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	徳島文理大学短期大学部

【科目名】自治体政策法務論

科目番号	00011	担当教員名	西川　政善	単位	2単位

科目群	専門	必修・選択	選択	開講期	前期	対象年次	1年

授業概要
地方分権化,自治体再編が進展する中で,各自治体は一層自らの創意工夫と責任で地域の公共的課題を解決していかなければならない。公共政策の展開には,行政執行の手続き,技術としての法務の適切な遂行が重要であり,また,個性化時代に適応した地域政策の立案には自治体の自主立法と法令解釈に必要な能力の充実を図る必要がある。この講義では自治体が直面する具体的な行政課題について,政策展開のプロセスに沿って行政法学と行政実務の視点からの分析を行い,政策と法務の牽連関係について理解を深める。
到達目標
政策官庁として自立していくために担当者の政策法務力を高める必要性、実践していく力を身に着ける必要性に気づいてもらう。

授業計画		授業形態	授業時間外学習
【1】	(序論)講義スタンス、地方が変わる、善政競争	講義、質疑
【2】	（授権官庁から政策官庁へ）地方分権推進の経緯と地方自治法改正新旧対照検討	同上
【3】	（政策法務概論）政策法務とは、分権改革前と後の政策法務	同上
【4】	（政策法務各論Ⅰ）政策実現手段としての条例機能、条例制定権の限界、条例立案	同上
【5】	（政策法務各論Ⅱ）自治体訟務、訴訟種類、手続き、具体的対応手法	同上
【6】	（都道府県条例と市町村条例）	同上
【7】	（自治体政策法務とまちづくり）理念条例と法的効果を持つ条例，ＮＰＯ新町川を守る会、阿波踊りごみゼロ運動	演習、質疑
【8】	（全国市長会のまち・人づくり実践例）	同上
【9】	（市町村合併）合併の歴史と今後の課題、篠山市の合併事例	講義、質疑
【10】	（行政改革と公務員制度改革）両改革の歩み、自治体における改革「成功の反対は失敗ではない、何もしないことである」	同上
【11】	（政策経営を支える政策法務）歴史・システム・ＰＤＣＡサイクル軸、今後の分権改革、国と地方の協議の場	同上
【12】	（富山市のコンパクトシティ）	質疑、演習
【13】	（徳島県内の実践例）	同上
【14】	（近代日本の３つの改革）近代化路線・経済成長路線・成熟社会路線	演習、質疑
【15】	（まとめ）全体的に	質疑応答

評価方法
出席度及び課題レポート提出
教科書
必要資料を配布。
参考図書
適宜資料配布

備考
外部講師による講義もできれば検討