徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    物理化学1

科目番号00007担当教員名三尾 直樹単位1単位
科目群専門必修・選択必修開講期前期 対象年次1年
授業概要
【授業概要】薬学を学ぶ上で基礎となる物質世界の基本単位である分子を理解するために、化学結合及び分子間力に関する基本的知識を習得する。
【到達目標】化学結合や分子間力によって物性がどう変化するかを推察する力を身につけることを目標とする。
到達目標
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】酸化と還元の意味、酸化数の求め方を学んで実践する講義、演習 
【2】酸化剤と還元剤について理解し、そのイオン反応式の書き方を学んで実践する  
【3】イオン結合で出来た物質の共通の性質について理解する  
【4】イオン結合の成り立ちとその強さの見積もり、空気中と水中でのイオン結合の差異、水和と結晶水について学ぶ  
【5】共有結合で出来た物質の共通の性質について理解する  
【6】共有結合の理論の一つである原子価結合法を理解し、分子の形の予想に役立てる  
【7】共有結合の理論の一つである分子軌道法を理解し、それに基づき分子を組み立て、分子の電子状態の予測に役立てる  
【8】金属結合、配位結合について理解し、生成物の物性を予測する  
【9】水素結合の成り立ちについて理解し、その強弱の理由を知り、生体との関係の深さを実感する  
【10】分散力とそれを含むファンデルワールス力が生じる理由を知り、物性にどんな影響を与えているかを考える  
【11】電荷相互間、電荷ー双極子間、双極子相互間に働く静電的相互作用について、なぜ引力であるかを理解し、距離依存性の差異を明らかにする  
【12】疎水性相互作用の働く理由を理解し、どのような場合に働くかを考える  
【13】電荷移動相互作用の働く理由と外見的変化を知り、その実例を学ぶ  
【14】電磁波の波長、振動数、粒子としてのエネルギーの関係を理解し、計算できるようにする  
【15】レーザー光の特性、発生方法と原理、利用法を知る  
評価方法
定期試験、中間試験、課題提出物、出席率
教科書
小島一光「基礎固め化学」(化学同人)1890円、遠藤和豊・輿石一郎編「コンパス物理化学」(南江堂)4620円
参考図書
渡辺 啓・岩澤康裕「基礎物理化学」(裳華房)、一国雅巳「基礎無機化学」(裳華房)、
日本薬学会編「スタンダード薬学シリーズ2・物理系薬学・I物質の物理的性質」(東京化学同人)、日本薬学会編「スタンダード薬学シリーズ2・物理系薬学・IV演習編」(東京化学同人)
備考
 力学が必要なので、高等学校で物理を履修していない人は、特にこの講義に先立って行われる物理学Aを十分学んできてください。