徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    電気電子回路実験

科目番号20479担当教員名樋口 峰夫単位1単位
科目群専門必修・選択必修開講期前期 対象年次3年
授業概要
3人の教員により,回転系の固有振動数の測定(樋口),マインドストームを利用したロボット制御・デジタルICを利用した回路実験(加治),マイコンを用いたモータ制御実験(河田)と題する4テーマで実験を行う.合わせて個々の実験を通して実験レポートの作成を行い,結果についての考察に関して議論を行う.
到達目標
本実験を通して,今まで習得した専門科目の理解を深めるとともに,4年生から始まる卒業研究を行うための実験手法を体得し,実験レポートの作成・提出を通して,卒業論文作成の手順を体得する.
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】デジタルICを利用した回路実験(1)ディジタルICの基礎(電圧レベル,スレッショルド電圧,シュミットトリガ,プルアップ・プルダウン,ディジタルICによるLEDの点灯方法)について,回路を作成して理解する.(加治)テーマごとに講義・実験・演習・レポート作成を適宜組み合わせて行う.実験プリントを読む.
【2】デジタルICを利用した回路実験(2)基本ゲート回路(AND,OR,NAND,NOR,EX-OR)の回路を作成して,真理値表 を完成させる.さらに,各素子を利用した応用回路(加算器,半加算器)を作成する.(加治)テーマごとに講義・実験・演習・レポート作成を適宜組み合わせて行う.実験プリントを読む.
【3】デジタルICを利用した回路実験(3)フリップフロップ(RS-FF, D-FF, T-FF)の回路を作成して,真理値表を完成させ,動作原理を理解する.(加治)テーマごとに講義・実験・演習・レポート作成を適宜組み合わせて行う.実験プリントを読む.
【4】デジタルICを利用した回路実験(4)カウンタ回路を作成して,真理値表を完成させ,動作原理を理解する.また,デジタル表示回路を作成し,動作を確認する.(加治)テーマごとに講義・実験・演習・レポート作成を適宜組み合わせて行う.実験プリントを読む.レポート作成.
【5】グループ1:回転系の固有振動数の測定(1)実験の準備,計測器の校正(樋口)
グループ2:マイコンを用いたモータ制御実験(1)mbedマイコンの使い方(河田)
テーマごとに講義・実験・演習・レポート作成を適宜組み合わせて行う.実験プリントを読む.
【6】グループ1:回転系の固有振動数の測定(2)予備実験(樋口)
グループ2:マイコンを用いたモータ制御実験(2)MOS-FETによるスイッチング特性実験,n-MOSを用いたモータ駆動実験(河田)
テーマごとに講義・実験・演習・レポート作成を適宜組み合わせて行う.実験プリントを読む.
【7】グループ1:回転系の固有振動数の測定(3)実験と測定値の処理(樋口)
グループ2:マイコンを用いたモータ制御実験(3)Hブリッジ回路によるDCモータのPWM制御実験(河田)
テーマごとに講義・実験・演習・レポート作成を適宜組み合わせて行う.実験プリントを読む.
【8】グループ1:回転系の固有振動数の測定(4)データ整理と実験結果の発表(樋口)
グループ2:マイコンを用いたモータ制御実験(4)ロータリーエンコーダによるDCモータの回転速度測定実験,DCモータの角度制御実験(河田)
テーマごとに講義・実験・演習・レポート作成を適宜組み合わせて行う.実験プリントを読む.レポート作成.
【9】グループ1:マイコンを用いたモータ制御実験(1)mbedマイコンの使い方(河田)
グループ2:回転系の固有振動数の測定(1)実験の準備,計測器の校正(樋口)
テーマごとに講義・実験・演習・レポート作成を適宜組み合わせて行う.実験プリントを読む.
【10】グループ1:マイコンを用いたモータ制御実験(2)MOS-FETによるスイッチング特性実験,n-MOSを用いたモータ駆動実験(河田)
グループ2:回転系の固有振動数の測定(2)予備実験(樋口)
テーマごとに講義・実験・演習・レポート作成を適宜組み合わせて行う.実験プリントを読む.
【11】グループ1:マイコンを用いたモータ制御実験(3)Hブリッジ回路によるDCモータのPWM制御実験(河田)
グループ2:回転系の固有振動数の測定(3)実験と測定値の処理(樋口)
テーマごとに講義・実験・演習・レポート作成を適宜組み合わせて行う.実験プリントを読む.
【12】グループ1:マイコンを用いたモータ制御実験(4)ロータリーエンコーダによるDCモータの回転速度測定実験,DCモータの角度制御実験(河田)
グループ2:回転系の固有振動数の測定(4)データ整理と実験結果の発表(樋口)
テーマごとに講義・実験・演習・レポート作成を適宜組み合わせて行う.実験プリントを読む.レポート作成.
【13】マインドストームを利用したロボット制御(1)レゴ社製教育用ロボット(マインドストームNXT)の概要を確認し,制御ソフトウェア(Robolab)を用いた制御方法について,実習を通して理解する.(加治)テーマごとに講義・実験・演習・レポート作成を適宜組み合わせて行う.実験プリントを読む.
【14】マインドストームを利用したロボット制御(2)レゴ社製教育用ロボット(マインドストームNXT)に搭載されている各種センサ(タッチセンサ,光センサ,超音波センサ,音センサ)の特性と制御方法について,ロボット動作時のデータロギングを行うなど,実習を通して理解する.(加治) テーマごとに講義・実験・演習・レポート作成を適宜組み合わせて行う.実験プリントを読む.
【15】マインドストームを利用したロボット制御(3)光センサを利用したライントレースを実現するための制御方法について,実際にロボットを製作し,実習を通して理解する.(加治) テーマごとに講義・実験・演習・レポート作成を適宜組み合わせて行う.実験プリントを読む.レポート作成.
評価方法
実験・演習時の態度,レポートの評価を総合評価する.
実験すべてに関してレポートが認定されなければならない.
成績はそれぞれの実験の成績の平均点をもって与える.
教科書
特に定めないが,計測装置のマニュアル,実験プリントを配布する.
参考図書
デジタル回路実験については,2年次に「電子回路」「論理回路」で使用したテキスト「メカトロニクスのための電子回路基礎,コロナ社」
備考
この科目は,樋口,加治,河田の3名で担当する.
原則として欠席は認めない.
各実験は1班で実施するものと2班に分かれて実施するものがある.
授業計画の1項目につき2コマ連続して授業を行う.