徳島文理大学シラバスシステム

	徳島文理大学	Webシラバスシステム	TOP	戻る
	徳島文理大学短期大学部

【科目名】臨床実習　Clinical Training

科目番号	10788	担当教員名	保田　定利	単位	8単位

科目群	一般	必修・選択	必修	開講期	前期	対象年次	4年

授業概要
授業概要　臨床実習は4年次前期の5月と6月の8週間で、臨床実習契約病院にて実施する。学生1名につき、2箇所の臨床実習病院で臨床実習を行い、将来就職した際の病院間の相違を事前に体験しておく事を目的の一つとする。　4週間が「画像検査技術学Ⅱ（臨床実習）」であり、モダリティとしては病院内でX線を利用した様々な検査（単純X線検査・CT検査・血管撮影検査・骨塩定量検査など）、及び放射線は利用しない超音波検査・MRI検査が主体となる。また、各モダリティの機器の取扱いと保守管理についても臨床実習を通して学修を行う。　「核医学検査技術学実習（臨床実習）」は2週間であり、核医学検査（SPECT・PET）について、放射性医薬品の取扱い、検査の実際、核医学機器の保守管理の臨床実習を行う。　「放射線治療技術学実習（臨床実習）」は2週間であり、放射線治療について、治療計画から照射、治療機器の保守管理などについて臨床実習を行う。　上記の各モダリティにおいて、患者接遇・患者ポジショニングについて、将来診療放射線技師として業務を行う時に実践できるように、学修する。　なお、実習学生は臨床実習期間中、実習病院の臨床実習指導者（主に診療放射線技師）の指示に従い、誠意・感謝の意を込めて忠実に実習に臨むこととする。
到達目標
到達目標 ①知識（理解） 1.各モダリティの装置及び検査・治療の概要が説明できる。 2.臨床現場で患者さんの検査を実施するにあたって、その呼び込みから検査終了後の患者さんの送り出しまでについて具体的に説明できる。 3.検査・治療の臨床実習を行う際はその目的を理解して行動できる。 ②態度（関心・意欲）　各モダリティの検査で患者さんの人体を画像化する仕組みに関心を示し、自ら意欲的に臨床実習病院で臨床実習に取り組むことができる。　医療人としての自覚と倫理感を常に維持し、診療放射線技師としてチーム医療に貢献できるように最大限の努力をする。 ③技能（表現）　各モダリティの検査で、放射線等を人体に照射して、その結果を画像化するまでのプロセツについて、具体的に説明でき、特に実習病院の指導者（診療放射線技師）に解説することができる。 ④思考・判断　各モダリティの検査を実施する上で、どのような状況においても患者さんを第一優先とし、検査の遂行状態を思考・判断して、検査内容を具体的に説明し、臨床実習病院の指導者（主に診療放射線技師）に解説できる。

授業計画		授業形態	授業時間外学習
【1】	画像検査技術学Ⅱ（臨床実習）4単位単純X線検査、CT検査、血管撮影検査、骨塩定量検査、超音波検査、MRI検査などについて、4週間臨床実習する。	臨床実習病院での臨床実習大学からの支援（担当教員の病院訪問）及び電話・メール等の連絡	予習：教科書等の熟読復習：その日の実習内容等を臨床実習日報にまとめて理解を深める。時間：実習日は毎日　予習と復習で合計９０分以上実施すること。
【2】	核医学検査技術学（臨床実習）2単位核医学検査（SPECT・PET）部門で、放射性医薬品の取扱い、検査の実際、核医学機器の保守管理、法令に基づいた RI管理などについて、2週間の臨床実習をする。	臨床実習病院での臨床実習大学からの支援（担当教員の病院訪問）及び電話・メール等の連絡	予習：教科書等の熟読復習：その日の実習内容等を臨床実習日報にまとめて理解を深める。時間：実習日は毎日　予習と復習で合計９０分以上実施すること。
【3】	放射線治療技術学（臨床実習）2単位放射線治療部門で、治療計画、線量計算、照射、治療機器の保守管理などについて2週間の臨床実習を行う。	臨床実習病院での臨床実習大学からの支援（担当教員の病院訪問）及び電話・メール等の連絡	予習：教科書等の熟読復習：その日の実習内容等を臨床実習日報にまとめて理解を深める。時間：実習日は毎日　予習と復習で合計９０分以上実施すること。
【4】	臨床実習報告書・臨床実習報告会	2年生から3年生全員の前で臨床実習期間中の内容・意見を発表する。

評価方法
臨床実習手引書に記載されたレポート内容（40％）　実習先臨床実習指導者による臨床実習評価（40％）臨床実習報告書の内容（10％）　臨床実習報告会の内容（10％）実習先の各病院から返却された「臨床実習評価表」については、後日学生に返却するものとする。
教科書
臨床実習手引書　徳島文理大学保健福祉学部診療放射線学科発行新・医用放射線技術実験・臨床編、第3版各モダリティの臨床実習では、当大学で使用している教科書を持参して臨床実習を行う。
参考図書
日本放射線技術学会・監修　放射線技術学シリーズ　オーム社若葉マークのぺーシェントケアー　松村明　メジカルビュー社若葉マークの画像解剖学・第3版　松村昭　メジカルビュー社診療放射線技師プロフェッショナルガイド　東村淳治・編　文光堂

備考

学生の病気等の事態発生時は履修に必要な時間以下にならない範囲で適宜変更し対応する。
臨床実習前に「臨床実習手引書」を熟読しておくこと。
実習病院について、事前によく調査して、実習病院の概要を把握しておくこと。
不則の事態発生時は「臨床実習手引書」の記載事項に基づき随時、当該実習病院担当教員に連絡すること。
オフィスアワー　月曜日16：30～17：30　保田研究室
科目ナンバー：FA-MI-9C2P(診断) FA-NM-6C2P(核医学) FA-RT-5C2P(治療)