徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    創薬薬理学特論

科目番号00002担当教員名嶋本 典夫単位2単位
科目群専門必修・選択選択開講期前期 対象年次1年〜
授業概要
神経細胞(ニューロン)どうしが接合する場所“シナプス”は、様々な薬物が作用する部位でもある。本講義(前半)では、シナプスにおける薬物の作用機序を理解するために、シナプス伝達機構および薬物の作用部位について学ぶ。講義では、最新のシナプス研究の方法を紹介する。そこから得られたデータや研究の進め方について、小グループで討議し、研究者になるために必要な知識・技能の修得を目指す。また、生命活動時に副産物として発生する活性酸素は、各種疾患や生理現象における役割が注目されている。本講義(後半)では、心臓・循環器系および神経系疾患における活性酸素の役割、活性酸素の生理機能について、最新の知見を含めて概説する。
到達目標
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】化学シナプス: その略史  
【2】シナプス小胞の形態および小胞構成蛋白質  
【3】シナプス伝達の分子機構および、それに関わる分子  
【4】シナプス研究の方法および、それによって得られた知見(1)  
【5】シナプス研究の方法および、それによって得られた知見(2)  
【6】シナプス研究の方法および、それによって得られた知見(3)  
【7】シナプスにおける薬物・毒物の作用部位  
【8】活性酸素の基礎: 活性酸素とは  
【9】活性酸素生成系と測定法  
【10】活性酸素による生体障害と防御系  
【11】活性酸素と疾患(1) 心臓・循環器系疾患  
【12】活性酸素と疾患(2) 神経系疾患  
【13】活性酸素の生理的機能(1) 細胞機能調節(シグナル伝達)  
【14】活性酸素の生理的機能(2) アポトーシス  
【15】まとめ(活性酸素研究の将来)  
評価方法
講義終了後のレポート
教科書
なし
参考図書
酸化ストレスマーカー: 二木鋭雄 他編 学会出版センター 2005年 ISBN:4-7622-3041-3
Free Radicals in Biology and Medicine: B. Halliwell and J.M.C. Gutteridge, 4th Ed., Oxford Univ. Press, 2007
ISBN: 978-0-19-856868-1
備考
嶋本典夫、得丸博史が担当する