徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    放射線計測学実習(Radiation Measurement Training)

科目番号10513担当教員名伴　隆一単位1単位
科目群専門必修・選択必修開講期後期 対象年次3年
授業概要
放射線計測学の講義で習得した基礎的知識をもとに計測実技を習得する。別途配布する実習指導書に従って、グループ別にテーマごとの実習を行う。実験の前後では、必要に応じて数式の証明などの演習を含めて実験原理の確認を事前に行い、実験データ整理のためのEXCELファイルの作成などを行う。個々の実習纏めとして、各自でレポートを作成する。
到達目標
�｜亮院瞥�解）
（１）種々の放射線に応じた計測装置の特長を理解する。
（２）測定装置から得られる値が何を意味するかを再確認する。
（３）測定条件を変化させて複数の計測値からグラフを作成したりして、
　　　想定されたモデルによる解析値の意味を理解する。
（４）放射能計測は統計変動を伴うので、計測誤差や統計誤差の意味を理解する。
��態度（関心・意欲）
　種々の放射線を定量的に計測することに関心を持つ。
�さ伺宗壁集宗�
　種々の放射線の種類に配慮して、計測値を適当な図やグラフで表現できる。
�セ弭�･判断
　複数の計測値を表現した図やグラフが統計誤差を含めて何を意味するかを判断できる。
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】オリエンテーション、実習における実験とデータ処理実習【予習】教科書：1〜12を読み、解らない用語を索引などで調べておく。
【2】GM計数管のプラトー測定実習【予習】実習指導書：7-9、教科書：192〜194を読み、解らない用語を索引などで調べておく。
【復習】実験データを整理して実験手順や考察を含めて２週間以内にレポートを提出する。
【3】GM計数管の計数率分布測定実習【予習】実習指導書：10-13、教科書：3〜10を読み、解らない用語を索引などで調べておく。
【復習】実験データを整理して実験手順や考察を含めて２週間以内にレポートを提出する。
【4】GM計数装置の分解時間測定実習【予習】実習指導書：15-16、教科書：194〜195を読み、解らない用語を索引などで調べておく。
【復習】実験データを整理して実験手順や考察を含めて２週間以内にレポートを提出する。
【5】GM計数装置のβ線の最大エネルギーの測定実習【予習】実習指導書：17-21、教科書：195〜198を読み、解らない用語を索引などで調べておく。
【復習】実験データを整理して実験手順や考察を含めて２週間以内にレポートを提出する。
【6】GM計数装置によるβ線の後方散乱計数測定実習【予習】実習指導書：22-24、教科書：198〜199を読み、解らない用語を索引などで調べておく。
【復習】実験データを整理して実験手順や考察を含めて２週間以内にレポートを提出する。
【7】GM計数装置による放射能測定の補正法実習【予習】実習指導書：25-26、教科書：199〜201を読み、解らない用語を索引などで調べておく。
【復習】実験データを整理して実験手順や考察を含めて２週間以内にレポートを提出する。
【8】実習予備（レポート全体からの反省事項を説明します。
さらに、提出されたレポートに対して、疑問点やコメントなどを付記して返却します。
再実験を必要とするグループは、再実験を行う。
また、疑問点を指摘されたレポートについては、追加レポートを提出する。）		実習【予習】再実験の折は、返却されたレポートを事前学習する。
【復習】疑問点の指摘をされたレポートは、追加レポートを提出する。指摘によっては、再実験を行う。
【9】NaI(Tl)検出器によるγ線スペクトル測定実習【予習】実習指導書：27-29、教科書：203〜206を読み、解らない用語を索引などで調べておく。
【復習】実験データを整理して実験手順や考察を含めて２週間以内にレポートを提出する。
【10】照射線量測定器での線量率依存性の測定実習【予習】教科書：141〜143を読み、解らない用語を索引などで調べておく。
【復習】実験データを整理して実験手順や考察を含めて２週間以内にレポートを提出する。
【11】放射線エネルギー依存性の測定実習【予習】教科書：145〜147を読み、解らない用語を索引などで調べておく。
【復習】実験データを整理して実験手順や考察を含めて２週間以内にレポートを提出する。
【12】放射線検出器の方向依存性の測定実習【予習】実習指導書：30-31、教科書：145〜147を読み、解らない用語を索引などで調べておく。
【復習】実験データを整理して実験手順や考察を含めて２週間以内にレポートを提出する。
【13】連続Ｘ線の半価層測定実習【予習】実習指導書：32-35、教科書：162〜165を読み、解らない用語を索引などで調べておく。
【復習】実験データを整理して実験手順や考察を含めて２週間以内にレポートを提出する。
【14】連続Ｘ線の実効エネルギー算定実習【予習】実習指導書：36-37、教科書：162〜165を読み、解らない用語を索引などで調べておく。
【復習】実験データを整理して実験手順や考察を含めて２週間以内にレポートを提出する。
【15】実習まとめ（レポート全体からの反省事項を説明します。実習【予習】再実験の折は、返却されたレポートを事前学習する。
【復習】疑問点の指摘をされたレポートは、追加レポートを提出する。指摘によっては、再実験を行う。
評価方法
レポート（９０％）、平常点（１０％）により総合評価します。
なお、提出されたレポートに対しては疑問点やコメントなどを付記して返却して、疑問点については再提出を要求します。
誤り個所数や再提出の回数に応じて減点します。さらに、再実験を必要とするグループは、再実験を行います。
教科書
実習指導書（教員が別途配布）
新・医用放射線技術実験基礎編第４版　安部真治・小田敍弘・小倉　泉・小山修司編　共立出版
参考図書
放射線技術学シリーズ放射線計測学(第3版)　日本放射線技術学会監修　小山修司・加藤洋共編　オーム社
(放射線計測学の教科書）
備考
この科目は、全日程を４名（伴・岩崎・山村・中村）で共同で担当する。
授業計画の１項目につき、２コマ連続して授業を行う。
オフィスアワー:木曜16:25-17:55　15号館 2階 3223室 　科目ナンバー：FA-RM-2C1P
実務経験については、医療機器メーカーである(株)島津製作所にて、1978年から1996年まで核医学機器分野での研究・開発・共同研究などの実務を経験し、さらに1997年から2011年まで医療機器分野でマーケティング・事業企画・米国駐在・工業会活動などの実務を経験しました。