徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    操作技術シミュレーションD (Operating Equipment Simulation D (Cardiopulmonary Bypass))

科目番号10465担当教員名鶴本 雅信単位1単位
科目群専門必修・選択必修開講期後期 対象年次3年
授業概要
人工心肺装置などの生体機能代行装置の操作技術と安全管理技術をシミュレーションし理解する。
人工心肺装置を用いる体外循環の治療条件,人工心肺装置の動作原理,操作方法,保守管理方法を理解する。
人工心肺装置や補助循環装置をシステムとして捉えることができるようになる。
循環管理技術演習および循環管理技術実習の履修していることが望ましい。
到達目標
ディプロマポリシーとの関係:【知識・理解】
1.医療機器の専門家としての安全かつ質の高い医療を遂行できる臨床工学の基礎知識を修得している。
【技能・表現】
7.自立協同の精神を理解し,チーム医療の一員として主体的に行動することができる。
8.医療人としての自覚や責任と幅広い知識を背景として臨床工学の役割を正しく理解し,表現することができる。
1. 人工心肺装置や補助循環装置をシステムとして捉えることができる。(知識(想起))
2. 人工心肺装置などの生体機能代行装置の操作技術と安全管理技術の理解を深める。(知識(解釈))
3. 人工心肺装置などの生体機能代行装置の動作原理,操作方法,保守管理方法をシミュレーションにより理解できる。(知識(想起)技能)
4.人工心肺装置において,動作原理,操作方法,保守管理方法を理解し,安全な治療のための技術知識を習得する。(知識(問題解決)技能)
5.人工心肺装置などの生体機能代行装置の操作技術と安全管理技術の理解に強い関心を持てる。(態度)
6. 人工心肺装置などの生体機能代行装置の動作原理,操作方法,保守管理方法に関し,安全を意識した思考や判断ができる。(知識(問題解決)技能)
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】ガイダンス
体外循環に関する総論を解説する
講義
資料配布
本科目の学習内容を把握すること
復習ノート作成
配布資料を熟読しておくこと
【2】体外循環とモニターの種類について解説する講義とグループワーク
資料配布
予習:教科書69〜76P熟読(60分)
復習:資料熟読,復習ノート作成(60分)
【3】人工心肺側モニターと生体側モニターの内容について解説する講義とグループワーク
資料配布
予習:教科書69〜76P熟読(60分)
復習:資料熟読,復習ノート作成(60分)
【4】体外循環の適正循環量・血液希釈について解説する(酸素需要,灌流量)講義とグループワーク
資料配布
予習:教科書77〜83P熟読(60分)
復習:資料熟読,復習ノート作成(60分)
【5】体外循環の適正循環量・血液希釈について解説する(臓器循環,低体温)講義とグループワーク
資料配布
予習:教科書77〜83P熟読(60分)
復習:資料熟読,復習ノート作成(60分)
【6】低体温体外循環法について解説する講義とグループワーク
資料配布
予習:教科書85〜92P熟読(60分)
復習:資料熟読,復習ノート作成(60分)
【7】人工心肺における病態生理の総論について解説する(血行動態,血液,凝固線溶)講義とグループワーク
資料配布
予習:教科書93〜115P熟読(60分)
復習:資料熟読,復習ノート作成(60分)
【8】人工心肺における病態生理の各論について解説する(酸塩基平衡,電解質,内分泌,免疫系)講義とグループワーク
資料配布
予習:教科書93〜115P熟読(60分)
復習:資料熟読,復習ノート作成(60分)
【9】人工心肺操作の実際について解説する講義とグループワーク
資料配布
予習:教科書135〜150P熟読(60分)
復習:資料熟読,復習ノート作成(60分)
【10】新生児・乳幼児における人工心肺操作について解説する(乳幼児の特徴,体外循環の必要条件)講義とグループワーク
資料配布
予習:教科書170〜175P熟読(60分)
復習:資料熟読,復習ノート作成(60分)
【11】新生児・乳幼児における人工心肺操作について解説する(乳幼児体外循環の実際,循環停止,無輸血)講義とグループワーク
資料配布
予習:教科書176〜184P熟読(60分)
復習:資料熟読,復習ノート作成(60分)
【12】胸部大動脈手術における人工心肺操作について解説する(体外循環を必要とする胸部大動脈疾患)講義とグループワーク
資料配布
予習:教科書185〜200P熟読(60分)
復習:資料熟読,復習ノート作成(60分)
【13】胸部大動脈手術における選択的脳分離体外循環、逆行性脳灌流法について解説する講義とグループワーク
資料配布
予習:教科書185〜200P熟読(60分)
復習:資料熟読,復習ノート作成(60分)
【14】補助人工心臓について解説する講義とグループワーク
資料配布
予習:教科書236〜244P熟読(60分)
復習:資料熟読,復習ノート作成(60分)
【15】体外循環をめぐる諸問題とその対策について解説する講義
資料配布
予習:教科書245〜256P熟読(60分)
復習:資料熟読,復習ノート作成(60分)
評価方法
成績評価方法:中間試験、期末試験、授業課題、レポートを総合的に評価し、60%以上を合格とする。
成績評価の種類:中間試験30%、期末試験50%、その他20%(課題・レポート)。
提出期限内に課題提出をしない場合は単位認定はしない。(公欠、病欠は除く)
居眠り、イヤホンの装着など受講態度不良の場合は期末評価から減点して評価を行う。
授業内容を理解し、到達目標をクリアしているかについて評価する。
試験範囲や提出物の期限などは、クラスルームで掲示する。
課題に対するフィードバックは、授業時間内に解説する。
教科書
日本臨床工学技士教育施設協議会監修「臨床工学講座 生体機能代行装置学 体外循環装置 第2版」  医歯薬出版株式会社 ISBN978-4-263-73422-3
参考図書
澤 芳樹「研修医,コメディカルのためのプラクティカル補助循環ガイド」メディカ出版978-4-8404-2079-2
備考
【オフィスアワー】:木曜日 16:00〜17:00
【科目ナンバー】:FBLS312S
【実務経験】:2006年〜2019年 徳島県立中央病院臨床工学技士
受講上の注意点:
予習復習を行い、提出物の期限を守ること。
自身のノートを作成すること。
不在時は、メールでの対応とする(tsurumoto@kgw.bunri-u.ac.jp)