徳島文理大学シラバスシステム

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	徳島文理大学短期大学部

【科目名】システム工学 II

科目番号	20359	担当教員名	河合　浩行	単位	2単位

科目群	専門	必修・選択	選択	開講期	後期	対象年次	3年

授業概要
現在、エレクトロニクス分野の進歩は著しく、変化の速度は衰えることがありません。こうした科学技術の進歩に追従し更に最先端の技術開発を行うためには、基礎となる分野について応用力を養うことが重要です。最近では機械システムに留まらずビル、交通から経済、社会全体までもシステムと捉えてシステム工学アプローチにより社会ニーズに合致したシステムを実現しようとする試みが広く行われています。本講義では、システムの定義からはじめて、現状システムの問題発見と解決策立案・意思決定までのシステム工学的アプローチのワークを通じて、システム工学的思考と各種技法の応用力を身につけます。意思決定手法では、短絡型階層図のAHP分析法を取り上げる。
到達目標
①知識：短絡型階層図を使ったAHP分析ができる。 ②態度：定量的・客観的な意思決定に興味を持ち、AHP法を活用できる。 ③技能：AHP分析法を説明できる。 ④思考：短絡型階層図にもとづくAHP分析を行い、最適な対策案を見出すことができる。

授業計画		授業形態	授業時間外学習
【1】	オリエンテーション、成績評価方法説明、システム工学の位置づけ	講義	講義内容の復習
【2】	システム工学の概要(1)　：システム分類	講義	講義内容の復習
【3】	システム工学の概要(2)　：システム分析とシステム合成	講義	講義内容の復習
【4】	システムズアプローチ	講義	講義内容の復習
【5】	シミュレーションとモデリング	講義	講義内容の復習
【6】	意思決定法（階層分析法）～多層AHP、欠損値、矛盾する一対比較値～	講義	講義内容の復習
【7】	グループワーク(1)　：グループ分け、役割決定、課題設定	講義グループワーク	講義内容の復習グループワーク課題の検討と作業
【8】	グループワーク(2)　：課題設定、評価基準検討	講義グループワーク	講義内容の復習グループワーク課題の検討と作業
【9】	グループワーク(3) ：代替案（新技術案）検討	講義グループワーク	講義内容の復習グループワーク課題の検討と作業
【10】	グループワーク(4) ：階層図作成、中間発表準備	講義グループワーク	講義内容の復習グループワーク課題の検討と作業
【11】	中間成果発表　（設定課題、階層図、代替案、評価基準）	講義グループワーク	講義内容の復習グループワーク課題の検討と作業
【12】	グループワーク(5) ：評価基準検討、階層図作成、アンケートフォーム作成	講義グループワーク	講義内容の復習グループワーク課題の検討と作業
【13】	グループワーク(6) ：アンケート内容説明＆実施、AHP分析(1)	講義グループワーク	講義内容の復習グループワーク課題の検討と作業
【14】	グループワーク(7) ：AHP分析(2)と発表資料作成	講義グループワーク	講義内容の復習グループワーク課題の検討と作業
【15】	グループワーク成果発表とディスカッション、総括とまとめ	講義グループワーク	AHP分析法とシステム提案フローの復習

評価方法
平常点（15点）、グループワーク取り組み・発表（45点）およびレポート（40点）による総合評価を行う。
教科書
EXCELで学ぶAHP入門～問題解決のための階層分析法～高萩栄一郎、中島信之　共著、オーム社、ISBN978-4-274-06616-0、￥2400（税別）
参考図書
適宜資料を配布する。

備考

本講義は、単に講義を聞くだけではなく、会社で実際に製品システムを開発するときに行われている開発提案策定を模擬します。この講義を有意義なものとするためには、自分で積極的に取り組む姿勢がとても重要です。授業外の作業が多くなりますが、その分大きな達成感を得られる授業になると思います。本講義ではシステム工学Ⅰで学ぶAHP分析法の発展形を扱う。
オフィスアワー：金曜日12:00-12:45