徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    画像検査技術学Ⅰ(X線発生装置)Diagnostic Imaging Technology I ( Diagnostic X-ray Equipment)

科目番号10283担当教員名石井 里枝単位2単位
科目群専門必修・選択必修開講期後期 対象年次1年
授業概要
診療放射線技師が医療施設において職務上,人体へX線を照射して画像化するために操作する一般診断用X線機器の概要を学習する。これらの診断用X線機器のX線発生機序と機器性能維持管理及びX線機器の安全使用について学習する。
到達目標
この授業が終了したときに、次のような知識を身につけることを目標にします。
①知識・理解:
 1.一般撮影用X線機器の構成など必要な専門知識を修得する。
 2.X線の発生原理及びX線と物質の相互作用などの必要な専門知識を修得する。
 3.JIS規格等で定められている数値(X線関連機器)のなどの必要な専門知識を修得する。
②関心・意欲・態度:X線発生原理や、各種X線高電圧画発生装置について、診療放射線技師として必要な知識を積極的に身につける。
③技能:
 1.一般撮影用X線機器の構成など必要な専門知識について理解して説明できる。
 2.X線の発生原理及びX線と物質の相互作用などの必要な専門知識について理解して説明できる。
 3.JIS規格等で定められている数値(X線関連機器)のなどの必要な専門知識について理解して説明できる。
④思考:X線発生の専門知識と基礎技術を理解し、受診者の被ばく低減のための仕組みを理解し,少ない被ばくで良い画像が得られるように考えることを身につける。
⑤判断:X線装置の原理を理解し、装置の安全対策がどのようになっているか理解する。
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】X線とX線装置概論(1)X線の発見とX線発生と相互作用と診断用X線装置の概要と規格一斉講義形式【予習】教科書「1.総論」の記述を確認する(約30分)こと。
【復習】講義内容を復習し、講義ノートを整理する。講義ノートはルーズリーフに作成し,学生番号氏名を表紙に記入し次回講義時に提出すること(約120分).
【2】医用X線管(1)診断用X線管の構造一斉講義形式【予習】教科書「2.X線発生装置」の2.1.1-2.1.2の範囲の記述を確認する(約30分)こと。
【復習】講義内容を復習し、講義ノートを整理する。講義ノートはルーズリーフに作成し,学生番号氏名を表紙に記入し次回講義時に提出すること(約120分).
【3】医用X線管(2)X線装置見学放射線実習室施設見学【予習】教科書「2.X線発生装置」2.1.1-2.1.2のX線管の構造について確認する(約30分)こと。
【復習】装置の見学で学んだことをノートに整理する。ノートはルーズリーフに作成し,学生番号氏名を表紙に記入し次回講義時に提出すること(約60分).
【4】医用X線管(3)X線管の動作特性一斉講義形式【予習】教科書「2.X線発生装置」2.1.3の記述を確認する(約30分)こと。
【復習】講義内容を復習し、講義ノートを整理する。講義ノートはルーズリーフに作成し,学生番号氏名を表紙に記入し次回講義時に提出すること(約120分).
【5】医用X線管(4)特殊X線管一斉講義形式【予習】教科書「2.X線発生装置」2.1.4-2.1.5の範囲の記述を確認する(約30分)こと。
【復習】講義内容を復習し、講義ノートを整理する。講義ノートはルーズリーフに作成し,学生番号氏名を表紙に記入し次回講義時に提出すること(約120分).
【6】関連機器(散乱X線除去用グリッド)一斉講義形式【予習】教科書「6.関連機器」6.1-6.3の範囲の記述を確認する(約30分)こと
【復習】講義内容を復習し、講義ノートを整理する。講義ノートはルーズリーフに作成し,学生番号氏名を表紙に記入し次回講義時に提出すること(約120分).
【7】まとめ(1)一斉講義形式・小テスト【予習】【1】~【5】の範囲で小テストを実施するので講義内容を復習すること(約60分)。
【復習】小テストの問題を再度自宅で復習すること(約90分)
【8】自動露出制御装置とX線機械装置一斉講義形式【予習】教科書「2.X線発生装置」の2.3「自動露出制御装置」と「3.X線機械装置」の記述を確認する(約30分)こと。
【復習】講義内容を復習し、講義ノートを整理する。講義ノートはルーズリーフに作成し,学生番号氏名を表紙に記入し次回講義時に提出すること(約120分).
