徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    塑性加工

科目番号00004担当教員名中条 義輝単位2単位
科目群専門必修・選択選択開講期前期 対象年次3年
授業概要
【授業概要】塑性加工は金属やプラスチックを塑性流動させ、切りくずを出さない成形法であり、我々の身の回り品のほとんどがこの加工法で作られている。講義では塑性加工法の分類と特徴を述べるとともに、その理論的背景を考えてみる。
【到達目標】5つの塑性加工分類を理解し、特に圧延加工における理論的解析が計算できるようにする。
到達目標
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】加工の概念と歴史的に見た道具・加工法の発展について講義と演習(関数電卓を常時持参) 
【2】加工法の分類と特徴、金属材料と熱処理、塑性加工の大分類  
【3】塑性加工の利点と欠点、特徴、塑性力学の基礎(塑性変形とは、応力と歪み曲線について)  
【4】弾性と塑性変形の演習、熱間・冷間加工について、塑性加工用材料と工具材料  
【5】圧延加工の分類と製造工程、圧延の挙動解析(かみ込み条件や中立点について)  
【6】圧延における挙動解析(圧延全応力や所要動力など)の計算演習  
【7】ビデオ鑑賞「塑性加工の計測自動制御技術」、引抜加工について  
【8】引抜き応力や断面減少率の計算、押出し加工の特徴と製造方法  
【9】せん断加工の種類とその機構、せん断抵抗の計算演習  
【10】曲げ加工と型曲げの種類、演習問題  
【11】深絞り加工、バルジ加工と限界絞り比について  
【12】深絞り加工の演習問題  
【13】その他の成形法、しごき、引張、フランジ加工、鍛造  
【14】すえ込み、カーリング、エンボス、コイニング加工  
【15】総合演習問題  
評価方法
平常点、レポート、小テストおよび試験を行い総合的に評価します。材料力学で学習した弾性力学の応力と歪み線図および計算演習で利用する三角関数の復習をもう一度しておく。
教科書
プリント配布
参考図書
備考