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	徳島文理大学短期大学部

【科目名】光情報工学 (Optical Information Engineering)

科目番号	10612	担当教員名	妹尾　尚一郎	単位	2単位

科目群	専門	必修・選択	選択	開講期	後期	対象年次	3年

授業概要
光学はもっとも歴史の古い科学技術分野の一つであると共に、現在幅広く先端技術で応用されている。光ファイバ通信に代表されるように、半導体技術の進歩と相まって光を利用する製品やサービスの高性能化は著しい。本科目では光学の基礎から始めて、いくつかの最先端の応用分野までを講義する。光デバイスや光通信システムに関する調査研究のディスカッションを通して、光学部品から光通信システムの構築、運用までの研究開発の流れを理解することを目指す。
到達目標
光学および光通信とその関連技術の現状及び将来を考える上での基礎知識を習得する。 ①知識(理解) ・光学および光通信システムの基本的な事項を理解し、色や望遠鏡のしくみ、また光通信システムの専門用語を説明できる　ようになる。 ②態度(関心・意欲) ・光学および光通信システムへの関心を育む。 ③技能(表現) ・光に関する法則を学び、基礎的な系における物理量を計算できるようになる。 ④思考・判断　・光学および光通信システムが現代社会で果たしている役割について判断する能力を身につける。

授業計画		授業形態	授業時間外学習
【1】	光とは何か？　歴史的論争　光の基本的性質	講義演習（対面授業）	光学の歴史の復習演習問題を次回までに提出する時間：備考を参照
【2】	３原色の不思議	講義演習（対面授業）	色のしくみの復習演習問題を次回までに提出する時間：備考を参照
【3】	発光のしくみ・・・原子と分子	講義演習（対面授業）	原子の構造とエネルギー準位の復習演習問題を次回までに提出する時間：備考を参照
【4】	光学とは？ ①・・・光学の基礎はマクスウェルの方程式	講義演習（対面授業）	屈折、干渉、回折、偏光の復習演習問題を次回までに提出する時間：備考を参照
【5】	光学とは？ ②・・・カメラの基礎は幾何光学	講義演習（対面授業）	幾何光学の復習演習問題を次回までに提出する時間：備考を参照
【6】	光学とは？ ③・・・幾何光学と望遠鏡	講義演習（対面授業）	幾何光学の作図演習問題を次回までに提出する時間：備考を参照
【7】	フーリエ変換	講義演習（対面授業）	フーリエ変換の応用例の調査演習問題を次回までに提出する時間：備考を参照
【8】	光通信の基本	講義演習（対面授業）	光通信ネットワークの復習演習問題を次回までに提出する時間：備考を参照
【9】	レーザーのしくみと種類	講義演習（対面授業）	レーザーの応用例の調査演習問題を次回までに提出する時間：備考を参照
【10】	光ファイバのしくみ	講義演習（対面授業）	光信号の減衰量の計算演習問題を次回までに提出する時間：備考を参照
【11】	光伝送技術	講義演習（対面授業）	光通信の変調方式の復習演習問題を次回までに提出する時間：備考を参照
【12】	波長多重通信	講義演習（対面授業）	波長、光パスの復習演習問題を次回までに提出する時間：備考を参照
【13】	光デバイス、光集積回路	講義演習（対面授業）	光デバイスの調査研究調査結果を次回までに提出する時間：備考を参照
【14】	光通信システム	講義調査結果の発表、ディスカッション（対面授業）	光通信システムの調査研究調査結果を次回までに提出する時間：備考を参照
【15】	まとめ	講義調査結果の発表、ディスカッション（対面授業）	全体の復習時間：備考を参照

評価方法
講義内容についての期末試験：70%、演習および平常点：30%の配分で総合して評価します。
教科書
講義ノートを配布。
参考図書
「光学機器が一番わかる」　福田京平著　技術評論社、ISBN 978-4774141985、本体1,680円＋税

備考

オフィスアワー：水曜日５講時（10号館7階3706 妹尾研究室）
時間外学習時間は、毎回講義の復習と演習問題の解答および次回講義の予習に1.5時間を費やすことを標準とする。ただし理解が十分でない場合は、さらに時間をかけて学習に取り組むこと。
実務経験：1983年～2012年　通信ネットワーク機器の研究開発に従事。