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徳島文理大学短期大学部 |
科目番号 | 00076 | 担当教員名 | 多田 哲生 | 単位 | 2単位 |
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科目群 | 専門 | 必修・選択 | 選択 | 開講期 | 後期 | 対象年次 | 3年 |
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授業概要 |
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社会基盤システム、コンピュータシステム、自動車のリコール問題、航空機・家電製品の安全性等、信頼性に関する問題は多い。本講義は、信頼性工学の基礎となる考え方、実務面への応用を中心に、実際に発生した事例を随時取り上げ、実務上の問題解決に役立つ内容とする。 |
到達目標 |
信頼性基本事項である故障曲線と名称が図を描いて示すことができる。故障率(信頼度)を計算により求められる。寿命試験結果(データ)からワイブル確率紙を利用して寿命(故障)時間を推定できる。高信頼性システムを実現するための基本的な考えと技術者倫理に対する自分の意見を述べることができる。 |
授業計画 | 授業形態 | 授業時間外学習 | |
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【1】 | 信頼性の定義と尺度および品質の定義を説明。理解度の確認用の演習を行う。 | ・講義 ・演習 | 【予習】第1回目の講義の教科書1-8ページ熟読 |
【2】 | 第1回講義の理解度確認用演習。故障率と信頼度の関係の説明。理解度の確認用の演習を行う。 | ・講義 ・演習 | 【予習】第2回目の講義の教科書11-12ページ熟読 |
【3】 | 第2回講義の理解度確認用演習の解説。故障率の計算法の説明。理解度の確認用の演習を行う。 | ・講義 ・演習 | 【予習】第3回目の講義の教科書13-17ページ熟読 |
【4】 | 第3回講義の理解度確認用演習の解説。故障を表す故障曲線(バスタブーカーブ)の説明。理解度の確認用の演習を行う。 | ・講義 ・演習 | 【予習】第4回目の講義の教科書17-19ページ熟読 |
【5】 | 第4回講義の理解度確認用演習の解説。動作時間、修理時間など故障に関する特性値の計算法の説明。理解度の確認用の演習を行う。 | ・講義 ・演習 | 【予習】第5回目の講義の教科書19-22ページ熟読 |
【6】 | 第5回講義の理解度確認用演習の解説。故障分布の代用的な統計的手法としてのワイブル分布の説明。理解度の確認用の演習を行う。 | ・講義 ・演習 | 【予習】第6回目の講義の教科書22-26ページ熟読 |
【7】 | 第6回講義の理解度確認用演習の解説。ワイブル分布(ワイブル確率紙)を利用して寿命予測などができることの説明。理解度の確認用の演習を行う。 | ・講義 ・演習 | 【予習】第7回目の講義の教科書27-30ページ熟読 |
【8】 | 第7回講義の理解度確認用演習の解説。寿命試験を途中で打ち切った場合のワイブル分布(ワイブル確率紙)の利用法の説明。理解度の確認用の演習を行う。 | ・講義 ・演習 | 【予習】第8回目の講義の教科書31-34ページ熟読 |
【9】 | 第8回講義の理解度確認用演習の解説。システムの高信頼性の概要説明。理解度の確認用の演習を行う。 | ・講義 ・演習 | 【予習】第9回目の講義の教科書36-37ページ熟読 |
【10】 | 第9回講義の理解度確認用演習の解説。システムの高信頼性を実現する手法(並列系)の説明。理解度の確認用の演習を行う。 | ・講義 ・演習 | 【予習】第10回目の講義の教科書37-42ページ熟読 |
【11】 | 第10回講義の理解度確認用演習の解説。システムの高信頼性を実現する手法(ディレーティング)の説明。理解度の確認用の演習を行う。 | ・講義 ・演習 | 【予習】第11回目の講義の教科書90ページ熟読。関連する参考図書①の73-76ページ参照 |
【12】 | 第11回講義の理解度確認用演習の解説。システムの故障の回避や故障発生後の影響軽減手法(ヒューマンエラー防止、フェールセーブ設計)の説明。理解度の確認用の演習を行う。 | ・講義 ・演習 | 【予習】第12回目の講義の教科書92ページ熟読。関連する参考図書①の80-83ページ参照 |
【13】 | 第12回講義の理解度確認用演習の解説。技術者倫理の考えの基本となる、倫理、法、モラル、常識の説明。理解度の確認用の演習を行う。 | ・講義 ・演習 | 【予習】第13回目の講義に関連する参考図書②の3-7ページ参照 |
【14】 | 第13回講義の理解度確認用演習の解説。技術者倫理として直面した事例(チャレンジャー事故)を紹介し、各自の見解を述べる。理解度の確認用の演習を行う。 | ・講義 ・演習 | 【予習】第13回目の講義に関連する参考図書②の35-49ページ参照【復習】講義内容の整理整頓したノート作成と全演習の解法をまとめる。 |
【15】 | 第14回講義の理解度確認用演習の解説。最終のまとめとして講義全体の理解度確認を筆記試験問題で実施する。 | ・講義 ・演習 | 【復習】全体の中で理解不足の項目を整理する。 |
評価方法 |
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以下の項目に概ねの評価比率を与え、各項目の総和を基本とした評価点とする。 ・講義毎に実施する確認問題の得点:30% ・試験とまとめの総計の得点 :70% |
教科書 |
「品質・信頼性技術」、著 松本平八 他、共立出版、ISBN978-4-320-12304-5、2800円(税別) |
参考図書 |
①「信頼性技術入門」、小山 健 著、 (財)日本規格協会、ISBN4-542-50326-7、2233円(税別) ②「技術者の倫理 入門」、著 杉本泰治、丸善株式会社、ISBN978-4-621-08029-0、1700円(税別) |
備考 |
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