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徳島文理大学短期大学部 |
科目番号 | 00178 | 担当教員名 | 大倉 良昭 | 単位 | 1単位 |
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科目群 | 専門 | 必修・選択 | 必修 | 開講期 | 後期 | 対象年次 | 2年 |
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授業概要 |
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医療機器においては電子部品,電子機器が重要な働きをする.人間でいえば頭脳に相当する重要な部分である.このような装置のしくみや動作原理を知ることは医療技術者、とくに臨床工学技士や診療放射線技師にとって大切である.演算増幅器(オペアンプ)を用いた増幅器などの定量的な性質を実際に実験によって目や耳で確認することは必須である.また,実験やレポートを通して,互いのコミュニケーション力を養い,互いに協力して成果を上げることを学ぶ. |
到達目標 |
ダイオード,トランジスタ,および,演算増幅器の静特性を理解したうえで,これらが応用されている基本的な電子回路や装置を組み立て,各種計測装置を用いて増幅度や周波数特性などの基本性能を測定し,評価できる。 具体的にやるべきこと:実験と演習を1テーマ3週間×4で実施.第1週目は実験テーマの目的や実施計画を説明,演習を行った後,各班において実験実施の計画を立て,各自の担当を決める..実験後,実験ノートを各班ごと提出する.第2週目は,実験計画に沿って実験を行い,実験ノートに実験手順と結果を表や図を用いて整理する.実験終了後,実験ノート実験、実験ノート確認をもとに実験レポートを作成し各自提出する.提出後,口頭諮問を行う. |
授業計画 | 授業形態 | 授業時間外学習 | |
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【1】 | オリエンテーション(実験の班編成や全般的な注意事項) | 実験と演習を1テーマ2週間×7で実施.第1週目は実験テーマの目的や実施計画を説明,演習を行った後,各班において実験実施の計画を立て,各自の担当を決める.実験ノートを提出する.第2週目は,実験計画に沿って実験を行い,実験ノートに実験手順と結果を表や図を用いて整理する.実験テーマ終了後,実験ノートをもとに実験レポートを作成し各自提出する. | 原理説明と実習、実験ノート確認レポートの対応箇所のまとめレポートの対応箇所のまとめとレポート作成と次週実験日の前日提出 |
【2】 | ダイオードの動作原理と静特性 | 原理説明と実験 | 実験ノートをもとにデータ整理 |
【3】 | ダイオードの整流特性 | 実験と実験ノート確認 | 実験ノートをもとにデータ整理 |
【4】 | ダイオードの波形成形 | 実験と実験ノート確認 | レポート作成と次週実験日の前日提出 |
【5】 | 波形整形の動作原理(信号処理) ダイオードによるクリッパー | 原理説明と実験 | 実験ノートをもとにデータ整理 |
【6】 | 定電圧ダイオードによるリミッタ | 実験とノート確認 | 実験ノートをもとにデータ整理 |
【7】 | 時定数とクランプ回路 | 実験とノート確認 | レポート作成と次週実験日の前日提出 |
【8】 | 演算増幅器(OPアンプ)について | 原理説明と実験 | 実験ノートをもとにデータ整理 |
【9】 | 演算増幅器による増幅回路の基礎特性 | 実験とノート確認 | 実験ノートをもとにデータ整理 |
【10】 | 演算増幅器による増幅回路の周波数特性 | 実験とノート確認 | レポート作成と次週実験日の前日提出 |
【11】 | 演算増幅器と増幅回路の応用(加算減算) | 原理説明と実験 | 実験ノートをもとにデータ整理 |
【12】 | 演算増幅器と増幅回路の応用(積分) | 実験とノート確認 | 実験ノートをもとにデータ整理 |
【13】 | 演算増幅器と増幅回路の応用(微分) | 実験とノート確認 | レポート作成と次週実験日の前日提出 |
【14】 | 実験予備(1) | ||
【15】 | 実験予備(2) |
評価方法 |
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大テーマごとのレポートによる評価(口頭諮問を含む)60点,実験ノート評価20点,実験態度20点 4テーマの得点の平均値で評価する。 |
教科書 |
電子工学実験指導書 |
参考図書 |
若松秀俊他1名,「医用工学−医療技術者のための電気・電子工学」共立出版 |
備考 |
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担当教員:大倉良昭, 佐藤一雄 授業計画の1項目につき、2コマ連続して授業を行う。 |