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徳島文理大学短期大学部 |
科目番号 | 30285 | 担当教員名 | 本田 道隆 | 単位 | 2単位 |
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科目群 | 専門 | 必修・選択 | 必修 | 開講期 | 前期 | 対象年次 | 2年 |
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授業概要 |
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現在の医用機器は、コンピュータに関連した技術が主に使われているとはいえ、電子工学に基づいて設計された部分も多く、特に、人間が見たり触ったりするヒューマンインターフェース部分は電子回路が多く使われる。そのため、装置の動作や性能を理解して診療に有効に活用するためには、電子工学の基礎的な知識を持つことが不可欠である。この授業では、最初に学ぶ過程として電子・電気・磁気の基本物性、半導体の意味や基本的な使い方、具体的な電子回路素子の特徴や作用、それを組み合わせて意味のある動作をさせる仕組みなどを主として講義、演習により学ぶ。 |
到達目標 |
1 知識:電子や電磁気の基礎的な物理現象、半導体や電子素子の構造と動作の特徴、基礎的な組み合わせ回路を説明できる。 2 態度:診断や診療を有効に行ううえで電子工学が不可欠なことを具体的に理解して学習に意欲的に取り組むことができる。 3 技能:基礎的な動作をさせるための電子回路の部品を組み合わせることができ、定量的に性能を説明できる。 4 思考判断:医用機器が安全かつ効率よく医療に使われるための安全性や保守性を電子工学の立場から説明できる。 |
授業計画 | 授業形態 | 授業時間外学習 | |
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【1】 | ガイダンス、電気、電子、磁気の基本的な物理性質 | 講義 | 配布資料の理解 |
【2】 | 電磁気に関するさまざまな物理法則、応用事例 | 講義 | 配布資料の理解 |
【3】 | 電子工学に関連する数学的な知識の整理と演習 | 講義・演習 | 演習の復習 |
【4】 | 電子部品(抵抗、コイル、コンデンサ)の特性 | 講義 | 配布資料の理解 |
【5】 | 抵抗、コイル、コンデンサを組み合わせた回路と演習 | 講義・演習 | 演習の復習 |
【6】 | 半導体の仕組みと特徴、ダイオードとトランジスタの特徴 | 講義 | 配布資料の理解 |
【7】 | ダイオードとトランジスタを用いた回路と演習 | 講義・演習 | 演習の復習 |
【8】 | 中間試験と解説 | 講義・演習 | 試験問題の復習 |
【9】 | オペレーションアンプの動作の特徴と活用 | 講義 | 配布資料の理解 |
【10】 | オペレーションアンプを用いた医用機器の事例 | 講義 | 配布資料の理解 |
【11】 | オペレーションアンプを用いた回路の演習 | 講義・演習 | 演習の復習 |
【12】 | 増幅回路と発振回路の基礎 | 講義 | 配布資料の理解 |
【13】 | 演算回路とフィルタ回路の基礎 | 講義 | 配布資料の理解 |
【14】 | オペレーションアンプを用いた回路の演習 | 講義・演習 | 演習の復習 |
【15】 | アナログとデジタルの変換器(AD,DA)変換の基礎 | 講義 | 配布資料の理解 |
評価方法 |
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学習のレポート(20%) 中間試験(40%) 期末試験(40%) で評価する。 |
教科書 |
「臨床工学技士のための基礎電子工学」稲岡秀検、野城真理 コロナ社 |
参考図書 |
改訂 臨床工学シリーズ(9)医用電子工学 松尾正之 他 コロナ社 |
備考 |
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オフィスアワーは月曜および火曜日の5講時とします。質問があれば教員室に来て下さい。 |