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徳島文理大学短期大学部 |
科目番号 | 10507 | 担当教員名 | 妹尾 尚一郎 | 単位 | 2単位 |
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科目群 | 専門 | 必修・選択 | 選択 | 開講期 | 後期 | 対象年次 | 1年、2年、3年 |
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授業概要 |
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本講義では、確率の基本、統計学の考え方とデータ処理の基本を学び、各種の実例を取り上げ、確率の応用と統計を用いたデータ処理の手法について習得する。 |
到達目標 |
【知識(理解)】確率・統計計算の基本である平均、分散、標準偏差などが計算できる。さらに相関係数、回帰の計算と信頼性区間の推定や検定など統計的データ処理が行える。 【態度(関心・意欲)】社会で活用されている各種の統計データに関心を持ち、その導出方法や解釈を示すことができる。 【技能(表現)】各種のサンプルデータを統計処理してデータ全体の特性を分かり易い形式で表現できる。 【思考・判断】データを階層またはカテゴリーに分類してデータ相互の相関を評価できる。 |
授業計画 | 授業形態 | 授業時間外学習 | |
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【1】 | 確率の基本について知識・技能を整理し、講義の基礎固めを行う。理解度確認用の演習を行う。集合と確率、条件つき確率、ベイズの定理について学ぶ。 (教科書 1章) | ・講義 ・演習 | 【予習】確率について知っていることをまとめる。 【復習】講義内容を振り返り、演習問題を解く。 |
【2】 | データの整理について学び、度数分布表やヒストグラム、各種のグラフを作成できるようにする。 (教科書 2章の1) | ・講義 ・演習 | 【予習】データの整理について知っていることをまとめる。 【復習】講義内容を振り返り、演習問題を解く。 |
【3】 | 共分散および相関係数、線形回帰について学び、実例を通してそれらの意味を理解する。 (教科書 2章の2) | ・講義 ・演習 | 【予習】データの相関について知っていることをまとめる。 【復習】講義内容を振り返り、演習問題を解く。 |
【4】 | 確率変数について学び、平均、分散、標準偏差の意味を理解し計算方法を習得するようにする。また離散的な確率分布について学ぶ。 (教科書 3章の1) | ・講義 ・演習 | 【予習】平均、分散、標準偏差について復習する。 【復習】講義内容を振り返り、演習問題を解く。 |
【5】 | 連続な確率分布、特に正規分布について学び、標準正規分布表から確率を計算できるようにする。 (教科書 3章の1) | ・講義 ・演習 | 【予習】確率分布について復習する。 【復習】講義内容を振り返り、演習問題を解く。 |
【6】 | 独立な確率変数列の和について学び、中心極限定理の意味を理解する。 (教科書 3章の2) | ・講義 ・演習 | 【予習】誤差について知っていることをまとめる。 【復習】講義内容を振り返り、演習問題を解く。 |
【7】 | 母平均の推定について学び、正規分布ないしt分布を用いて信頼区間を推定できるようにする。 (教科書 4章の1) | ・講義 ・演習 | 【予習】統計調査の信頼性について調べる。 【復習】講義内容を振り返り、演習問題を解く。 |
【8】 | カイ2乗分布を用いた母分散の推定および母比率の推定について学ぶ。 (教科書 4章の1) | ・講義 ・演習 | 【予習】世論調査やテレビ視聴率の調査方法について調べる。 【復習】講義内容を振り返り、演習問題を解く。 |
【9】 | 仮説検定の考え方を理解し、母平均の検定に応用できるようにする。 (教科書 4章の2) | ・講義 ・演習 | 【予習】検定について知っていることをまとめる。 【復習】講義内容を振り返り、演習問題を解く。 |
【10】 | 母分散の検定、母比率の検定、2つの母集団の母平均の差の検定といった検定の方法を学び、例示された問題へ適用する。 (教科書 4章の2) | ・講義 ・演習 | 【予習】仮説検定が応用される例について調べる。 【復習】講義内容を振り返り、演習問題を解く。 |
【11】 | 分散分析について学び、一元配置の場合と二元配置の分析表の作成方法を修得する。 | ・講義 ・演習 | 【予習】分散分析について調べる。 【復習】講義内容を振り返り、演習問題を解く。 |
【12】 | 分散分析についてさらに学び、二元配置で繰返しのある場合の分析表の作成方法を修得する。 | ・講義 ・演習 | 【予習】分散分析の対象となる実験の例を考える。 【復習】講義内容を振り返り、演習問題を解く。 |
【13】 | 回帰分析について学ぶ。 (教科書 5章の3) | ・講義 ・演習 | 【予習】直線回帰が使われている例について調べる。 【復習】講義内容を振り返り、演習問題を解く。 |
【14】 | 実験計画法およびExcelなどの統計処理ソフトを用いた統計処理について学び、演習を通してやり方を習得する。 | ・講義 ・演習 | 【予習】実験計画法について調べる。 【復習】講義内容を振り返り、演習問題を解く。 |
【15】 | 講義全体のまとめを行い、理解度確認のため演習問題を解く。 | ・講義 ・演習 | 【予習】全講義の要点を整理し、試験に出そうな問題を考える。 【復習】講義内容を振り返り、演習問題を解く。 |
評価方法 |
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以下に評価の比率を示す。各項目の総和を基本とした評価点とする。 ・講義毎に課す演習問題:30% ・定期試験:70% |
教科書 |
「新 確率統計」、大日本図書、ISBN978-4-477-02686-2、1700円(税別) また補足資料、演習問題などのプリントを配付する。 |
参考図書 |
「信頼性技術入門」 小山 健 著、(財)日本規格協会、ISBN4-542-5032607、2333円(税別) |
備考 |
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オフィスアワー:月曜日5講時(10号館7階3706 妹尾研究室) 授業中に演習問題を解くとき平方和および平方根の計算が必要なので、メモリー計算とルート計算のできる電卓を用意すること。 |