徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    医用電子工学

科目番号00177担当教員名大倉 良昭単位2単位
科目群専門必修・選択必修開講期前期 対象年次2年
授業概要
医療機器の中で,ほとんどが電気,磁気に関係するものである.また、診療放射線技師においても、電気磁気の知識が不可欠である.電磁気的な現象を電子の振る舞いにまで踏み込まないと電気工学の知識だけではうまく説明できない場合がある.その代表がダイオード,トランジスタといった半導体素子(能動素子)である.これらを用いた基本的な電子回路の動作原理を学ぶ.また,このような電子回路で何ができるか,また,どの程度できるかを学ぶ.
到達目標
ダイオード,トランジスタの動作原理を説明でき,各素子や回路の性能評価パラメータを用いて計算評価できる。たとえば、増幅回路においては定量的特性グラフのデータを用いて利得を計算することができる
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】オリエンテーション(電子の働き)プロジェクターを用いて電気工学と電子工学の違いについて説明する課題レポート
【2】受動素子 抵抗,コンデンサ,コイルとは講義と演習(対話形式を含む)医用電気工学の復習
【3】電子物性の基礎(半導体とは)講義と演習(対話形式を含む)
プロジェクターを使用
予習箇所4章1節P.107まで
【4】ダイオードの働きと整流回路講義と演習(対話形式を含む)
プロジェクターを使用
予習箇所4章1節P.108と4章2節
【5】バイポーラトランジスタの働きと性質講義と演習(対話形式を含む)
プロジェクターを使用
予習箇所4章1節P.109まで
【6】電界効果トランジスタ、各種ダイオードの働きと性質講義と演習(対話形式を含む)予習箇所4章1節P.113まで
【7】増幅とは講義と演習(対話形式を含む)予習箇所4章3節
レポート提出
【8】まとめと中間試験講義と演習(対話形式を含む)今までの課題演習をまとめる。
【9】増幅回路の原理と構成講義と演習(対話形式を含む)OPアンプ資料配布
【10】差動増幅回路の動作原理講義と演習(対話形式を含む)予習(OPアンプ資料)
【11】差動増幅器の基本的性質
増幅特性の線形性と周波数特性(アクティブフィルタ)
講義と演習(対話形式を含む)予習(OPアンプ資料)
【12】演算増幅器の応用回路(1)
加算と減算
講義と演習(対話形式を含む)予習(OPアンプ資料)
【13】演算増幅器の応用回路(2)
微分と積分
講義と演習(対話形式を含む)予習(OPアンプ資料)
資料配付(パルス回路、ディジタル回路)
【14】発振回路(マルチバイブレータ)の原理と応用講義と演習(対話形式を含む)資料配付(パルス回路、ディジタル回路)
【15】アナログとディジタル(AD変換器)講義と演習(対話形式を含む)レポート提出
【16】期末試験  
評価方法
小演習と平常点 各15点,中間試験 40点,期末試験 45点
教科書
電気電子の基礎 高橋寛監修 ・ 熊谷勉著 オーム社
参考図書
臨床工学講座「医用電子工学」 日本臨床工学技士教育施設協議会監修 中島章夫編集 医歯薬出版
備考