|
徳島文理大学 | Webシラバスシステム |
TOP | 戻る |
| 徳島文理大学短期大学部 |
| 科目番号 | 10681 | 担当教員名 | 岩崎 孝信 | 単位 | 2単位 |
|---|
| 科目群 | 専門 | 必修・選択 | 必修 | 開講期 | 前期 | 対象年次 | 3年生 |
|---|
| 授業概要 |
|---|
| 放射線治療はがん治療の三本柱としての役割を担ってきたが、高齢化社会となり、その需要はますます増えている。日々の照射は診療放射線技師の業務であり、その責務は大きい。画像診断の進歩も相俟って、定位放射線照射、強度変調放射線治療、画像誘導放射線治療などの高精度放射線治療が普及しつつあり、より専門的な知識が求められている。また、放射線治療は様々な専門職により成り立っており、チーム医療の重要性を認識し、専門職としての知識を身につけるとともに、医療職としての自覚を養う。 |
| 到達目標 |
| 知識（理解） １．悪性腫瘍の疫学、特徴を理解する。 ２、放射線治療の種類、特徴を理解し、説明できる。 ３．正常組織と腫瘍組織の放射線感受性、その修飾因子を理解し、急性および慢性の有害事象を説明できる。 ４．放射線治療装置を理解する。 ５．放射線治療の線量計測・線量分布を理解する。 ６. 密封小線源治療、非密封核種内用療法の特徴、適応を説明できる。 ７. 放射線治療に関連するQA,QCの必要性を理解し、その概略を説明できる。 態度（関心・意欲） 専門職としての探求心、医療人としての責任感・使命感を持つ。 治療に直接携わる部署であり、患者さんとの良好な人間関係を構築ができるように配慮する。 技能（表現） 種々の放射線治療の特徴を理解し、その適応を判断できる。 放射線の線量を理解し、線量を測定する。 生物学的線量を理解し、その計算ができる。 思考・判断 放射線に携わる専門職、医療人として、高い倫理観に基づいた判断ができる。 |
| 授業計画 | 授業形態 | 授業時間外学習 | |
|---|---|---|---|
| 【1】 | 放射線治療技術�気離�リエンテーション 腫瘍の疫学、がん治療法の総論 放射線治療の適応と選択 | 講義 「一斉講義形式」 | 事前・事後学習、教科書 2-21頁 (予習・復習・各90分） |
| 【2】 | 放射線治療に携わる職種 放射線生物学の基礎 細胞生存率曲線 | 講義 「一斉講義形式」 | 事前・事後学習、教科書 22-31頁 (予習・復習・各90分） |
| 【3】 | 放射線の修飾効果、放射線生物学の4R | 講義 「一斉講義形式」 | 事前・事後学習、教科書 32-43頁 (予習・復習・各90分） |
| 【4】 | 外部放射線治療装置について 照射関連補助具 患者固定具 | 講義 「一斉講義形式」 | 事前・事後学習、教科書 78-126頁 (予習・復習・各90分） |
| 【5】 | 放射線治療計画 放射線治療の流れ、線量の定義 シュミレーション | 講義 「一斉講義形式」 | 事前・事後学習、教科書 128-144頁 (予習・復習・各90分） |
| 【6】 | 線量計測・線量分布基礎知識 | 講義 「一斉講義形式」 | 事前・事後学習、教科書 146-163頁 (予習・復習・各90分） |
| 【7】 | 線量分布・深部線量関数 | 講義 「一斉講義形式」 | 事前・事後学習、教科書 164-174頁 (予習・復習・各90分） |
| 【8】 | 線量分布、等線量曲線 外部放射線治療法 照射法 | 講義 「一斉講義形式」 | 事前・事後学習、教科書 175-196頁 (予習・復習・各90分） |
| 【9】 | 外部放射線治療法 照射技術 | 講義 「一斉講義形式」 | 事前・事後学習、教科書 197-213頁 (予習・復習・各90分） |
| 【10】 | 高精度放射線治療 強度変調放射線治療・画像誘導放射線治療 その他照射技術、分割照射 | 講義 「一斉講義形式」 | 事前・事後学習、教科書 214-242頁 (予習・復習・各90分） |
| 【11】 | 密封小線源治療法 | 講義 「一斉講義形式」 | 事前・事後学習、教科書 244-277頁 (予習・復習・各90分） |
| 【12】 | 非密封核種内用療法 | 講義 「一斉講義形式」 | 事前・事後学習、教科書 278-298頁 (予習・復習・各90分） |
| 【13】 | 粒子線治療 中性子捕捉療法 | 講義 「一斉講義形式」 | 事前・事後学習、教科書 300-327頁 (予習・復習・各90分） |
| 【14】 | 放射線治療におけるQA・QC | 講義 「一斉講義形式」 | 事前・事後学習、教科書 328-368頁 (予習・復習・各90分） |
| 【15】 | 放射線治療の治療法とまとめ | 講義 「一斉講義形式」 | 事前・事後学習 教科書 369-402頁 (予習・復習・各90分） |
| 評価方法 |
|---|
| 期末試験：筆記試験と授業（学習意欲など）態度を8：2で配分評価します。 定期試験の解説は教員室で随時行う。 再試験対象者 夏季休暇に指定した期間内のセミナーの出席を義務づけします。 セミナーの出欠も採点の対象とします。 |
| 教科書 |
| 放射線治療 基礎知識図解ノート 第2版 榮 武二、櫻井秀幸監修、磯辺智範編、金原出版 6800円+税 |
| 参考図書 |
| 放射線治療物理学 第３版 文光堂 4,500+税 |
| 備考 |
|---|
| ・オフィスアワー：月曜日 16時30分〜17時30分 15号館 ４階 3423号室 ・実務経験 ： 昭和62年4月〜平成30年3月 香川大学医学部附属病院放射線部 診療放射線技師 ・【科目ナンバー： FART1c2L 】 |