【9】X線高電圧発生装置(1)単相2ピーク形X線装置一斉講義形式【予習】教科書「2.X線発生装置」2.2.1の記述を確認する(約30分)こと。
【復習】講義内容を復習し、講義ノートを整理する。講義ノートはルーズリーpp.55~63の記述を確認する(約30分)こと。
【復習】講義内容を復習し、講義ノートを整理する。講義ノートはルーズリーフに作成し,学生番号氏名を表紙に記入し次回講義時に提出すること(約120分).
【10】X線高電圧発生装置(2)三相X線装置,自己整流X線装置とコンデンサ式X線装置一斉講義形式【予習】教科書「2.X線発生装置」2.2.2-2.2.4の範囲の記述を確認する(約30分)こと。
【復習】講義内容を復習し、講義ノートを整理する。講義ノートはルーズリーフに作成し,学生番号氏名を表紙に記入し次回講義時に提出すること(約120分).
【11】X線高電圧発生装置(3)インバータ式X線装置の概要一斉講義形式【予習】教科書「2.X線発生装置」2.2.5-(a)「概要」までの範囲の記述を確認する(約30分)こと。
【復習】講義内容を復習し、講義ノートを整理する。講義ノートはルーズリーフに作成し,学生番号氏名を表紙に記入し次回講義時に提出すること(約120分).
【12】X線高電圧発生装置(4)インバータ式X線装置の高周波化一斉講義形式【予習】教科書「2.X線発生装置」(b)「インバータ周波数」,(c)「その他の管電圧制御方式」までの範囲の記述を確認する(約30分)こと。
【復習】講義内容を復習し、講義ノートを整理する。講義ノートはルーズリーフに作成し,学生番号氏名を表紙に記入し次回講義時に提出すること(約120分).
【13】X線高電圧発生装置(5)インバータ式X線装置のフィードバック一斉講義形式【予習】教科書「2.X線発生装置」(d)「フィードバック」,(e)「動作特性」までの範囲の記述を確認する(約30分)こと。
【復習】講義内容を復習し、講義ノートを整理する。講義ノートはルーズリーフに作成し,学生番号氏名を表紙に記入し次回講義時に提出すること(約120分).
【14】まとめ(2)一斉講義形式・小テスト【8】~【13】の講義内容を復習すること(60分)。
【復習】小テストの問題を再度自宅で復習すること(約90分)。
【15】小テスト解説一斉講義形式小テスト解説
評価方法
期末試験(60点),小テスト(20点),ノート点(20点)を総合して評価します.小テストとノート点を平常点とします.授業中の態度などにより平常点を加点・減点します.
再試験は試験8割,平常点2割で評価します.
学習ノートは毎回得点化し,それぞれ集計し,1-6回(前半),8-13回(後半)に分け最高点の学生を10点満点として得点を割り振ります.
ノート得点の基準は,講義ごとに量,完成度,努力の3点を各4段階(0-3点)総計9点で評価します.ノート採点時に得点を記載し,気付いた内容を追記したり,次回講義で説明したりします.
ノートの提出が遅れた場合,正当な理由(公欠など)がない場合,ノート点から減点します.
定期試験の解説は教員室で随時行います.
遅刻(1点)・欠席(3点)は平常点(小テスト+ノート点)から減点します.15分以上の遅刻は欠席扱いとします.
必要に応じてGoogle Classroomを利用します.(遠隔配信授業の場合はZoomを使用します.)
教科書
改訂新版 放射線機器学(Ⅰ) 青柳泰司・安倍真治・小倉泉・清水悦雄共著 コロナ社 価格¥4,700+税 
参考図書
新医用放射線科学講座 診療画像機器学 岡部哲夫・小倉敏祐編 医歯薬出版 価各¥7,600+税 
診療放射線技術上巻 小塚隆弘・稲邑清也監修 南江堂 価各¥6,800+税 
JISハンドブック 77 医用放射線 2012 日本規格協会 価格12,500円+税
備考
講義範囲が広範となるため、各自で講義内容を事前に学習し、講義履修後は必ず復習し、講義ノートを整理すること。自宅学習時間は目安です.また,この科目は2年次以降のX線を使用した検査機器や検査手法の講義に関連する基礎部分の学習です.しっかり復習すること.
遠隔配信講義の場合,ノート提出が出来ないため,遠隔配信講義期間は課題提出をノート点とします.この課題は講義の中で説明した事項を課題としますので,講義をよく聴いて下さい.
オフィスアワー:水曜日5講時
科目ナンバー:FAMI1C2L

【臨床経験】1985年~2005年 三菱自動車三菱水島病院 診療放射線技師
      2008年~2013年 鳥取大学医学部附属病院 診療放射線技師