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	徳島文理大学短期大学部

【科目名】電気工学演習 - Electrical Engineering Practical

科目番号	10645	担当教員名	本田　道隆	単位	1単位

科目群	専門	必修・選択	選択	開講期	後期	対象年次	4年

授業概要
国家試験で出題された電気工学関連の問題やその関連問題などをとりあげ、各自で解答案を考察するとともに教員による解説を行い正確な知識の定着と解法のスキルアップを目標とする。電気工学演習ではあるが、本科の最終年次段階の科目であることから電気工学という限定した内容にとどめず関連する電子工学や情報工学も交えて「医用工学」として最終学年に適した内容で講義を構成する。
到達目標
① 知識：電気工学を中心とした医用工学分野の国家試験出題レベルの問題解決ができる知識を有するとともに解法を理解して計算問題全般においても正しく解答できる。 ② 態度：国家試験により資格を得ることの意義を理解するとともに、実社会での活動において医療で用いられる機器を安全かつ有効に使うための知見を得ることの重要性を説明できる。 ③ 技能：電気工学を中心とした医用工学分野に関連した国家試験出題レベルの問題の解法を人に説明できる。 ④ 思考・判断：国家資格を得るための学習方法を自ら思考して実践するとともに、学習で取り組む問題の内容や難易度を的確に判断できる。

授業計画		授業形態	授業時間外学習
【1】	ガイダンスおよび基礎数学（三角関数、複素数表現など）の復習と関連計算演習	講義および演習	演習資料に含まれている計算が確実にできるようになること。
【2】	直流回路の回路計算演習１：・回路の簡単化に関する演習　・キルヒホッフの法則を用いた電流計算演習	講義および演習	演習資料に含まれている計算が確実にできるようになること。
【3】	直流回路の回路計算演習２：・電位計算演習　・抵抗分割による電圧計算演習　・ブリッジ問題	講義および演習	演習資料に含まれている計算が確実にできるようになること。
【4】	直流回路の回路計算演習３：・合成抵抗計算演習　・国家試験同等の例題を用いた回路計算演習	講義および演習	演習資料に含まれている計算が確実にできるようになること。
【5】	交流回路の回路計算演習１：・実効値や位相等の数学的計算演習　・インダクタ、キャパシタによる複素インピーダンス計算演習	講義および演習	演習資料に含まれている計算が確実にできるようになること。
【6】	交流回路の回路計算演習２：・共振現象に関する問題例を用いた演習　・国家試験同等の例題を用いた回路計算演習	講義および演習	演習資料に含まれている計算が確実にできるようになること。
【7】	電力およびエネルギーの計算演習・直流回路における電力問題　・交流回路の電力問題　・国家試験同等の例題を用いた回路計算演習	講義および演習	演習資料に含まれている計算が確実にできるようになること。
【8】	コンデンサ回路の計算演習・基本的計算演習　・国家試験同等の例題を用いた回路計算演習	講義および演習	演習資料に含まれている計算が確実にできるようになること。
【9】	CR回路に関する回路計算演習・過渡応答　・微分・積分フィルタの周波数応答　・国家試験同等の例題を用いた回路計算演習	講義および演習	演習資料に含まれている計算が確実にできるようになること。
【10】	電子工学の総括と演習・人体への電撃　・半導体の基礎特性　・物質のエネルギー準位　・半導体関連問題による演習	講義および演習	演習資料に含まれている計算が確実にできるようになること。
【11】	ダイオードおよび増幅器関係（トランジスタ、オペアンプ）の総括的演習１数多くの例題を解くことによる様々な出題パターンに慣れてもらう演習を行う	講義および演習	演習資料に含まれている計算が確実にできるようになること。
【12】	ダイオードおよび増幅器関係（トランジスタ、オペアンプ）の総括的演習１１１週の続きを行う。	講義および演習	演習資料に含まれている計算が確実にできるようになること。
【13】	２進数、論理関数、論理素子に関する総括的演習この出題分野の復習として講義は行うが、数多くの例題を解くことにより出題パターンに慣れることを目標とする。	講義および演習	演習資料に含まれている計算が確実にできるようになること。
【14】	国家試験模擬問題による医用電子工学の総合演習１国家試験で出題される医用工学分野全般の範囲で約１５問程度の演習を行い解説する。苦手な人でも失点しないように基礎的な問題を重点として演習する。	講義および演習	解答解説プリントを参照し、間違った問題を分析して同種の問題が解けるようにすること。
【15】	国家試験模擬問題による医用電子工学の総合演習２国家試験で出題される医用工学分野全般の範囲で約１５問程度の演習を行い解説する。少し難易度を上げた問題で演習する。	講義および演習	解答解説プリントを参照し、間違った問題を分析して同種の問題が解けるようにすること。

評価方法
定期試験の結果を80％、演習中の実行態様や自学自習の記録を20％として評価する。なお、10月以降の実力試験の医用工学分野で優良な得点が持続的にあった場合（平均点がクラス平均以上で、かつ教員が各実力試験の難易度に応じた基準点を決め、その基準点よりも高い点を平均的に取得できていた場合）は定期試験に代えてその成績で単位認定を行う。
教科書
自作の資料（プリント）を配布する。
参考図書
診療放射線技師国家試験対策全科　改訂13版　西谷源展　金芳堂

備考
①【オフィスアワー】　月曜の5講時および火曜日の5講時とします。質問があれば教員室に来て下さい。 ②【科目ナンバー】FAME4E1S ③【実務経験】1980年～2003年　株式会社東芝(現キヤノンメディカルシステムズ株式会社）での画像診断システム関連研究開発・設計・臨床試験等の実務経験