徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    医用電子工学実験

科目番号10171担当教員名中川 隆文単位1単位
科目群専門必修・選択必修開講期後期 対象年次2年
授業概要
医療機器においては電子部品,電子機器が重要な働きをする.医療機器に使われる電気部品の特性や動作原理を知ることは臨床工学技士や診療放射線技師にとって大切である.本講義ではダイオードや演算増幅器(オペアンプ)などの基本動作を実験により確認し理解する.また,実験やレポートを通して,互いのコミュニケーション力を養い,互いに協力して成果を上げることを学ぶ.
到達目標
・実験計画の立案,問題解決に関してグループで討議でき,協力して実験を遂行できる.
・実験を通してダイオード,トランジスタ,および,演算増幅器の静特性を理解できる
・基本的な電子回路や装置を組み立て,適切な計測装置を用いて増幅度や周波数特性などの基本性能を測定できる.
・実験結果について理論的な考察や評価ができ,専門用語を正しく使い論理的な実験レポートを作成できる.
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】オリエンテーション(実験の班編成や全般的な注意事項)自作資料で講義実験目的と実験内容をよく読んでおく
【2】ダイオードの動作原理と静特性原理説明と実験実験ノートをもとにデータ整理
【3】ダイオードの整流特性実験と実験ノート確認実験ノートをもとにデータ整理
【4】ダイオードの波形成形実験と実験ノート確認レポート作成と次週実験日の前日提出
【5】波形整形の動作原理(信号処理)
ダイオードによるクリッパー
原理説明と実験実験ノートをもとにデータ整理
【6】定電圧ダイオードによるリミッタ実験とノート確認実験ノートをもとにデータ整理
【7】時定数とクランプ回路実験とノート確認レポート作成と次週実験日の前日提出
【8】演算増幅器(OPアンプ)について原理説明と実験実験ノートをもとにデータ整理
【9】演算増幅器による増幅回路の基礎特性実験とノート確認実験ノートをもとにデータ整理
【10】演算増幅器による増幅回路の周波数特性実験とノート確認レポート作成と次週実験日の前日提出
【11】演算増幅器と増幅回路の応用(加算減算)原理説明と実験実験ノートをもとにデータ整理
【12】演算増幅器と増幅回路の応用(積分)実験とノート確認実験ノートをもとにデータ整理
【13】演算増幅器と増幅回路の応用(微分)実験とノート確認レポート作成と次週実験日の前日提出
【14】実験予備(1)  
【15】実験予備(2)  
評価方法
レポート80点,実験態度20点で評価する.
教科書
電子工学実験指導書
参考図書
若松秀俊他1名,「医用工学−医療技術者のための電気・電子工学」共立出版
備考
授業計画の1項目につき、2コマ連続して授業を行う。
担当教員:中川隆文, 吉田知司,後藤朱里,谷川浩司4名ですべての回を担当する