徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    放射線科学技術論 - Radiological Sciences Theory

科目番号10705担当教員名山村 憲一郎単位2単位
科目群専門必修・選択必修開講期前期 対象年次1年
授業概要
診療放射線技師の業務内容および医療・職業倫理等について説明し診療放射線技師としての心構えを理解させる。
放射線の影響,特徴,取り扱い法を理解し検査に必要な装置,検査技術,画像処理等について説明する。
放射線の安全管理および装置の保守管理について説明する。
到達目標
①知識:放射線に関する基礎知識を習得し、診療放射線技師の行う検査、管理、測定方法の概要、および今後に実施される専門科目の基礎的内容を理解する。
②態度:診療放射線技師としての業務内容とチーム医療における診療放射線技師の役割を理解し、実践できる。
③技能:放射線検査業務に必要な装置,検査技術の基礎知識を理解し、臨床実習で病院を訪問したときに戸惑うことが無いような技能を身につける。
④思考:診療放射線技師としてどのような行為をすれば良いかを考えることができる。
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】診療放射線技師について
診療放射線技師の歴史、教育制度、業務、診療放射線学を構成する学術について理解する。【担当:山村】
スライドを使用した講義。今後の授業方針を説明し、講義終了後に次回の講義の要点を説明する。授業の復習(約60分)によって理解を深める。教科書 p.1~10
【2】放射線の基礎
「放射線と物質の相互作用」を中心に,放射線の性質を理解する【担当:片桐】
スライドを使用した講義。講義終了後に次回の講義の要点を説明する。授業の復習と次回の予習(各60分)によって理解を深める。教科書 p.11~20
【3】放射線の人体に対する影響
「放射線障害(細胞レベル)」,「医療行為による被ばく」,「放射線検査による被ばく」等について説明し放射線防護の重要性を理解する。【担当:山村】
スライドを使用した講義。講義終了後に次回の講義の要点を説明する。授業の復習と次回の予習(各60分)によって理解を深める。教科書p.21~30
【4】診療放射線技師の職務に係る法令
診療放射線技師が職務を遂行するうえで関わる法令について理解する。担当:山村】
スライドを使用した講義。講義終了後に次回の講義の要点を説明する。授業の復習と次回の予習(各60分)によって理解を深める。教科書 p.31~40
【5】画像診断部門における診療放射線技師① X線撮影、X線CT
単純X線撮影に必要な装置と撮影の概要、X線CTによる検査の概要を理解する。【担当:片桐】
スライドを使用した講義。講義終了後に次回の講義の要点を説明する。授業の復習と次回の予習(各60分)によって理解を深める。教科書 p.43~52
【6】画像診断部門における診療放射線技師② MRI・超音波
MRI検査に使用する装置と検査の概要、超音波検査に使用する装置と検査の概要【担当:山村】
スライドを使用した講義。講義終了後に次回の講義の要点を説明する。授業の復習と次回の予習(各60分)によって理解を深める。教科書 p.53~64
【7】核医学部門における診療放射線技師
放射性医薬品や核医学測定装置及び検査の品質管理について理解する。【担当:山村】
スライドを使用した講義。確認問題を行う。授業の復習と次回の予習(各60分)によって理解を深める。教科書 p.65~74
【8】放射線治療部門における診療放射線技師
放射線治療における装置の概要と品質管理と外部照射・小線源治療について理解する。【担当:片桐】
スライドを使用した講義。講義終了後に次回の講義の要点を説明する。授業の復習と次回の予習(各60分)によって理解を深める。教科書 p.75~84
【9】診療放射線技師に求められる医療画像情報の知識
医療で用いられるコンピュータシステムと画像処理技術について理解する【担当:片桐】
スライドを使用した講義。講義終了後に次回の講義の要点を説明する。教科書p.36~56の内容を予習して講義に備えておく(約60分)。教科書 p.85~96
【10】診療放射線技師に求められる倫理観
医療職種に求められるマナーと資質や診療放射線技師に関する医療倫理を理解する。【担当:山村】
スライドを使用した講義。講義終了後に次回の講義の要点を説明する。授業の復習と次回の予習(各60分)によって理解を深める。教科書 p.97~106
【11】診療放射線技師に求められる患者接遇
医療現場に求められるペイシェントケアと医療コミュニケーションについて理解する。【担当:片桐】
スライドを使用した講義。講義終了後に次回の講義の要点を説明する。授業の復習と次回の予習(各60分)によって理解を深める。教科書 p.107~116
【12】チーム医療における診療放射線技師の役割と責任
医療専門職による協働や連携を理解する。【担当:片桐】
スライドを使用した講義。講義終了後に次回の講義の要点を説明する。授業の復習と次回の予習(各60分)によって理解を深める。教科書 p.117~124
【13】診療放射線技師に求められる放射線管理の知識
放射線計測と管理に関する知識を理解する【担当:山村】
スライドを使用した講義。講義終了後に次回の講義の要点を説明する。授業の復習と次回の予習(各60分)によって理解を深める。教科書 p.125~138
【14】診療放射線技師に求められる医療安全管理の知識
医療におけるマネージメント、事故の防止、感染対策について理解する。【担当:片桐】
スライドを使用した講義授業の復習と次回の予習(各60分)によって理解を深める。教科書 p.139~148
【15】診療放射線学研究
学術団体、研究会における学術研究、学会発表、論文投稿について紹介する。【担当:山村・片桐】
スライドを使用した講義。授業の復習と次回の予習(各60分)によって理解を深める。教科書 p.149~158
評価方法
平常点・期末試験の結果などを総合的に評価する。(評価の割合は前半・後半の平常点各10%(計20%)、期末試験80%とする)。平常点には授業時間外学習の課題の評価も含まれる。課題はGoogleClassroomまたは授業中に提示する。期末試験の結果により、再試験になった場合は夏休み期間中に補講を行うので必ず受講すること。補講を受けない場合は再試験点数から20点減算する。
期末の定期試験の開示は個別に教員室にて随時行う。
教科書
診療放射線学概論 石田隆行監修 2022年3月10日 発行 南江堂 ISBN 978-4-524-22521-7
「教員作成スライド」
参考図書
診療放射線技術上巻,下巻 小塚隆弘・稲邑清也監修 南江堂
放射線安全管理学改訂2版 日本放射線技術学会 監修 西谷源展、鈴木昇一 オーム社
備考
・山村担当:【1】【3】【4】【6】【7】【10】【13】【15】片桐担当【2】【5】【8】【9】【11】【12】【14】【15】
・【オフィスアワー】木曜日 16時30分から18時00分まで 山村研究室 (10号館3階),月曜日 16時30分から18時00分まで 片桐研究室(17号館2階)
・【科目ナンバー】FAIA1C2L
・課題や資料はクラスルームに提示します。また、クラスルームで質問も受け付けます。
・授業時間外学習の学習時間は目安であり、各自調整すること。
・実務経験(山村):昭和62年4月から令和3年3月まで大阪医科大学附属病院 中央放射線部にて勤務
・実務経験(片桐):平成10年4月から平成23年3月まで京都市役所(診療放射線技師職),平成23年4月から令和4年3月まで京都市立病院 放射線技術科にて勤務