徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    制御理論��(Control Theory ��)

科目番号10965担当教員名河合　浩行単位2単位
科目群専門必修・選択選択開講期前期 対象年次3年
授業概要
現在、あらゆる分野において自動制御の技術は応用されています。授業の目的は、自動制御とはいかなるものであるか、
どのような点が特に重要であるかについて制御理論における基礎的な事柄を理解し身につけることです。授業では、常に
具体的な物理現象と結びつくように身近な事例を紹介し、理論式は自動制御の本質を理解しうるだけの最小限に止め、理
解と興味が増すように制御理論の基礎的な事柄について学習します。
到達目標
到達目標は、授業目的や必要性を交え、以下の項目内容を目指します。
・知識（理解）：自動制御の果たす役割について学習し、これを実現するための基本の制御要素を理解する。
・態度（関心・意欲）：「自動制御」の学習に興味関心があり、意欲的に学習する。
・技能（表現）：最終的に事例を中心とした制御理論の基礎が理解できる。
・思考・判断：自動制御の技術者に必要な資質について理解しようとする。
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】自動制御の意義・必要性ガイダンス、質疑応答ノート整理、講義内容の復習を行い、自動制御の意義と必要性を理解する(90分）
【2】計測と制御の変遷PPT、教科書による講義ノート整理、講義内容の復習、テキストP1〜P5の予習(90分）
【3】計測およびデータの取り扱いPPT、教科書による講義ノート整理、講義内容の復習、テキストP5〜P7の予習(90分）
【4】シーケンス制御の概要PPT、教科書による講義ノート整理、講義内容の復習、テキストP8〜P22の予習(90分）
【5】制御用部品PPT、教科書による講義ノート整理、講義内容の復習、テキストP23〜P30の予習(90分）
【6】基本回路PPT、教科書による講義ノート整理、講義内容の復習、テキストP30〜P50の予習(90分）
【7】応用事例・シーケンス制御のまとめPPT、教科書による講義、課題プリント演習ノート整理、講義内容の復習、テキストP51〜P84の予習(90分）
【8】フィードバック制御の基本構成PPT、配布プリントによる講義P84〜P85の章末問題の解答をレポートにまとめて提出する。配布プリントでラプラス変換と逆ラプラス変換を復習する。(90分）
【9】分類についてPPT、配布プリントによる講義ノート整理、講義内容の復習、配布プリントでシステムの数式モデルを求める考え方を復習し理解する。(90分）
【10】要素と制御動作PPT、配布プリントによる講義、演習ノート整理、講義内容の復習、システムの数式モデルの演習課題を解き、できなかった問題を解いて提出する。(90分）
【11】周波数応答法PPT、配布プリントによる講義、演習ノート整理、講義内容の復習、配布プリントにより過渡応答の差がどうして生じるのかを理解する。解けなかった演習問題を解いて、次回提出する。(90分）
【12】過渡応答法PPT、配布プリントによる講義、演習ノート整理、講義内容の復習、配布プリントを用いて、インディシャル応答でどのようなシステム挙動がわかるのかを理解する。解けなかった演習問題を解いて、次回提出する。(90分）
【13】インディシャル応答PPT、配布プリントによる講義、演習ノート整理、講義内容の復習、配布プリントを用いて予習し、伝達関数の特徴を理解する。解けなかった演習問題を解いて、次回提出する。(90分）
【14】要素の結合と特性PPT、配布プリントによる講義ノート整理、講義内容の復習、配布プリントを用いて予習し、制御系の安定性及びそれを決めるファクタが何かを理解する。(90分）
【15】制御系の安定と評価、総括とまとめPPT、配布プリントによる講義ノート整理、講義内容の復習を行い、シーケンス制御とフィードバック制御の違い、適用システムの差異を理解する。(90分）
評価方法
平常点(50%)、期末試験(50%)を総合して判断する。
フィードバックはGoogle CLassroomなどで行う。
教科書
制御工学の基礎、尾崎弘明、共立出版、2,300円＋税
必要に応じて資料を配布する。
参考図書
専修学校教科書シリーズ８ 自動制御：牛渡徹・田中昭夫ほか，コロナ社
備考
オフィイスアワー：　火曜日 13:05〜14:35（10号館7階3704）

【実務経験】昭和61年〜平成27年　三菱電機(株）LSI研究所他にてVLSI, SoC(System On a Chip)及びコンピュータアーキテクチャの研究開発に従事