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	徳島文理大学短期大学部

【科目名】材料強度学(Materials Strengthening)

科目番号	11417	担当教員名	吉田　憲一	単位	2単位

科目群	専門	必修・選択	選択	開講期	前期	対象年次	3年

授業概要
曲げ変形解析で最も重要な曲げモーメント図(BMD)とせん断力図(SFD)の作図法を体得し、最大曲げモーメントの位置と大きさを求める。次に、断面二次モーメントと断面係数を理解し、曲げ応力を計算する。さらに、たわみの基本式からたわみとたわみ角を計算する。最後に、平面応力状態における組み合わせ応力から、モールの応力円を作図することを体得し、主応力と最大せん断力を導出し、曲げとねじりがかかった軸の設計に応用する。
到達目標
①知識（理解）：はりの曲げ変形におけるBMDとSFDを作図し、様々な応用に結び付けることができる。 ②態度（関心・態度）：断面二次モーメントと断面係数を理解し、曲げ変形における最大曲げ応力を計算できる。 ③技能（表現）：曲げ変形におけるたわみとたわみ角を理解し、基礎となる微分方程式を解くことができる。 ④思考・判断：平面応力状態におけるモールの応力円を理解し、作図できる。このモールの応力円から、主応力と最大せん断応力を求めることができ、設計に応用できる。

授業計画		授業形態	授業時間外学習
【1】	はりの曲げ　BMDとSFD	・演習・講義形式・小テスト	・教科書 p.106-111を熟読して、反力　の求め方を復習する。・小テストの理解
【2】	はりの曲げ　BMDとSFDの演習	・まとめの演習・講義形式・小テスト	・教科書 p.128-129の問題を解いて復　習する。・小テストの理解
【3】	はりの曲げ　断面二次モーメントの計算	・演習・講義形式・小テスト	・教科書 p.131-137を熟読して、断面　二次モーメントを理解する。・小テストの理解
【4】	はりの曲げ　曲げ応力の計算法	・まとめの演習・講義形式・小テスト	・教科書 p.138-145を熟読して、円お　よび矩形断面の断面係数の求め方を　復習する。・小テストの理解
【5】	はりの曲げ　たわみの計算法(固定はり）	・演習・講義形式・小テスト	・教科書 p.148-149を熟読して、たわ　みおよびたわみ角を理解する。・小テストの理解
【6】	はりの曲げ　たわみの計算法(単純支持はり）	・演習・講義形式・小テスト	・教科書 p.150-151を熟読して、基本　式の適用を習得する。・小テストの理解
【7】	はりの曲げ　たわみの計算法(重ね合わせ法）	・演習・講義形式・小テスト	・教科書 p.151-152を熟読して、数値　計算結果の妥当性を理解する。・小テストの理解
【8】	平面応力状態における任意面における応力の変化	・演習・講義形式・小テスト	・教科書 p.189-190を熟読して、応力　とせん断応力の変化を理解する。・小テストの理解
【9】	組み合わせ応力　主応力の定義	・演習・講義形式・小テスト	・教科書 p.190-192を熟読して、主応　力の意味を理解する。・小テストの理解
【10】	組み合わせ応力　主応力と設計条件	・演習・講義形式・小テスト	・教科書 p.192-194を熟読して、最大　せん断応力の意味を理解する。・小テストの理解
【11】	組み合わせ応力　モール円の求め方	・演習・講義形式・小テスト	・教科書 p.197-198を熟読して、モー　ルの応力円を描く。・小テストの理解
【12】	組み合わせ応力　モール円を用いた主応力の求め方	・まとめの演習・講義形式・小テスト	・教科書 p.199-201を熟読して、描か　れたモールの応力円から主応力およ　び最大せん断応力を求める。・小テストの理解
【13】	組み合わせ応力　曲げとねじりを同時に受けるはり　ねじりと引張変形	・演習・講義形式・小テスト	・教科書 p.202-203を熟読して、曲げ　およびねじりにより生じる応力を復　習する。・小テストの理解
【14】	組み合わせ応力　曲げとねじりを同時に受けるはり　ねじりと曲げ変形	・演習・講義形式・小テスト	・教科書 p.204-207を熟読して、回転　する軸の設計をする。・小テストの理解
【15】	種々の応力状態にある部材の設計	・まとめの演習・講義形式・小テスト	・はりのたわみおよびモールの応力円　に関する質問を準備する。・小テストの理解

評価方法
小テストと授業への取り組み10%、最終試験90％により評価する。
教科書
材料力学　考え方・解き方、萩原　國雄著、ISBN 978-4-501-41850-2　3000円
参考図書
「材料力学」（改訂版）、黒木剛司郎著、ISBN 627-62011-X 2472円

備考

材料力学IIを履修した学生を対象とする。

オフィスアワー：金曜日16:30～17:30 理工学部１０号館3403室

実務経験：1975年4月～1987年3月　経済産業省産業総合技術研究所において材料評価技術研究に従事

クラスコード：46zgk2i
　　　　　1987年4月～2013年3月　徳島大学工学部において材料力学関連の講義・研究に従事