徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    社会薬学

科目番号00004担当教員名三尾 直樹単位1単位
科目群専門必修・選択必修開講期後期 対象年次4年
授業概要
【授業概要】今日の医療、特に医薬品を中心とする実態とその背景にある医療保険制度の現況を知り、その辿ってきた道のりを学び、明日の医療と薬剤師の姿に思いを馳せる。
【到達目標】多忙な薬剤師の日常業務をこなしつつ、よりよい未来に向かって医療を押し進める力を身につける。
到達目標
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】医療提供体制の歴史(開国から今日まで)講義(一部演習を含む) 
【2】医療提供体制の現状(種類別施設数、病床数)  
【3】産業としての医療(その際立った特徴)  
【4】医薬品産業(国内、海外の企業、商品、市場)  
【5】医薬分業の動向(過去、現状、将来)  
【6】ジェネリック医薬品の現状(国の使用促進策、メーカーの現状)  
【7】一般用医薬品(新販売制度、登録販売者)  
【8】血液製剤と献血を巡る諸問題(売血の弊害、自給への途、献血時検査、輸血関連病)  
【9】薬害事件(サリドマイド(その復権も)、スモン、薬害エイズ、ソリブジン,薬害肝炎)  
【10】製造物責任法(一般論と医薬品の特例)  
【11】国民医療費(範囲、推移、財源、収支内訳、国際比較、高騰要因と対策)  
【12】国民皆保険の仕組みと問題(市町村国保、協会けんぽ、後期高齢者医療制度)  
【13】薬価基準(薬価差益、既存薬と新薬の薬価算定法)と医薬品の流通(卸売業の業態)  
【14】医療者の現状(人数と内訳、養成法、職能団体)と、国の薬事行政組織  
【15】薬剤経済分析(定義、目的、手法、費用ー効果分析の概要と演習、費用ー効用分析の概要と演習)  
評価方法
試験(マークシート方式)
教科書
特に使いません。講義には自作のプリントを使用します。
参考図書
厚生労働白書(ぎょうせい)、薬事ハンドブック(じほう)、スタンダード薬学シリーズ9・薬学と社会(東京化学同人)、薬学生のための薬剤経済学(廣川書店)、
備考
 講義内容を理解するため、日常、新聞(一般の商業紙)の医療、医薬品に関する記事を読むようにするとよい。特別な事項に関しては、薬事日報などの業界紙に当たってみることも望まれる。