徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    古文書研究演習

科目番号00008担当教員名青木 毅単位2単位
科目群専門必修・選択選択開講期通年 対象年次3年〜
授業概要
 現代人が古文献を読む場合、活字化されたテキストに依ることが多い。しかしそのテキストは、漢字を当てたり、句読点を打ったり、会話のかぎ括弧を付けたりと、さまざまな加工がほどこされていることから、校訂者の解釈というフィルターを通して本文を読むことになる。
 この演習では、古文献(写本)を影印本(写真版)によって読み、原資料の表記に基づいて内容を解釈していく。当時の文字(いわゆるくずし字)を読むという作業を通して、当時の人が本文を解釈したその過程を追体験してもらいたい。
 本年度は『方丈記』を取り上げるが、鎌倉時代の漢字交じりの片仮名文を、活字本なしでもある程度読めるようになることを目指す。
到達目標
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】ガイダンス  
【2】片仮名の字体について(1)  
【3】片仮名の字体について(2)  
【4】写本(影印本)の解読─「行く河の流れは絶えずして」(1)  
【5】写本(影印本)の解読─「行く河の流れは絶えずして」(2)  
【6】写本(影印本)の解読─「予ものの心を知れりしより」(1)  
【7】写本(影印本)の解読─「予ものの心を知れりしより」(2)  
【8】写本(影印本)の解読─「また治承四年卯月のころ」(1)  
【9】写本(影印本)の解読─「また治承四年卯月のころ」(2)  
【10】写本(影印本)の解読─「また治承四年水無月のころ」(1)  
【11】写本(影印本)の解読─「また治承四年水無月のころ」(2)  
【12】写本(影印本)の解読─「また養和のころとか」(1)  
【13】写本(影印本)の解読─「また養和のころとか」(2)  
【14】写本(影印本)の解読─「また同じころかとよ」(1)  
【15】写本(影印本)の解読─「また同じころかとよ」(2)  
【16】漢字の字体について(1)  
【17】漢字の字体について(2)  
【18】写本(影印本)の解読─「すべて世の中のありにくく」(1)  
【19】写本(影印本)の解読─「すべて世の中のありにくく」(2)  
【20】写本(影印本)の解読─「わが身父方の祖母の家を伝へて」(1)  
【21】写本(影印本)の解読─「わが身父方の祖母の家を伝へて」(2)  
【22】写本(影印本)の解読─「いま日野山の奥に跡を隠して後」(1)  
【23】写本(影印本)の解読─「いま日野山の奥に跡を隠して後」(2)  
【24】写本(影印本)の解読─「おほかたこの所に住み始めし時は」(1)  
【25】写本(影印本)の解読─「おほかたこの所に住み始めし時は」(2)  
【26】写本(影印本)の解読─「それ三界はただ心一つなり」(1)  
【27】写本(影印本)の解読─「それ三界はただ心一つなり」(2)  
【28】写本(影印本)の解読─「そもそも一期の月影傾きて」(1)  
【29】写本(影印本)の解読─「そもそも一期の月影傾きて」(2)  
【30】総括  
評価方法
出席状況、演習に取り組む姿勢、レポート
教科書
プリントを配布する。
参考図書
適宜授業時に指示する。
備考