校 藤澤:平成11年~平成16年 高松工業高等専門学校制御情報工学科教員 平成16年~平成30年 徳島大学工学部機械工学科教員 |