徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    医用生体工学特別演習(Biomedical Engineering Advanced Seminar)

科目番号10584担当教員名林 啓介単位1単位
科目群専門必修・選択選択開講期後期 対象年次4年
授業概要
1.医用生体工学特別演習では、人工呼吸療法の知識習得に結びつく課題や問題を抽出し、練習問題を反復学習することで基礎知識を整理、習得する。
2.臨床工学技士に必須である人工呼吸器および周辺機器の操作、保守管理技術について学習する。
3.さらに国家試験対策学習も含めて授業を展開する。
到達目標
1.呼吸器系生理、および解剖が理解できる。(知識・理解)
2.呼吸器疾患病態・所見などの病態が理解できる。(知識・理解)
3.人工呼吸療法(酸素療法、吸入、吸湿療法、新生児呼吸療法、高気圧酸素治療法)について、基礎的技術が修得できる。(技能・表現)
4.人工呼吸療法に関連した合併症の予防対策について説明できる。(思考・判断)
5.人工呼吸療法において国家試験合格レベルの知識を習得する。(思考・判断)
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】ガイダンス 本演習の進め方について説明する。配布資料を熟読する。
【2】呼吸療法とは (呼吸療法について)講義・ 演習「一斉講義形式」教科書第1章 P1~P27の予習、復習ノート作成。(120分)
【3】呼吸機能検査 (肺機能の主な検査とその解釈)講義・ 演習「一斉講義形式」教科書第2章 P29~P58の予習、復習ノート作成。(120分)
【4】呼吸不全の病態生理 (呼吸不全の病態生理、呼吸不全の定義と診断)講義・ 演習「一斉講義形式」教科書第3章 P59~P77の予習、復習ノート作成。(120分)
【5】酸素療法 (酸素療法の目的、適応)講義・ 演習「一斉講義形式」教科書第3章 P79~P87の予習、復習ノート作成。(120分)
【6】高気圧酸素療法(高気圧酸素療法の目的、治療適応疾患)講義・ 演習「一斉講義形式」教科書第4章 P90~P108の予習、復習ノート作成。(120分)
【7】高気圧酸素療装置 (高気圧酸素療装置の構造と機能、安全管理)講義・ 演習「一斉講義形式」教科書第4章 P90~P108の予習、復習ノート作成。(120分)
【8】吸入療法、給湿療法(給湿療法について 吸入療法装置の構造と原理)講義・ 演習「一斉講義形式」教科書第5章 P109~P121の予習、復習ノート作成。(120分)
【9】人工呼吸療法について① (人工呼吸器の構造と原理)講義・ 演習「一斉講義形式」教科書第6章 P123~P173の予習、復習ノート作成。(120分)
【10】人工呼吸療法について② (人工呼吸の適応基準、換気モード、操作)講義・ 演習「一斉講義形式」教科書第6章 P123~P173の予習、復習ノート作成。(120分)
【11】呼吸管理モニタ (呼吸管理に用いるモニタ)講義・ 演習「一斉講義形式」教科書第7章 P175~P198の予習、復習ノート作成。(120分)
【12】在宅人工呼吸療法(在宅人工呼吸療法(HMV))講義・ 演習「一斉講義形式」教科書第8章 P199~P214の予習、復習ノート作成。(120分)
【13】特殊な呼吸管理① (新生児、乳幼児の呼吸管理)講義・ 演習「一斉講義形式」教科書第3章 P215~P237の予習、復習ノート作成。(120分)
【14】特殊な呼吸管理② (麻酔用人工呼吸器の基本構造と保守)講義・ 演習「一斉講義形式」教科書第3章 P215~P237の予習、復習ノート作成。(120分)
【15】まとめ
プレテスト実施これまでの範囲をよく復習し、理解しておくこと。(180分)
評価方法
定期試験では臨床工学技士国家試験問題に準じた設問による試験により理解度を評価する(90%)。
出席状況、受講態度(私語、居眠り及び中抜けなど)により評価する(10%)。
小テストにて80%を超える場合は期末テスト評価に加える。
統合得点:60%以上を合格とする。
教科書
日本臨床工学技士教育施設協議会監修「臨床工学講座 生体機能代行装置学 呼吸療法療法装置」第2版 医歯薬出版株式会社 978-4-263-73420-9 3,800円+税
参考図書
・臨床工学技士 標準テキスト 第4版増補 978-4-307-77180-1  7,000円+税 金原出版
・ME機器保守管理マニュアル 改訂第5版」南江堂 ISBN978-4-524-24361-7 5,800円+税 南江堂
・適宜、関連資料を配布する。
・臨床工学技士国家試験問題集
備考
臨床工学技士国家試験受験希望者は必ず履修すること。自己学習を中心とした授業を行う。

①オフィスアワー:水曜日・16:30~18:00・林研究室
         不在時は、メールでの対応とする(khayashi@kgw.bunri-u.ac.jp)
②科目ナンバー:FBBE407S
③実務経験(林):平成 4年~平成22年 名古屋大学医学部附属病院 (臨床工学技士)
         平成22年~令和 3年 岡山済生会総合病院(臨床工学技士)