徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    システム工学II(Systems Engineering II)

科目番号11085担当教員名越後 満秋単位2単位
科目群専門必修・選択選択開講期後期 対象年次2年
授業概要
システム工学とはシステムを解析,設計,運用,計画,評価したりするときに用いる工学的な方法論を集めたものである.本講義ではこれらの方法論について学ぶ.更に方法論の範囲を技術者にとって必要になることが多いVE(バリューエンジニアリング)や安全,失敗学,特許等,周辺の実務的な項目まで広げ,演習を交えて学ぶ.
到達目標
①知識(理解):システム工学とものづくりの分野で広く使われる工学的な概念と方法を理解できる.
②態度(関心・意欲):ものづくりの分野で広く使われる工学的な概念と方法に興味を持つ.
③技能(表現):ものづくりの分野で広く使われる工学的な方法を簡単な課題に対して適用できるようになる.
④思考・判断:ものづくりの分野で広く使われる工学的な概念を使って思考できるようになる.
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】システムとシステム工学主として講義形式で授業を行い,理解を深めるため適宜演習を行う.予習:システムとは何か,身の回りにどんなシステムがあるか考えてみよう.
授業のあった当日に,ノートを見返して,その日に何を学んだか思い出して欲しい.予習復習合わせて1時間半程度を目安に学習すること.
【2】システムの評価と評価手法主として講義形式で授業を行い,理解を深めるため適宜演習を行う.予習:どんなシステムが良いシステムか,考えてみよう.
ノートを見返して復習.演習について出来なかったところはやり直すこと.予習復習合わせて1時間半程度を目安に学習すること.
【3】システムの評価とトレードオフ主として講義形式で授業を行い,理解を深めるため適宜演習を行う.ノートを見返して復習.演習について出来なかったところはやり直すこと.1時間程度を目安に学習すること.
【4】Value Engineering(価値,コスト,機能)主として講義形式で授業を行い,理解を深めるため適宜演習を行う.ノートを見返して復習.演習について出来なかったところはやり直すこと.1時間程度を目安に学習すること.
【5】Value Engineering(特性要因図,なぜなぜ分析)主として講義形式で授業を行い,理解を深めるため適宜演習を行う.ノートを見返して復習.演習について出来なかったところはやり直すこと.1時間程度を目安に学習すること.
【6】発想支援法(KJ法,NM法など)主として講義形式で授業を行い,理解を深めるため適宜演習を行う.ノートを見返して復習.演習について出来なかったところはやり直すこと.1時間程度を目安に学習すること.
【7】工程管理・スケジューリング(ガントチャート、アローダイアグラムなど)主として講義形式で授業を行い,理解を深めるため適宜演習を行う.予習:例えば試験前に勉強の計画を立てるときなど,どうやって計画を立てただろうか.思い返してみよう.
ノートを見返して復習.演習について出来なかったところはやり直すこと.予習復習合わせて1時間半程度を目安に学習すること.
【8】信頼性の解析(FMEA,FTA)主として講義形式で授業を行い,理解を深めるため適宜演習を行う.予習:身の回りの道具や機械が故障したとき,どういうメカニズムで壊れたのかを思い返してみよう.
ノートを見返して復習.演習について出来なかったところはやり直すこと.予習復習合わせて1時間半程度を目安に学習すること.
【9】最適化手法主として講義形式で授業を行い,理解を深めるため適宜演習を行う.予習:いろいろな制約条件がある中で最善の解を導き出すには、どのような手法があるか調べてみよう.
ノートを見返して復習.演習について出来なかったところはやり直すこと.予習復習合わせて1時間半程度を目安に学習すること.
【10】安全(不安全行動と不安全状態,ハインリッヒの法則とヒヤリハット)主として講義形式で授業を行い,理解を深めるため適宜演習を行う.予習:安全性とは何か,考えてみよう.
ノートを見返して復習.演習について出来なかったところはやり直すこと.予習復習合わせて1時間半程度を目安に学習すること.
【11】安全(リスクアセスメントなど)主として講義形式で授業を行い,理解を深めるため適宜演習を行う.予習:リスクアセスメントとは何か調べてみよう.
ノートを見返して復習.演習について出来なかったところはやり直すこと.予習復習合わせて1時間半程度を目安に学習すること.
【12】失敗学主として講義形式で授業を行い,理解を深めるため適宜演習を行う.予習:失敗を次の教訓に活かしたことはないだろうか.思い返してみよう.
ノートを見返して復習.演習について出来なかったところはやり直すこと.予習復習合わせて1時間半程度を目安に学習すること.
【13】特許主として講義形式で授業を行い,理解を深めるため適宜演習を行う.ノートを見返して復習.1時間程度を目安に学習すること.
【14】イノベーションとは主として講義形式で授業を行い,理解を深めるため適宜演習を行う.ノートを見返して復習.1時間程度を目安に学習すること.
【15】全体復習主として講義形式で授業を行い,理解を深めるため適宜演習を行う.ノートを見返して復習.1時間半程度を目安に学習すること.
評価方法
筆記試験を約6割、授業態度を約4割で総合的に評価する.
授業で提示した資料や演習問題などの解答についてはグーグルクラスルームに置くので復習に活用して欲しい.
教科書
使用しない.
参考図書
室津他,システム工学第2版,森北出版,2006.
他,適宜指示する.
備考
【科目ナンバー】EDCE124L
関数電卓持参のこと.
オフィスアワー:水曜5講時 理工学部10号館4階3404室
実務経験:1995~2021年度 大阪ガス株式会社にて家庭用燃料電池コージェネレーションシステム等の開発に従事
     1999~2021年度 長崎大学工学部非常勤講師