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	徳島文理大学短期大学部

【科目名】信頼性工学(Reliability Engineering)

科目番号	11023	担当教員名	中川　隆文	単位	2単位

科目群	専門	必修・選択	選択	開講期	後期	対象年次	3年

授業概要
社会基盤システム、コンピュータシステム、自動車のリコール問題、航空機・家電製品の安全性等、信頼性に関する問題は多い。本講義は、信頼性工学の基礎となる考え方、実務面への応用を中心に、実際に発生した事例を随時取り上げ、実務上の問題解決に取り組める講義である。
到達目標
1. 簡単な信頼性・品質管理であるＱＣ７道具が使えるようになる。(知識) 2. 統計計算の基本である平均、偏差、標準偏差、分散などが計算できる。(技能) 3. それらを応用した相関係数、回帰の計算と信頼性区間の推定など統計的データ処理が行える。(知識) 4. 実験計画法を用いて要因効果の評価が実施できる。(知識) 5. 社会で発表されている各種の情報を統計データに示すことができる。（関心) 6・各種のサンプルデータ統計処理してデータ全体の特性をわかり易い形式として表現できる。（技能） 7・データを階層またはカテゴリーに分類してデータ相互の相関を評価できる。（判断）

授業計画		授業形態	授業時間外学習
【1】	オリエンテーション信頼性の定義と尺度および品質の定義を説明。	・講義	配布資料の復習復習と配布資料の熟読,信頼性と品質の定義をそれぞれ文章として記述する。(90分)
【2】	信頼性の基礎数理の説明。	・講義・演習	配布資料の復習復習と配布資料の熟読,信頼性の基礎数理式を整理する。(90分)
【3】	故障率と信頼度の評価方法の説明	・講義・演習	配布資料の復習復習と配布資料の熟読,故障率と信頼度の提示をそれぞれ文章して記述する。(90分)
【4】	。故障を表す故障曲線等の説明。	・講義・演習	配布資料の復習復習と配布資料の熟読,故障曲線（バスタブカーブ）の３つの期の名称を描く。(90分)
【5】	動作時間、修理時間など故障に関する特性値の計算方法の説明。	・講義・演習	配布資料の復習復習と配布資料の熟読,MTBF,MTTRの計算式を整理し、計算をして求める。(90分)
【6】	故障分布の代用的な統計的手法としてのワイブル分布の説明。	・講義・演習	配布資料の復習復習と配布資料の熟読,ワイブル分布の各パラメータの意味を整理する。(90分)
【7】	ワイブル分布を利用して寿命予測などができることの説明。	・講義・演習	配布資料の復習復習と配布資料の熟読,ワイブルの評価方法について整理する。(90分)
【8】	仮説検定の方法を説明。	・講義・演習	配布資料の復習復習と配布資料の熟読,仮説検定の計算についてまとめる。(90分)
【9】	仮説検定（信頼度区間、検定統計量等）の計算を行う。	・講義・演習	配布資料の復習復習と配布資料の熟読,仮説検定の計算についてまとめる。(90分)
【10】	システムの高信頼性を実現する手法（並列系）の説明。	・講義・演習	配布資料の復習復習と配布資料の熟読,並列系の故障率を計算する。(90分)
【11】	システムの高信頼性を実現する手法の説明。	・講義・演習	配布資料の復習復習と配布資料の熟読,裕度設計の種類と特徴をまとめる。(90分)
【12】	ＱＣ７つ道具と使い方について演習する。	・講義・演習	配布資料の復習復習と配布資料の熟読,基礎数理について整理する。(90分)
【13】	信頼性試験の方法と評価方法について説明する。	・講義・演習	配布資料の復習復習と配布資料の熟読,信頼性試験の方法について整理する。(90分)
【14】	。システムの故障の回避や故障発生後の影響軽減手法（ヒューマンエラー防止、フェールセーブ設計）の説明。	・講義・演習	配布資料の復習復習と配布資料の熟読,ヒューマンエラー防止をまとめる。(90分)
【15】	技術者倫理の考えの基本となる、倫理、法、モラル、常識の説明。	・講義・演習	配布資料の復習復習と配布資料の熟読,技術者倫理の考え方を整理する。(90分)

評価方法
随時の試験(20%), レポート(80点)により評価する随時の試験およびレポートの評価等については、グーグルクラスルームでフィードバックする
教科書
自作資料
参考図書
①「信頼性技術入門」、小山　健　著、 (財)日本規格協会 ②「技術者の倫理　入門」、著　杉本泰治、丸善株式会社 ③「品質・信頼性技術」、著　松本平八　他、共立出版

備考
【科目ナンバー】EDBC336L 【オフィスアワー】月曜日・4講時・研究室【実務経験】1984～2014 三菱電機株式会社にて研究職として勤務